「暴欲のフォルティシモ」ゲーム感想


「プリンセスクラウン」名義で同人乙女ゲームを出しているサークルさんの姉妹(兄弟?)ブランド、BL二次同人ゲームサークル「うつきよ」の、TIGER&BUNNYの二次同人ゲーム第一弾をプレイしてみました!
『TIGER&BUNNY』は御存じない方の方が少ないかと思いますが、2011年にサンライズが制作した、スポンサーロゴを背負ったヒーローアニメです。
今年(2012年)には、アニメ映画化も決定しています……!


ヒーロー界初のコンビである、ベテランヒーローの虎徹と新人のバーナビー。
コンビを組んだものの失敗ばかりが続くため、上の命令で同居して交流を深めるようお達しが下った。
このまま上手く行かないようならコンビ解消、ヒーローとしての進退も危うい。
虎徹は、渋々ながらもバーナビーとの同居をスタートさせるが……!?



虎徹視点で進み、攻略できるキャラクターはバーナビーのみの固定カップリングです。
リバなしで、おじさん受け、バーナビー×虎徹です。
18禁バージョンと、15推奨バージョンの2タイプが用意されていますが、私はもちろん18禁版をプレイしました!
システムはおなじみの吉里吉里(Winオンリー)です。
ディスクレスプレイ可、同人ゲームなのでボイスはありませんので頑張って脳内再生してください。
おたくNEXT(能力)が試されますね……!
攻略できるのはバーナビー(攻)のみですが、非攻略キャラとして、折紙サイクロンも立ち絵つきで登場します。
ゲームは、バーナビーへの行動を選択するタイプのアドベンチャーで、20日間の行動(1日1回)でエンドが分岐します。
選べる行動は『会話』『スキンシップ』『何もしない』などで、日が進むにつれて選択できる行動が増えたり減ったりします。
エンド数は3つで、バッドエンド1つ、グッドエンド2つ。
それぞれのグッドエンドを見ると、おまけから後日談(スチル付き・選択肢無し)を見ることができます。
スチルはおまけを含めて、差分抜きで全部で15枚です。
1周のプレイ時間は30〜40分程。
フルコンプまでには約2時間程かかりました。
公式での販売価格が1200円(ショップ委託だと1470円)なことを考えると、程良いボリュームだったと思います。

攻略は一度エンドを見ると何となくコツがつかめると思うので、そう難しくはありません。
最初のプレイでは、やっぱり行動選択はまんべんなく選んだほうがいいだろう……と思ったら、見事バッドエンドになりました。
バニーちゃんがヤンデレでエロく、かつ、ああいかにもこういう堕ち方をしそうだよね、バニーちゃんは……!
という感じで、これはこれで1つのハッピーエンドと言えなくもない素敵なバッドエンドでした。
でもやっぱりラブラブハッピーなのも見たいよね……と、やり直し。
今度は色々選ばずに、同じのだけを選び続けて、無事グッドエンドが見られました!
グッドエンドはルートが2つあって、SINMITU(親密)ルートエンドと、RENAI(恋愛)ルートエンドがあります。
ラストのエンドだけじゃなく、途中の展開も結構違ったので、どちらも楽しめました……!
恋愛ルートの方が名前だけあって、ラブラブ度が高かったかな?
ゲームの時間軸は、本編途中、ジェイク編(アニメ13話)までのどこかのようでした。
アニメのエピソードを無理なく取り入れて、違和感なく話が進行していたので、その点でも入りこみやすかったです。
ゲームの進行度によってイベントが起こるのですが、そのイベントの中に『お触り』イベントがあったのが面白かったです!
マウスでバーナビーや虎徹の身体を触って反応を楽しむと言う……まさに『お触り』です!
何度も触っていると、ある程度までは脱いで(!)くれるときめき仕様です。
なのでこれでもかと触りまくりましたが、残念ながらこのイベントでは全部脱いでくれませんでした。
うん、まだくっつく前だからね……!
くっつく前の『外出』イベントの、微妙に噛み合ってないやり取りも、このふたりらしくてよかったです。
アニメの途中では本当にこう言うやり取りがあったりしたのかもしれないな〜と言う感じで、ほっこりしました。
ふたりの関係が少しずつ進んで行く過程が丁寧に描かれていたのが好印象でした。
バニーちゃんの揺れる乙女心(笑)や、それを察して戸惑うおじさんの様子など、カップリングゲームならではの醍醐味が楽しめました。
エロも、バニーちゃんの若さがほとばしっていて、大変美味しかったです……!
スチルも綺麗で眼福でした。
TIGE&BUNNYファンで、兎虎カプ好きな方にお薦めの二次同人ゲームです。
コストパフォーマンス的にも、B5同人誌60ページくらいの値段でこれだけ遊べて満喫できて、大満足です!


a.m. 00:00


2012/2/2