「裸執事〜やらしつじ&やさしつじ〜」ゲーム感想
執事が裸でご奉仕してくれる「裸執事」が、FDになってパワーアップして帰ってきました!
ふつうの大学生だったトモちゃんが、次第に覚醒してご主人様としての才覚(攻)を発揮させていくはじけっぷりとは裏腹に、キャラ別の愛情エンドでは意外なくらいにハートフルで、その後の相思相愛エロも見てみたいと思っていたので、念願かなって嬉しいですv
本編と同じようにマップ移動で進む、ご主人様エンドの後日談ルート「やらしつじ」
各キャラ別に分かれた愛情エンド後日談の「やさしつじ」
この2つが収録されています。
DVDディスク1枚で、ディスクレスプレイ可です。
(※背景やBGM、誤字脱字を修正するパッチが配布されてます。2013年11月15日時点)
「やらしつじ」の内容は大体こんな感じです。
バイトのつもりが本物のご主人様になって、学業に執務にと忙しい日々を送ることになった前田智明。
そんな中で訪れた、貴重な一週間の休みを、智明は執事たちと楽しく過ごすことになって……。
本編のご主人様エンドのその後のお話で、マップ移動をしてイベントを起こしていき、各執事とのエンドを目指します。
ご主人様の朝のお目覚めシーンからスタートし、そこでどの執事に起こしてもらうか選択できるのですが……。
選んだ執事によっては、開始早々エロが始まって驚きました。
ソ、ソウダヨネ、トモちゃんもうこの屋敷のご主人様だもんね……!
でもまさかこんなに迅速にエロが見られるとは思わず、まだ心の準備が出来ていなかったので、思わず動揺してしまいました〜。
しかしそんな動揺もすぐに遠くに行ってしまうくらい、「やらしつじ」のご主人様の執事への要求は、はじけてました。
ほのぼのまったりシーンから、スイッチが切り替わるようにエロくて斬新な指示を出すご主人様にびっくりです。
最終的には、ご主人様が凡人にはついていけないくらいの(エロの)高みに登ってしまわれるので、やってることは過激なのに、1周まわって案外冷静に見ている己がいると言う……。
慣れって怖い!
そんな「やらしつじ」の見所は何と言っても、
執事複数人による、組み体操エロ
……だと思います!!
ちなみにご主人様は指令を出すだけで、見ているだけです。(ちょっとだけ加わった時もありましたが、ほぼ見てるだけ)
5人を複雑に上手い具合に絡ませあう、ご主人様の手腕……。
凄腕調教師のようでした。必見です。
なんかもう、エロと言うより、新しいスポーツを見ているよな気持ちになりました。
とはいえ、もちろんご主人様と執事の2人だけのエロもちゃんとありますのでご安心を(笑)
執事たちとのエロくない優雅でほのぼのした休日イベントもあり、ギャップ凄い……もとい、メリハリがあってよかったです。
楽しい休暇の最後には、ご主人様とご主人様が選んだ執事との、今後の明るい展望が見えてくるベストエンドがちゃんと待っていて、ほっとしました……!
各執事エンドの他にもサブキャラとのエロや、お屋敷探索エンド、ほのぼの日常エンドなど、マップ移動をいかしたエンドが複数あり、思ってた以上にやりがいがありました〜!
「やさしつじ」は本編の各キャラ愛情エンド後の後日談で、それぞれ攻略キャラの一人称で進みます。
私の・俺の・僕のご元・主人様が、いかに素敵に格好良くて可愛いのか。
それが受け視点で語られると言う、ご主人様攻略ゲームになっていて、大変美味しかったです。
しかもどれもこれも、甘いです……!
砂吐きそうなくらい、トモちゃん自慢やトモちゃんノロケを繰り出してきて、君たち本当にトモちゃんが大好きなんだね……!
と、そりゃもう背中がかゆくなってきそうなくらいに伝わってきましたw
選択肢によって、エロなしエンドと、エロありエンドに分岐します。
エロの時は必ず執事服で執事風味なシチュエーションになるところに、制作者のこだわりを感じました。
とはいえ、どちらのエンドになってもちゃんとハッピーエンドでラブラブです。
小さなすれ違いや行き違いを乗り越えて、恋人同士になって行く過程をプレイ時間以上にたっぷり満喫でしました。
やらしつじ、やさしつじのエンド到達度によって、エンドリストから、おまけシナリオ(サブキャラの話)が2本見られます。
トモちゃんの全くぶれないご主人様(攻)オーラは、おまけシナリオでも如何なく発揮されていましたw
プレイ時間は、ボイスをほぼ飛ばさず聞いてノーウェイトで、「やらしつじ」が各攻略キャラ1人につき大体1時間〜1時間半ほど。
「やさしつじ」が各攻略キャラ1人(エンド2つずつ)に付き約1時間20分くらい。
その他、ノーマルエンドやおまけシナリオなどを合わせて、フルコンプまでにかかった時間は約19時間くらいでした。
スチルは差分抜きで54枚、エンド数はおまけシナリオの2本いれて、25個。
プレイ前に予想していたより、エンド数も多く、FDとしてはボリュームがありました。
ギャラリーには、スチル鑑賞、シーン鑑賞、エンドリストがあります。
音楽鑑賞はありませんでしたが(今回も予約特典にサントラがついてました)、前回なかったシーン鑑賞(エロのみですがw)がついていたのが嬉しかったですv
「やらしつじ」、「やさしつじ」と一通りプレイした後、もう一度「やらしつじ」キャラ攻略をすると、別パターンのエンド(スチル付き)に行けるのもすごく良かったです。
目に見える証を、自らの手で、ただひとり選んだ執事に与えるご主人様。(エロじゃないですよw)
主従の行方を最後まで見届けた……! という満足感がありました。
有能な執事とは、未来ある素敵なご主人様に必要とされてこそ輝く存在である……
そんなメッセージが伝わってくる、ご主人様の執事への愛と信頼、執事のご主人様への愛と献身があふれるFDでした。
たとえご主人様と執事じゃなくなっても、トモちゃんには隠しきれないご主人様(攻)オーラが漂っていたのもすごかったです。
さすがだ、トモちゃん……!!
過激なエロに目を奪われがちですが、その根底にはちゃんと愛がある、主従BLゲームでした。
2013/12/22
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