「刃鳴散らす」ゲーム感想



刃鳴散らす刃鳴散らす

ニトロプラス 2005-09-30
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むか〜し、某剣客少年漫画が好きだったので、懐かしくなって予約開始と共にオフィシャルで頼んでみました。
BLではなく、男性向け18禁作品です。
お値段も手ごろだったし(笑)
ニトロ作品、初体験です〜!


第二次世界大戦の終焉を別の形で迎えた、日本、21世紀。
そこでは銃よりも剣が隆盛を誇り、南北を他国に占領され、東京はすでに首都としての役割を他市に譲り、無法地帯と化していた。
そんな”もうひとつの日本・東京”で、狂剣士・武田赤音と、彼に許婚を切り殺された伊烏義阿は再会を果たす……。



システムは快適!でした。
ロードしても、その前の文章が履歴で読めるのが嬉しかったです。
シーン回想はありませんでしたが、セーブ数が60もあり、コメントもつけられるようになっているので、問題はないかと。


お話の方はというと、ひたすら剣劇につぐ剣劇です。
その隙間にいくらかエロが入り込んでいる…という感じ。
赤音×女の子、で4回はありましたが、いたしている最中でも、会話をしていたりするので、あまりエロくはないです。
ただ、ひとつ陵辱が入っている(絵はおとないしけど)ので、そういうの苦手な方は要注意。
主人公の赤音、女好みたいな顔でボイスも女性だったので、
実は女の子だったりしないかしら?
と期待していた(笑)のですが、ばっちり男でした…(残念!)
男性に女性ボイスというのは、苦手な方もいると思いますが、プレイしていく内に慣れるレベルではないかと思われます。
しゃべり方は、『ら○ま1/2』の女版ら○まって感じ…といえば、わかりやすい(?)のではないかと。


絵は、やはり見所はエロよりも剣劇シーンですね〜。
スピード感があってかっこよかったです。
背景は、写真っぽいのではなく、イラストっぽい感じ?


攻略対象では、一人称が『僕』で男装の社長の令と、鍛治師の一輪さんが好きです〜。
でも 真 の 攻 略 対 象 は 伊烏 で す。


ルート制限がかかっていて、最初に見られるエンドは4つ…だと思います。
そのあとやり直すと、選択肢が増えます〜。
最終的なエンド数は7つだったと思います。
(シーン回想ないので確認できないですが…)
スタッフロール(エンディング曲)が流れるエンドは2つ。
2つ目は、最初のプレイでは開きません。
最初に見られるエンドの方が、赤音が真実を胸に秘めたまま、自分に決着をつける、という感じで切なくてよかったです〜。
選択肢が増えて見られるもうひとつの(たぶんこれがトルゥーエンド?)は、途中まではしんみりきて、ここのサイト的にもお薦めしやすい…、


JUNE展開


…だったのですが、そこから一転して、

ジャ○プ漫画展開

になって終わってしまいました。
やっぱり、最後の最後が、ホモオチのまま終わってはまずいからでしょうか。
お兄さん方たち的に(笑)
まあそれはそれで(ジャ○プちっく展開でも)意外性があってよかったんですけれども、あのまましっとり終わって欲しかったかな〜。
いやでも、赤音は最後の最後まで戦っている方が、やっぱりいいかな?
「俺のものだ!」って言いながら立ち向かっていくとこは結構萌えたし!
スタッフロールで出てきたタイトル見た時は、何か違う番組が始まるのだろうかと思ってしまいましたが(笑)


一定条件(私はコンプ後に開きましたが、もしかしたらコンプしなくても開くかもしれない)で見られる、隠し部屋は、ミニゲームです。
国取りシュミレーションゲームです。
簡単らしいのですが、あっさり負けた…。
ランダム条件で、赤音や伊烏を仲間に出来るそうです。
エンドはバットを除いて4つらしいです。
1回くらいは勝ちたい…。


ゲーム自体は短いですが、価格もお手ごろでよかったんじゃないでしょうか?
剣劇につぐ剣劇で、剣劇の描写だけじゃなく、講釈さえもでてきますが(しかもかなり長い)、その辺が大丈夫なら、女性でも楽しめるのではないかと思います。


2005/9/30