「犯犯衝動」ゲーム感想
阿津田 信（あつた しん）は特許を取得したカメラシステムが成功し、大手商社から取引が持ちかけられた。
人づきあいが苦手な彼は商談を断るつもりだったが、書類に載っていた名前を見て気を変える。
その名前は高校時代の同級生で、自分をいじめていた男、戸井坂 充（といさか みつる）。
戸井坂を担当にする条件で、阿津田は取引を承諾する。
これは、正当な復讐だ――。
復讐凌辱な同人18禁BLゲームです。
ほぼ、というかすべてムリヤリでことに及びますが、ユーザーが心を痛めないように（？）、戸井坂が高校のころに主人公をいじめていた回想シーンもスチル付きで登場し、因果応報、自業自得なんだな……と納得してプレイできる、安心設定です。
１プレイは３０〜４０分程度で、エンド数は４つ、スチル枚数は差分抜きで１７枚、フルコンプまでにかかる時間は２時間２０分程でした。
コンパクトなゲームですが、テーマも目的もわかりやすく、一気にプレイ出来て、面白かったです！
攻略キャラ、というより復讐相手は、主人公を直接いじめた戸井坂 充と、それを知りつつ見逃した同級生（戸井坂の友人でもあります）久木 恭一（ひさぎ きょういち）の二人です。
クリアすると、アナザーストーリーでちょっとした補足シナリオが見られるようになります。
メイン攻略キャラはもちろん戸井坂ですが、18禁的な意味で言えば、久木の方が酷い目にあっていた気がしました。
完全なるとばっちりですが、いじめを目撃したのに見捨てたというのは、直接いじめられるよりも、ショックが大きかったのかもなあと思いました。
戸井坂に対する復讐は戸井坂にとっては屈辱だとは思うんですが、フルコンプして振り返ってみると、結局は気持ちいことしかされていないよなあって印象が強いんですよね。（あれ？ 私何かすでに麻痺してる……！？）
久木も言ってたんですが、戸井坂は要領がいいと言うか調子がいいところがあって、それなのになんだか憎めないヤツ、というキャラクターで、それはいじめられていた阿津田にとってもあてはまるんじゃないかなあ。
戸井坂のことを憎んでるけど、それだけじゃなくて、戸井坂にこっちを見て欲しいというか、愛のような愛じゃないような、何か強い執着を感じました。
今の阿津田は仕事で特許取って成功を収めてるんだから、高校の時のことは、黒歴史として葬り去って、サラリーもらって働いてる立場の戸井坂を上から見下ろして鼻で笑っておしまい、でもいい気がするんですよね。あえて気にかける必要もないって言うか。
高校のときのいじめが原因で、ずっと心療内科に通ってる風だったので、そんなスパっと割り切れるものではないのかもしれませんが、いざ復讐しようって思ったら、結構なエネルギーがいると思うんです。
戸井坂の名前を見ただけで、ためらいなくすぐさま復讐に乗り出したのは、やっぱりそれだけ戸井坂に拘ってたんだろうなと思います。
本人もちょっと自覚してたっぽいですけど、憎しみと愛は紙一重な感じ……？
そして、肝心なエロですが、差分抜き総数１７枚のスチルのうち、差分抜き１２枚がエロなだけあって、イベントはほぼエロです。
テーマがテーマなだけに、ラブラブなエロは１つもありませんが、割と戸井坂はどのイベントでも気持ちよさそうだったので、そんなひどいことをされているようには見えないと言う……。
つうか、戸井坂はもともと優等生ゆえの傲慢なのか、チョロくあっさり引っかかりすぎて、これじゃ復讐簡単すぎて阿津田物足りないんじゃなかろうかと余計な心配をしてしまいました。
そして18禁ゲームの攻略キャラの定めなのかもしれませんが、快楽に流されすぎな戸井坂でした。
一服盛られたルートはしょうがないとして、酒飲んだルートの方は、酒の勢いとは言え、そんなんで営業で接待とか大丈夫なんか戸井坂！って思いました。
いやもうこの感じなら、大学時代に何かあってもおかしくないんちゃう戸井坂……！？
エロのバリエーションは場所やシチュエーションを変えて複数あって飽きず楽しめました！
ボイスはありませんが、水音効果音つきなので、なかなか臨場感あふれるエロでした。
女性向けではちょっとめずらしい、内部（内臓が見える）のカットインスチルがあったのも新鮮でした。
スチルを改めて見かえしてみても、やっぱり阿津田は戸井坂になにがしかの愛があるよなあと思いました。
凌辱系がOKなら短時間で思ったよりガッツリ楽しめる、値段以上にお得なBLゲームです。
このゲームをプレイする前に、BLゲーム情報雑誌Cool-bの付録に収録されたスピンオフゲームも プレイしたのですが、そちらも本編とはまた違うシチュエーションが楽しめてお薦めです。あわせてどうぞ！
![[a.m.] の【犯犯衝動】](http://img.digiket.net/cg/94/ITM0094345_1.jpg)
※画像サンプルはデジケットコムのアフィリエイトを利用しています。
阿津田 信（あつた しん）は特許を取得したカメラシステムが成功し、大手商社から取引が持ちかけられた。
人づきあいが苦手な彼は商談を断るつもりだったが、書類に載っていた名前を見て気を変える。
その名前は高校時代の同級生で、自分をいじめていた男、戸井坂 充（といさか みつる）。
戸井坂を担当にする条件で、阿津田は取引を承諾する。
これは、正当な復讐だ――。
復讐凌辱な同人18禁BLゲームです。
ほぼ、というかすべてムリヤリでことに及びますが、ユーザーが心を痛めないように（？）、戸井坂が高校のころに主人公をいじめていた回想シーンもスチル付きで登場し、因果応報、自業自得なんだな……と納得してプレイできる、安心設定です。
１プレイは３０〜４０分程度で、エンド数は４つ、スチル枚数は差分抜きで１７枚、フルコンプまでにかかる時間は２時間２０分程でした。
コンパクトなゲームですが、テーマも目的もわかりやすく、一気にプレイ出来て、面白かったです！
攻略キャラ、というより復讐相手は、主人公を直接いじめた戸井坂 充と、それを知りつつ見逃した同級生（戸井坂の友人でもあります）久木 恭一（ひさぎ きょういち）の二人です。
クリアすると、アナザーストーリーでちょっとした補足シナリオが見られるようになります。
メイン攻略キャラはもちろん戸井坂ですが、18禁的な意味で言えば、久木の方が酷い目にあっていた気がしました。
完全なるとばっちりですが、いじめを目撃したのに見捨てたというのは、直接いじめられるよりも、ショックが大きかったのかもなあと思いました。
戸井坂に対する復讐は戸井坂にとっては屈辱だとは思うんですが、フルコンプして振り返ってみると、結局は気持ちいことしかされていないよなあって印象が強いんですよね。（あれ？ 私何かすでに麻痺してる……！？）
久木も言ってたんですが、戸井坂は要領がいいと言うか調子がいいところがあって、それなのになんだか憎めないヤツ、というキャラクターで、それはいじめられていた阿津田にとってもあてはまるんじゃないかなあ。
戸井坂のことを憎んでるけど、それだけじゃなくて、戸井坂にこっちを見て欲しいというか、愛のような愛じゃないような、何か強い執着を感じました。
今の阿津田は仕事で特許取って成功を収めてるんだから、高校の時のことは、黒歴史として葬り去って、サラリーもらって働いてる立場の戸井坂を上から見下ろして鼻で笑っておしまい、でもいい気がするんですよね。あえて気にかける必要もないって言うか。
高校のときのいじめが原因で、ずっと心療内科に通ってる風だったので、そんなスパっと割り切れるものではないのかもしれませんが、いざ復讐しようって思ったら、結構なエネルギーがいると思うんです。
戸井坂の名前を見ただけで、ためらいなくすぐさま復讐に乗り出したのは、やっぱりそれだけ戸井坂に拘ってたんだろうなと思います。
本人もちょっと自覚してたっぽいですけど、憎しみと愛は紙一重な感じ……？
そして、肝心なエロですが、差分抜き総数１７枚のスチルのうち、差分抜き１２枚がエロなだけあって、イベントはほぼエロです。
テーマがテーマなだけに、ラブラブなエロは１つもありませんが、割と戸井坂はどのイベントでも気持ちよさそうだったので、そんなひどいことをされているようには見えないと言う……。
つうか、戸井坂はもともと優等生ゆえの傲慢なのか、チョロくあっさり引っかかりすぎて、これじゃ復讐簡単すぎて阿津田物足りないんじゃなかろうかと余計な心配をしてしまいました。
そして18禁ゲームの攻略キャラの定めなのかもしれませんが、快楽に流されすぎな戸井坂でした。
一服盛られたルートはしょうがないとして、酒飲んだルートの方は、酒の勢いとは言え、そんなんで営業で接待とか大丈夫なんか戸井坂！って思いました。
いやもうこの感じなら、大学時代に何かあってもおかしくないんちゃう戸井坂……！？
エロのバリエーションは場所やシチュエーションを変えて複数あって飽きず楽しめました！
ボイスはありませんが、水音効果音つきなので、なかなか臨場感あふれるエロでした。
女性向けではちょっとめずらしい、内部（内臓が見える）のカットインスチルがあったのも新鮮でした。
スチルを改めて見かえしてみても、やっぱり阿津田は戸井坂になにがしかの愛があるよなあと思いました。
凌辱系がOKなら短時間で思ったよりガッツリ楽しめる、値段以上にお得なBLゲームです。
このゲームをプレイする前に、BLゲーム情報雑誌Cool-bの付録に収録されたスピンオフゲームも プレイしたのですが、そちらも本編とはまた違うシチュエーションが楽しめてお薦めです。あわせてどうぞ！
 | Cool-B (クールビー) 2014年 05月号 [雑誌] 宙出版 2014-04-04 by G-Tools |
※画像サンプルはデジケットコムのアフィリエイトを利用しています。
2015/12/2
