「僕の独裁者」ゲーム感想
今度のマリン新作は、なんとリーマンものです!
BL小説ではメジャーでも、意外にボブゲでは少ないジャンル。
ちなみに私は、特にリーマン系が好きだというわけでもありませんが、いいのです。
メーカー買いなのですから…!!
中小企業の、社長の一人息子として父親の会社に勤め始めた遥の身辺は、両親の飛行機事故死により一変する。
両親の葬儀場に、大学中退後、消息を絶っていたかつての親友・昌紀が現れる。
しかも、IT関連企業の社長となっていた昌紀は、遥の父親の会社を乗っ取り、
「お前を飼ってやるよ」
と言い出して…?
大変BL小説ちっくに始まる、リーマンもの。
かつての親友が様変わりして登場!、
という出だしからして、個人的に美味しい…(笑)
システムは変化無し。
使いづらくは無いと思います。
スキップが若干早く見えたのは、その前やってたのが、Yo-Jin-Boだからかもしれない。
誤字はまあ、すこーしあったけど、気になるほどでもなかったです。
今回もシナリオライターさんと原画家さんが公表されていました〜!
ライターさんは、星咲史さん。
原画は、妖恋愛奇譚と同じ、風太ゆきさんでした。
絵…結構頑張ってると思うのですが、やっぱりスチルによってばらつきが。
なんか妙に線画が太いのと、塗りがあわーい紫っぽいというか、ちょっとぼやけた感じなものが。
でも、綺麗なものは結構綺麗です。
枚数的には、前作より少し減っているんですが、エッチシーンには枚数を割いてあるので、少ないという印象はありません。
背景と立ち絵は今回も綺麗だったと思います〜。
シナリオは、結構…、中々よかったです!
キャラ設定なんかは、今までのマリンゲーの中では、一番私好みでしたv
会社合併や、株取引のことなど、会社関連の話が、うるさくならない程度にシナリオの中にきちんと書かれてあったのが、ちゃんと調べて書いてあるんだな、という感じで、好印象でした。
ルートによっては、遥もちゃんと仕事してますし。
リーマンものとしての、基本は抑えてあったと思います。
少なくとも、お前ら仕事は…!?
ってことはありませんでしたので(笑)
キャラ的には、やっぱり昌紀がよかったです!
遥的にはすっかり変わり果てた親友だけど、実は…、って部分が。
遥の鈍さと共に、後半で見られる、昌紀の
ヘタレ
っぷりは必見でした。
最初に昌紀落したので、他のルートで出てくる昌紀が、可愛く見えてしょうがなかったです(笑)
他キャラも、幼稚園から大学まで一緒の幼馴染とか、兄のような存在の父親の秘書とか、年下の軟派系イトコとか、昌紀のメガネ青年秘書とか。
どれも、次に落すのが楽しみ〜!
って感じで、楽しくプレイできました。
どのルートもよかったのですが、強いて言えば、メガネ青年秘書の過去というか、双子の兄の話は、もう少し詳しく出してもらいたかったかな、と思いました。
どうして兄がその結論を出したのかがわからなかったので。
…出てました!
昌紀がちゃんとしゃべってました〜!
あー、なるほど電車でのことはこの辺に繋がって…とか思ったのに、すっかり記憶からデリートされていました。
ス、スミマセン…。
ところで、今回の女装情報(笑)ですが。
鷹継にーちゃん(父親の秘書)で、バニーでした。
バニーって言っても、全身じゃなくて、
耳としっぽのみ
の、バニーです。
グッジョブ……!!
…と、まあ、それはさておき。
リーマンもの好きなら、楽しめるのではないかと思います。
そうじゃなくても、ヘタレ攻めすきとか、頑張る健気な年下イトコキャラが好きとか、意外にヘンタイな年上が好きとか(笑)
…結構イロイロ、楽しめますので。
話の展開的にも、BL小説っぽい雰囲気なので、人を選ばない作品だと思います。
メッセの特典は、プロローグが遥の飼い犬で、
鷹継とのその後、昌紀とのその後、弘司との大学時代の話、
となっております。
いつも思うんですけど、全キャラやって欲しいよー。
本編よりもむしろ女装率が高かったです。
本編中に出てきた、大学の学祭のエピソードが弘司の話で垣間見れます〜。(女装付き)
昌紀はなんというか、本当に可愛らしい…。
遥にゲームで負けて、コッソリ特訓して負かしちゃうあたり。
えっちな罰ゲーム付きでやってるのも、いかにもお約束ゥ
鷹継は、本編のバニーに続いて(?)、裸エプロンが…。
や、スチルはそこまでエッチくないんですけどね(笑)
2005/8/15
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