ワクチンについて
〜基礎知識・ワクチンの種類・受け方の順番など〜
● 定期接種と任意接種とは
定期予防接種には、BCG、ポリオ、三種混合、麻疹風しん、日本脳炎が
あり、これらは国が受けることを積極的にすすめている予防接種です。これらは、
定められた接種期間であれば、すべて無料で受けられます。
任意予防接種は、上記以外のワクチン(水ぼうそう、おたふくかぜなど)で、病気の
流行状況などにより「受けた方がよい」というものです。有料となります。
● 接種出来る年齢(月齢)になったらできるだけ早く受けましょう
ワクチンは、それぞれに接種できる月齢や年齢が決まっています。この
接種年齢は、病気にかかりやすい時期とワクチンを安全に接種でき、
高い効果が得られる年齢を考慮して決められています。
ワクチンは「受けられる時期が来たら、すぐ受ける」ことが基本です。
● 同時接種をうまく利用しましょう
0歳代で接種するワクチンは種類も多く接種回数は10回以上になります。
または生ワクチン接種後(BCGやロタウイルスワクチン)は4週間あけなければ
なりません。そのため、これらを単独で接種すると、約5か月間にわたって
ほぼ毎週接種することになり、時間的、体調管理などの負担が大きいと言えます。
そこで、できるだけ早く体調の良いときに早く免疫を獲得するために、世界中で
行われているのが同時接種です。これにより必要な免疫をより早くつけることができます。
● ワクチンはかかりつけ医で接種しましょう
以前より、かかりつけのあいさか小児科で予防接種を受けたいという
お声を頂いていましたが、一昨年より、あらかじめお住まいの地区の
保健センターに申し出ていただければ、日野町外にお住まいの方でも、
本院でワクチンの接種を受けることができるようになっています。
● ワクチンの種類によって、次に受けるワクチンまでの接種間隔が異なります
いちど予防接種を受けると、次の接種を受けるまで一定の期間をあける
ことになっています。ロタウイルスやBCGワクチンなど生ワクチンのあとに
別のワクチンを接種する場合は4週間(中27日)後の同じ曜日から、
ヒブや小児用肺炎球菌、四種混合(DPT-IPV)ワクチンなど不活化ワクチン
(トキソイドを含む)の場合は1週間(中6日)後の同じ曜日からです。
同じワクチン同士の場合は、それぞれ決められた接種間隔が必要です
● 一般的なワクチンの種類、接種スケジュールなどは、
* 電話でのお問い合わせは診療の妨げになるのでご遠慮下さい。
● 本院で接種可能なワクチン、予約方法など
● けいれん、アレルギーのある方へ
熱性けいれんの場合、基本的にはすべて接種可能です。ただし、
ワクチンの副反応で発熱した場合のけいれん予防など、具体的
に対策を相談しておくことが必要です。
アレルギー体質というだけで、接種不適当とはなりません。卵アレ
ルギーの患者さんに対する、麻疹風疹ワクチン(MR)、インフルエン
ザワクチンが問題になりやすいのですが、本院では十分な問診や、
予備テストなどを実施して積極的に接種を行っています。
● ワクチン接種当日(持ち物、注意点)
診察券(お持ちの方のみ)
母子手帳……予防接種の記入と接種歴確認に必要です。
保険証・乳幼児福祉医療券……お薬を処方された場合に必要となります。
予防接種予診票、予防接種接種券(定期予防接種の場合)
接種を受ける前日は入浴をし、身体を清潔にしましょう。
接種当日はお子さまの健康状態をよく観察し、予診票に記入しましょう
予防接種を受けた後、30分程度はお子さんの状態を観察しましょう。
接種後しばらくは医院に連絡がとれるようにしておきましょう。
入浴は差し支えありません。
その他、何か心配なことがありましたら、ご相談ください。
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