「LIVE X EVIL 灼熱のエデマ」ゲーム感想



LIVE×EVIL 灼熱のエデマ (ライブバイエビル)LIVE×EVIL 灼熱のエデマ (ライブバイエビル)

EDGE 2005-10-28
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新ブランド、EDGEから二部構成で発売される第一弾目、「LIVE X EVIL 灼熱のエデマ」をやってみました。
絵も話も結構好きなタイプだったのですが、決め手は(またも)声、でしょうか。
成田さんと三木さんあたり…ネオロマボイスだなあと思って…(^_^;)


ある日突然、正規軍を解雇された、ユウシは、大統領直属部隊『エデマ』への入隊を命じられる。
そしてパートナーのコウと共に、カイエンで一般市民として生活しながら、反体制組織『プロメテウス』の動向を探ることになる。
直属ではないが上司で、かつ友人だった、ケンショウが『プロメテウス』の首謀者と目されていた。
ユウシは、カイエンでケンショウと再会するが…。



システム周り等は快適でした〜。
ディスクレスプレイは不可なんですけど。
一度どれかエンドを見ると、CG回想、シーン回想が見られ、
一度スタッフロールの出てくるキャラ別エンドを一つでも見ると、音楽鑑賞が出来るようになります。
フルコンプすると、ユーザーページへのパスワードが手に入ります。
バッグログも音声再生も出来るし、クイックセーブ&ロードもついてるし、後一つ揃っていたら…というか、足りてたら、言うことなしです。
それは……

セーブ数。

…です!
足りない!40個じゃ全然足りないよセーブポイント。
だって、最短で行ける、バッドエンドにいきつくまでに、

45個選択肢がある…!

って言うのに。せめて50個。いや、60個は欲しかったよ…。
「LIVE X EVIL 熱砂のプロメテウス」では、ぜひともセーブ数の増加をお頼みしたい…。


選択肢の数からも推察できるように、定価が税込み5250円のゲームにしては、大ボリュームでした。
二部構成で、話としては一枚ずつ独立して完結していることは知っていましたが、第二弾が出るゲーム(なので値段も抑え目なんでしょうし)だから、ボリュームの方もそこまでないんじゃないかな…と思ってたので。
予想外でした。
でも、嬉しい誤算でした〜♪
ファーストプレイに、ボイスほとんど飛ばさずにやって、6時間くらいかかりましたが…。


シナリオは、主人公・ユウシの一人称で進み、目立った誤字脱字もほとんどなく、読みやすかったです。
あー誤字っていうか、コウの髪の色を「赤銅しゃくどう色」って時々言ってましたが…。
これはおそらく、ライターさんは、「赤金あかがね色」の意味で使いたかったんだろうなあ。
赤銅色って、実は「紫がかった黒」なんですよ、意外なことに。
ええっ!と思ったあなたはお手持ちの辞書を引くか、ネットで辞書を引いてみてくださいね(笑)

お話の方は、結構、重い内容です。
少年向けのライトノベルっぽい感じかなーとも思いましたが、中身は全然ライトじゃないです。
世界観がしっかり作ってあり、話の展開もはっきりと筋道だって進んでいくので、BLという点だけじゃなく、お話としても十分楽しめました。
…というか、最初に見たのが、襲われバッドエンド(何回見たことやら)と、ノーマルエンド(これも何回…)で、BL突入せず終わっちゃうので、話が面白くなかったら悲惨です…。
(6時間もプレイしてきたから余計に)


キャラ個別エンドへ行くためのポイントは、

・エデマとしての仕事はちゃんとする。(人の話は聞く、トレースはする)
・狙ったキャラの好感度のみあげて、他は下げる。
・妹への薬はもらう。

…てとこでしょうか。
最初の方で外したら(好感度関係)、もうルートに入れなくなるので、中々難しかったです…。
目安としては、子犬イベントで、現れるか否かです。
ケンショウもセイジュもちゃんと出てきますので、ここ。
現れてても、コウは最初で間違えちゃったので中々落せませんでしたが…(苦)。


いやでも、苦労してみたので、どのキャラエンドも感慨ひとしお、でしたよvv
いったんルート入りすれば、怒涛の選択肢が嘘のようにぱったりでてこなくなります。
(ちょこっとはありますが。バットとか、リバ(!)に分岐する選択肢が)
そこからも、結構長いので、読み応えありました〜。
どれも好きといいつつも、一番好きなのは、ファンレンかな。
唯一のリバキャラだったってのと(思わず画面の前で快哉をあげました)…、

一年後のエピローグが、

ネオロマのようだった。

ってことで!
…え?そう思ったの、私だけ?
他のキャラにも言えることですが、本筋がハードなせいか、
エピローグがどれも大変、糖度が高く見えたってのもあるかもしれませんが。
いやでもあのエンドはネオロマ系統だよ!と…(^_^;)
ファンレンと、ケンショウのエンドは特にネオロマだって思ったのですが…!
ケンショウのエンドで、うっかり、アリオス…!(ゲームが違います)とか思ったのは私だけ で す か…?


絵も、背景・立ち絵・一枚絵と、どれも統一感あって、キレイでした。
サイトで見た時よりも、キレイに見えましたよ〜。
わんこの絵がすっごく可愛かったです!


思った以上に遊び甲斐があり、絵もきれい、中の人の演技も言うことなしで、シナリオは読ませるお話、そして個別キャラエンドの糖度は高め…、という、大変コストパフォーマンスが良いBLゲームでしたv
18禁なシーンも、濃くはないけど薄くもない、って感じで(笑)。
第二弾の、「LIVE X EVIL 熱砂のプロメテウス」も楽しみです。
買いますよ♪


2005/10/30




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