「STEAL!」ゲーム感想



STEAL! 通常版STEAL! 通常版

SPRAY 2010-07-16
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2009年11月に発売された初回版を予約してゲット。
ちゃんと予約特典の小冊子もゲットしたのですが、ディオだけプレイして、それからずっと積んでいました……。
長き封印(するつもりはなかったのですが・汗)を解いて、ようやく、フルコンプしました!


真実を見抜く目、「トルゥーアイズ」の持ち主である、小林明日叶。
彼はとある事情から、強くなりたいと望み、父の勧めで魁堂学園美学行動科に編入する。
そこは、「マニュスピカ」と呼ばれる、美術品の怪盗集団を育成する機関だった。
明日叶はそこで、問題児揃いの「チームグリフ」に所属し、ミッションに参加していくことになるが……?


セレブな学校に、何らかの才能のある主人公が転入してきて……。
というと、メーカーつながりで、学園ヘヴン思いだして懐かしい気持ちになりました。
初めての学校なのに、なんだか郷愁を覚えるという(笑)
外観は思いっきりお城ですし、廊下にはきらびやかなシャンデリアが。
男子校(ですよね?)だと言うのに……!
制服が白で赤のラインが入っている、というお洒落かつ、汚れの目立ちそうなものなのもお金持ちっぽいです、
まあ、ミッションは制服着てするわけじゃないですから、問題ありませんが。


システム周りは、いつものSprayゲームで、AVGとして必要なものは過不足なく揃っています。
ディスクレスプレイも可能です。
たまにしか使いませんでしたが、直前の選択肢に戻れるのが便利ですね。
セーブにはコメントを記入する事も出来るし、消去したりコピーする事も出来ます。
今作では、1キャラにつき、5つまで、好きなボイスを保存できる機能もついています。
通常時とミッション時で、メッセージ枠のデザインを変えているのが、凝っているなあと思いました。


初回版には、修正パッチが出ています。(通常版には、すでに当てられた状態で販売されているので、必要ありません)
通常版で変更した文字や画像を反映、とあるので、誤字脱字や差分などを修正したのではないかと思われます。
ちなみにこの修正パッチを当てると、セーブデータがまっさら状態になります……。
「消えるかも」みたいな注意書きはありましたが、ああもきれいさっぱり無くなるとは思ってなかった……。
ゲームクリア自体には、パッチ当てなくても問題ないようなので、初回版をお持ちで途中までプレイされている方は、フルコンプ後にパッチを当てることをお薦めします。


購入前に事前情報をあまり見てなくて、プレイする前は、スパイ学校モノみたいな感じ?と思ってたのですが、実際は「美術品専門怪盗集団」でした。
義賊よりの「美術品専門怪盗集団」という感じでした。
学園は、その養成学校を一部の学科が兼ねています。
このお話で参加できるミッションは3つで、最初の2つのミッションは、実働班に回るか援護班に回るかの違いでシナリオが変化しますが、大筋はほとんど同じです。
3つめの、国外(中東っぽい国)でのミッションで、狙ったキャラとパートナーを組んで行動できます。
その前後で、新密度が一気に高まって、BL展開へと突入していきます。
ストーリーの大まかな流れはどのキャラも大体同じです。
3つめの最後のミッションへのアプローチが、キャラによって大きく変化します。
その最後のミッションに至るまでの過程でも、ちょこちょこキャラ別のエピソードが挿入されていたので、同じ話を読まされている、という印象はなく、どのキャラ攻略もエンドまで飽きずに楽しめました。


お薦めポイントは、やっぱり、主人公ですね!
とにかく、主人公の明日叶が、ちょっと生真面目ですが、とってもいい子で可愛かったです。
8人(+α)いる攻略キャラも、個性派揃いでキャラが際立っていて、どのルートも大変楽しくプレイできました!
BLゲームですが、プレイしてる感覚はちょっと乙女ゲーに近い感じがしなくもないかも、です。
Sprayのゲームは、ほぼ主人公受けで、一部に攻めやリバがあるのですが、今回は明日叶総受けでした。
そのせいもあって、ちょっと乙女ゲーテイストっぽい雰囲気があるというか。
ですが、別に明日叶が女の子みたい! とか、そういうことは全然ありませんので、ご安心を。
今作では、鬼畜凌辱等の、ハードな展開はほとんどといっていいくらいありません。
一見鬼畜っぽく見えても、最終的には合意、という展開になってます。
エッチシーンも、結構しっかり描かれていて、かつ、糖度も高めだったので、楽しめました〜!
ベストエンドのエピローグ部分も甘々で、満足でしたv


ボイスは、メインキャラと、割と重要なサブキャラ2名のみにボイスがついています。
個人的にはフルボイス……が、無理でも、明日叶父と、綺崎くらいは声をつけて欲しかったですね。
女性向けゲームではおなじみの、聞き覚えのある声優さんが声を当てているので、安心して萌えられました。
スチルは、ハイライトがはっきりした、くっきりとした塗りで、絵柄に合っていて良かったと思います。
スチル枚数は、1キャラにつき10枚前後です。
慧とディオのみ、他よりちょっと多くて、13枚。
慧とディオは、シナリオそのものもちょっと長めでした。
キャラによってスチル枚数にひどく差があるということもなく、バランスが良かったと思います。


1周にかかった時間(ディオのベストエンドを見るまで)は、ボイスは飛ばさずにほぼ聞いて、文字送りノーウェイトで、10時間弱くらい。
2周目以降は3〜4時間ほどでした。
総プレイ時間は、36時間ちょっと。
攻略キャラが8人(+α)なだけあって、かなりボリュームがあるゲームだったと思います。
フルコンプすると、エンドリスト(ランダムキャラボイスで、コンプおめでとうボイスが聞けます)下部で、キャラ別8名による「DEAR ASUKA」という、攻略キャラからのラブレターが読め(聞け)ます。
そのラブレターを全部読むと、サウンドで、OPテーマ曲のフルバー所んが聞けるようになります。
この「DEAR ASUKA」が実にまた、甘々メッセージでした。
なんて乙女ゲー的おまけ……! 
って感じなのですが、フルコンプ後に聞くと感慨もひとしおでした!


ゲーム自体のボリュームもあって、おまけも充実していて、遊び甲斐があるBLゲーでした。
お話の方は、派手な設定(スパイ学校っぽいとこが舞台で、学生がチームを組んでミッションを行う)の割には、地に足がついた、しっかりしたものだったと思います。
個人的には、もうちょっと派手な展開とか危機一髪な展開とかあってもよかったかな〜と思いましたが。
銃撃戦とかはあったんですが、それほどハラハラ感がなく、意外に地味な印象だったので。
とはいえ、BL的な、ラブも甘さも十分あって、フルコンプ後の満足感も十二分にある良作でした。
どの攻略キャラも、それぞれに違う良さが合って良かったです。
その中でお気に入りをあげるとすると、シナリオがやや長めだった、ディオ、慧あたりでしょうか。
特にディオは、子猫ちゃんをみかけたら、「ガッティーノ!」と、声を掛けたくなるくらいには面白く、お薦めです!
(その例えじゃ、わからないから……!)

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2011/3/30




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