「ラブミーテンダー〜今宵、Barアルバで〜」ゲーム感想
今回の購入の動機はズバリ、声目当てです！
いや〜、往年(？)のネオロマファン的には、見(聴き)逃せない御三方が出演されていたので。
体験版プレイした時点でこれは買わなきゃ！と思いましたです。
橘幸彦(38)は、同棲中の恋人・近江浩一郎(47)がマスターのBarアルバでピアノ弾きをしている。
優しい恋人との、穏やかな日々がこれからも続いていくのだと思っていた。
そんなある日、Barに幸彦の昔の恋人、伊藤亮介(44)が現れる。
亮介との事は終わったはずなのに、かつてと変わらない情熱を向けられ、幸彦は戸惑う。
二人の間で揺れる幸彦の恋の行方は………。
低価格(税込み定価3150円)で発売されたゲームなだけあって、全体的なボリュームはコンパクトです。
１周にかかる時間はボイスを飛ばさず、テキストノーウェイトで読んで、１時間半ほどでした。
すんなり攻略したとして、フルコンプまでにかかる時間も３時間ちょっとくらいです。
が、フラグ管理が厳しめなので、自力で攻略すると結構時間がかかるかも。
私はありがたく攻略サイト様に頼ってプレイしたので、さくさくプレイできました〜。
システムは基本的なもの(メッセージ履歴、既読スキップ、クイックセーブ)などがそろっており、快適にプレイできました。
ディスクレスプレイも可です。
スチルは差分抜きで２４枚、エンド数はバッドエンド(？)やサブエンドも含めて全部で６つです。
Ｈシーンは１ルートにつき、２回。
前半もしくは中盤に１回、ラストに１回の割合ですね。
ボイスはフルボイス。
３人の男たちのラブロマンスなのですが、本当に３人しか登場しません。
なので、出演声優さんもネオロマ(笑)声優さん３人だけで、あますところなくたっぷり聴けました〜！
基本は、今カレ×主人公、元カレ×主人公です。
派生で主人公×今カレ(リバ)、元カレ×今カレ(脇カプ)、仲良し３Ｐエンド、ノーマル(バッド？)エンドがありました。
個人的な印象では、バッドエンドに思えるものはなかったので、読後感はよかったです。
中編が２本(今カレの話と元カレの話)入って、かつおまけの小冊子が付いてるＢＬノベルスを１冊読んだような感覚でした。
声は、もう、それ目当てで買ったので、大変満足でした！
ちなみに白虎カプに炎の守護聖様が絡みます(ネオロマ者にしかわからない例えでスミマセン……)
年齢設定が高めなので、落ち着いた演技で、耳にも優しかったです。
主人公の受け時のボイス(いわゆる喘ぎってヤツですね)は、ちょっと好みがわかれるかもしれないなあと思いましたが……。
むしろマスター(今カレ)の受けがよかったです。
ゴチ！！
お話は、大人のしっとりラブロマンス……と言えなくもないのですが、どっちかというと、ダメな大人の恋模様って感じかなあ。
でも、三角関係の割にはドロドロしてないので、さらりと読めます。
逆にその辺が物足りないと感じる方もいらっしゃると思いますが、私はこれはこれでよかったと思います〜。
アラフォーの割には、皆さん若い印象で(見た目ではなく、中身が)、年齢設定は３０前後くらいの方がむしろしっくりしたかもしれません。
主人公、美中年っていうよりも、美青年がやや崩れた印象(ヒドイ)でした。
四十路近い割には、流されやす過ぎやしないか、幸彦……。
と、思ったのですが、三つ子の魂百までって言うしネ！
彼はきっと、５０を過ぎても、６０を過ぎてもこんな感じなのかもしれないなあ、とも思いました。
そういえば、私も子どもの頃は２０歳とかすごく大人に思えたものですが、実際自分がその年齢になってみると、全然そんなことはなかった(少なくとも自分は)ので、そんなものなのかもしれません。
ただ年を取れば自動的に大人になるんじゃない。
意識的に大人になっていかなくてはいけないんだなあ……。
そんなことをしみじみと思う、アラフォー三人メンズラブゲームでした。
絵は塗りも綺麗で、ゲームの雰囲気にも合った絵柄でしたが、Ｈシーンのスチルで、裸が妙にしわしわ(？)なのが気になりました。
ちょっとやせすぎてもいたような。
いやいや、アラフォーはまだまだ体の線は崩れませんよ！
むしろだんだんメタボに……おおっと、これは女性向けゲームですよ(笑)
ＢＧＭは少なめでしたが、いかにもBarって感じのピアノ曲がよかったです〜。
お酒は飲めないのですが、紫華薫ボイスのマスターがいるBarになら行ってみたいです。
飲めないお酒も美味しく頂けそうですｖ
2008/11/17
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