「Live X Evil 熱砂のプロメテウス」ゲーム感想



Live×Evil(ライブ バイ エビル) 熱砂のプロメテウスLive×Evil(ライブ バイ エビル) 熱砂のプロメテウス

イマ・エンターテインメント 2007-02-09
売り上げランキング : 557

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



「Live X Evil 灼熱のエデマ」の発売から、一年三ヶ月……。
ようやく続編が発売されました〜!
思ったより待たされましたが、待っただけの事はありましたよv


死に至る病『AMATDS』の特効薬・カルナの認可を求め、カイエンを根城に活動する反政府組織『プロメテウス』。
プロメテウスの首領である元正規軍中尉、ケンショウ・ウライには、組織が掲げる表向きの理由とは異なる、真の目的があった。
それは、ワダツ国大統領ライテイ・ムナカタへの復讐。
家族を奪ったムナカタとその共謀者であるリュウ・サキムラへの復讐を果たすことが、彼の生きる意味だった。
そんな中、かつて軍時代に友人だった男が、大統領直属の対テロリスト特殊部隊『エデマ』として派遣されてくる。
それぞれの思惑が複雑に交差する果てに、たどり着く真実の行方は……。



システム周り等は前作と同じですが、今回は、セーブ数が増えました!!
2倍増えて、80個になりました。
キャラごとに選択肢使ったので、全部使い切りました。
これが一番有難い変化でしたv


同じ時間軸で起こる事件を、政府側の潜入捜査員『エデマ』のユウシの視点から追ったのが前作で、テロリスト集団『プロメテウス』のリーダー、ケンショウの視点から追ったのが今作になります。
話としてはそれぞれで完結しているので、前作をプレイしていなくても問題なく楽しめると思います。
(でも、前作をプレイするとより楽しめると思いますよ〜)
事件の真相、真相に至るまでに起こる避けられない事象はエデマでもプロメテウスでも同じなのですが、主人公の立ち位置が違うのでずいぶん異なった印象を受けました。
というか、一年三ヶ月前に確かにエデマをコンプしたはずなのに、

自分でも驚くくらい詳細を忘れていた

ので、あたかも初めてプレイしたかのように楽しめました。
忘れすぎだ自分……!


前回、トウゴバッドエンドでしばらくぐるぐるしていたのですが、今回も監獄バッドエンドでしばらくぐるぐるしていました。
ストーリー展開上の必須選択肢がいくつかあるのですが、それを外すとバッドエンドになるようです。

攻略ポイントは、

・アキに実験農場のハーブの様子を尋ねられたときは見に行き、その後、街にも行っておく。
・副大統領への状況報告で農耕プラントの様子も報告する。
・古本屋にも訪れた後、石仏のことも聞いておく。
・さっさと寝ないで夜遊び(笑)する。
・怪しい飲み屋にもちゃんと寄っておく。

このあたりの選択肢が、必須選択肢になっていました。
あとは、特定のキャラの好感度があがりそうなのを選択していけば、すんなりキャラルートに入れます。
この辺のコツはエデマと同じなんですけど、プロメテウスとしての仕事として、予想以上にプラントでの活動がしめる割合が高かったのに驚きました。
むしろ、プロメテウスの皆さんは、テロリストというよりも、

農業が本業

でした!
テロ活動の隠れ蓑というよりも、テロは副業なんじゃないの、というくらいプラントで働いてました。
萌えでした(笑)
トマトの生育に真剣に取り組んでいるセイジュが可愛くってですね…!
他のメンバーもそれぞれにキャラが立っていてよかったです。
前作やってた時から、プロメテウスの内部に興味津々だったので、今回、それがよ〜くわかって、楽しかったですv


全体的なボリュームも、前作より増えていて、やり応えがありました!
特に、今回全キャラにバッドエンドが用意されていたのがよかったです。
復讐がテーマのゲームなので、結構やりきれない感じで終わるのですが……。
セイジュ以外の3人にはリバがあったのも、すご〜く、嬉しかったですv
18禁な展開も、前作よりボリュームアップしてます。
物語の展開はハードですが、意外(?)にも鬼畜・陵辱な展開はなく、すべて合意によるものでした。
攻め属性の主人公で、リバもあるゲームって、めずらしいですよね。
あまり需要がなさそうっていうか。(もちろん、私には需要があるのですが)
そういう意味でも、前作以上に楽しめました。
コウのリバはナチュラルで、ファンレンのは可愛く、そしてユウシのは黒くて大変よかったです……!
セイジュにもあってよかったのになあ…(残念!)


前作のエデマでは、寡黙で、何を考えているのかよくわからない、といった印象だったケンショウですが、
いざ主役としてプレイしてみると、思ったことを口にしていないだけだったんですね。
一人称で語られていることもあって、葛藤する様子がこちらにも伝わってきて感慨深かったです。
伝えられない言葉の変わりに吐息で表現する男、ケンショウ。
ケンショウ役の成田さんの七色の『………』の演技には脱帽(笑)でした。
あの微妙な吐息具合に、ケンショウの心の揺れが表れていました。
『復讐に生きるために、他の何もかもを切り捨てた』と心の中で繰り返しているほどには、非情になりきれない、そういう所に人間味を感じました。

あと、前作をプレイした時
『このひとは素で口説いてるのか、それとも意図的なのか』
と疑問に思っていたのですが、その辺も今作ではっきりしました。

素ですね!(断定)

色々ぐるぐる考えていても、最終的には衝動で動いてたんだね、ケンショウ……!


視点を変えることによって、事件の裏側だけじゃなく、それぞれのキャラの思いや、エデマで見せたものとは違う一面が垣間見れて、面白かったです。
そして、重く、ハードな展開の後に訪れる、エンディングの糖度の高さが格別でした。
ホント、甘かったです……!!
しかも、ポエットでしたよ、ケンショウ(笑)


2007/2/16




Copyright(c) 2007 all rights reserved.