「SILVER CHAOS」ゲーム感想

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　小説b-BOYの８月号掲載の、紹介記事を読んで、面白そうだなあ…とチェックしていたゲーム。
　だが、購入の決め手は、パッケージイラストの、ケモノ耳少年です。
　ネコ耳っていうより、イヌ耳に近いのかな、これは。
　ちょっとたれてる、ブチ模様の耳に、先っぽが、ぽんぽん状態になってるシッポ付きの男の子。
　これは買いです。結局、後で通販で買った、「カフェ･リンドバーグ」とどっちを買うか迷ったのですが、こっちがちょっと安かった事もあって、買ってしまいました。

「SILVER CHAOS」（シルバー　カオス）は、タイトルで何となく想像がつくように、ファンタジーです。
　セリフ選択のAVG（アドベンチャーゲーム）って点では、他のBLゲームと変わらないですが。
　ただし、選択肢が、極端に少ないです。
　一度見たセリフをスキップして、次の選択肢が現れるのを待つ間に、スクリーンセーバーになっちゃうくらいに、少ない。
　ので、一個でも、選択間違えたら、目当てのルート見られなくなっちゃう〜って感じです。
　でも、このゲームと一緒に、「GAME　ピアスvol.3」という、BLゲーム誌買ったら、運良く攻略が載ってたので、見ながらやって、実にスムーズにプレイできました。
　やりこみたい人には、あんまりお薦めできないですが、さくさく進むので、時間かからないのはいいかも。
　ゲームの内容を簡単に説明すると、こんな感じです。

　魔物に襲われ、瀕死の重傷を負った宮廷騎士を目指す、主人公・マイトを助けるため、幼馴染みの魔術師見習いのアドニスは、胡散臭い謎の人物から手渡された禁断の魔法、反魂術を使って、マイトを助けるが、アドニスは何者かに連れ去られ、行方不明になってしまう。
　助かったマイトは、いなくなったアドニスを探しに行くが……。

　とまあ、大体こんな感じのお話です。
　アドニスを助けに行く過程で、騎士団長のロレンスや、賞金稼ぎのライカ、獣人のパムなどなどと知り合い、うまくいけば、恋愛イベントに突入！ってわけです。
　ゲームのタイトルである、シルバーカオスとは、街を壊滅状態に襲った魔物を、生き残りの騎士が、「銀の混沌」と呼んでいることにちなんでいます。
　この「銀の混沌」の正体、ゲームを進めるまでもなく、バレバレです。
　パッケージを見て、オープニングを見ただけでわかります。
　ってか、なんで気付かない、主人公！
　まあ、このゲームの目的はそこじゃない（ハズ）なので、いいんだけどね…。

　このゲームで、まず挙げたい事と言えば、絵がめちゃめちゃキレイ！！です。
　フルスクリーンでも、画像が全然荒くありません。
　今までやったゲームで、一番CGが、美しかったです。
　絵もね、アニメ風、漫画で言うなら、エニックス系で、可愛く、キレイで、見やすいです。
　ゲームにあった絵柄って感じで。背景も、丁寧でキレイ。
　これ全部、一人の人が描かれているっていうから、驚きです。
　とにかく、このゲームの、CGの麗しさは、一見の価値アリ！です。

　そして、このゲームで、キャラに声がついたBLゲームを初めてやったのですが…。
　絵と声が、違和感なくって、とてもよかったです〜！
そして何より、大人なシーンも、声がついてるのとついてないのとでは、段違いです。
　萌え度が変わります、ええ。
　主人公のねー、声が可愛いのよ〜。
　私、BL小説や漫画で、攻めが「可愛い」って言う心境が、初めて、しみじみと、わかりました。
（わかるなよ……）
　もっと聴かせて！
　って、感じです。ホント。
　ゲーム購入時に、声のありなしは、重要なチェックポイントになりますね。
　お気に入りの声優さんがいるなら、特に。
　ちなみにこれ、ケモノ耳少年の声が、「遥かなる時空の中で」で、詩紋くんやってる、宮田さんなんですよ〜。宮田さん好きなので、嬉しかったです。

　EDも、どのキャラのもそれぞれによかったです。
　ケモノ耳少年、パムと、主人公マイトのもお気に入りですが、正統派EDは、やっぱ、マイトと、幼馴染みアドニスのものでしょうか。
　運命の出会いとか、そういう、ロマンチックなシチュエーションが好きな人なら、きっと気に入ってくれると思います。
　かく言う私も、このED、大好きです♪
　どんなEDかは、ぜひ、プレイして確かめてくださいね。

02.10.20