遙か3の大団円END(全員現代鎌倉にお持ち帰り)のその後がプレイできる、ファンディスク的ゲームです。
「現代に全員連れて帰って一体それからどうなったんだー!?」
……という疑問に答えてもらえるとは思ってなかったので、あの後がわかるゲームが発売されて嬉しかったですv
十六夜記と違って単体で遊べますが、遙か3と遙か3十六夜記の両方を遊び倒した、遙か3ファン御用達です(笑)
遙か3の後日談で、遙か3、遙か3十六夜記に比べると
ボリュームはさほどありません。
(遙か3の7章までがプレイできる体験版がついているので、いきなりこれからプレイする方は体験版やってからプレイすることをオススメします)
十六夜で新衣装になった時もおお!と思ったのですが、今度は現代服の八葉が見られます。
でも一体、誰があの衣装を用意したんでしょう…?
やっぱり有川家でしょうか。
両親がそろって海外出張中(この辺上手くごまかしてるなーと思いました・笑)とはいえ、あの大人数(八葉ご一行様+白龍&朔)を泊められるのも凄いですよね。
有川邸、マップで見た感じも何だか豪邸に見えます(笑)
迷宮内部は、RPG慣れしてる方には簡単だと思います。
イベントが起こるところは「!」マークで表示されていますし、地図もあるので、攻略自体はそう難しくありません。
ただ、私の場合、神子が上手く動かせなくて明後日な方向に…。
うわーん、どっち行ってるんだ神子ー!
そっちじゃなくてあっちに行きたいんだ〜!
…スムーズに動かせるようになったのは、四章目後編(ラストの迷宮)でした。
画面を基準にして方向キー使わなきゃいけないところを、神子(キャラアイコン)の向きを基準に方向キー使ってたので明後日な方向に行ってました……。
そしてこれは宝箱開けて(※)『時の結晶』集めしなかったら、さくさく終るゲームです。
…と思いながらもそこに宝箱があったらスルーする事ができませんでした。
宝箱出現の為に朔との絆もMaxにするため戦闘に明け暮れ、結果的に遙か3、遙か3十六夜記よりもやりこみました(笑)
(『時の結晶』を集めると遙か3や十六夜の細かいシーン鑑賞も可能になります。要・遙か3、十六夜記セーブデータ)
以下、キャラ別、エンド別の感想です。
■九郎
結局あのラストはどうなったんでしょう……?
九郎は現代に残ったのか、帰ったのか。
なんか曖昧なままで終ってませんか〜!?(私の読解力が足りないのか)
九郎は現代に残ったってことなのかな、と思ったのですが実際の所はどうなんでしょう…。
迷宮が崩れるシーンでのやり取りはよかったんですけどね。
あの盛り上がりが持続してくれれば……!
神子と九郎のエピソードよりも、政子と鎌倉殿の回想シーンの方が個人的にはツボでした。
驚くほど現代に馴染みまくっている八葉の中では、一番、
『過去の時代からやってきた人間』していたのが、九郎らしくって微笑ましかったです。
やっぱ一人くらいそういうキャラいなくちゃ…!
■将臣&譲
まとめて語るのもアレですが、有川兄弟のエンドの印象は、ほとんど一緒でした。
つまり、『これから』ってことなんだなあ、と。
個人的にもうちょっと、進展して欲しかったです〜。
最初からバレバレですが(声でも判断できるし)、『???』なファントムの正体も将臣君(2週目でプレイしました)で、ようやく判明しました。
キャラによっては結局何だったのか判らないままなんですね、ファントム…。
■ヒノエ
誰よりも現代に馴染んでいる八葉その1。
クリスマスデートでまさか、
ヘリをチャーターしてくるとは思いもよらず…!
いくら株でもうけたんですか…!?
エンドで、現代に残ると聞いても、十六夜のエンドを思い出し、
「でも単身赴任なんだよね?」と突っ込んだのは私だけではないはずです(笑)
■弁慶
誰よりも現代に馴染んでいる八葉その2。
朱雀コンビの適応能力には目を瞠るものがありました…(笑)
どこから金銭を捻出しているんだ、という疑問が三章前編のデートで出てきましたね。
(紅茶だけ頼むと聞けます)
そんな
徳川埋蔵金(違)みたいなものが…!?
掘り出したの?ねえ掘り出したの?
笑顔で誤魔化されたその先が大変気になりました。
■景時
常に何かしら隠し事をしている苦労人・景時。
現代に来てもその役回りは同じなのですね〜。
倒れた景時に神子が駆け寄るスチルで、
「景時、ちょっこっと役得?」
とちらっと思ってしまいました。(ごめん景時…)
クリスマスでの魔法使いっぷりに、突っ込み入れながらときめきました(笑)
■敦盛
……叔父上!
そういえば何で、迷宮の中には現れないんでしょうね、幻影。
敦盛は最初から正体わかっていたようです。
(見た目一緒ですしね……)
ところで復活怨霊したての頃よりも、少し成長(?)してませんか、幻影。
おまけに美しくなっていますし。
どうなっているんでしょうか、時空のはざま…?
平家って、同族愛が強いところがいいですよね。(平家好き)
敦盛エンドよりも叔父上の方が印象深く……。
鎌倉方や平家方のエピソードがチラッとでも出てくると、どうしてもそちらの方に気がいってしまいました。
■リズ先生
リズ先生は今回も一筋縄では落せませんでした!
運命上書きシステムを唯一使わなければいけないキャラ。
途中で戦線離脱してしまうので、それまでになるべく円陣に入れて、新密度上げておこうと思ったのですが、その前に絆の関を突破させていなければ新密度は上がらないのでした…。
そんなわけで、同時進行させずに進めて最後にリズ先生狙いで絆の関突破させて進めたものだから、運命上書き後にまだ新密度がちょっと足りず、3章あたりの迷宮で戦闘して新密度上げました…。
恋愛云々より、『先生を取り戻した…!』という達成感の方が強かったです。
■白龍
基本(ダキニテン関連)はノーマルエンドと同じです。
イベントでやたら白龍が、「人の姿の〜」と龍と人の違いを強調しているなあ、と思ってたのですが……。
遙か3での神と人の分離エンド以外では、どうにもならないのですね……。
■ノーマルエンド
お釈迦様の死を嘆く動物たちって、こんな感じかしら、とつい。
状況的にちょっとだけ似てませんか…ってこんなこと考えたの私くらい…?
神子が潔く剣を手にした時は、「えぇっ!?」と叫んだりしたんですが。
八葉もだけど、白龍ごめん…!!という気持ちになりました。
でもこのエンドよかったです〜。
■銀、知盛
クリスマスの一夜の夢……いや、奇跡という感じでしょうか。
おいおいどうなってんだこの時空!?
遙か3の大団円後から来てるんですよね、この現代は。
運命を上書きしすぎて、どの運命を通ってこのルートを進んでいるのやらさっぱりです(軽く混乱…)
でもまあ、そんなことは銀と知盛に会えることを思えば些末事です。
…そんな気持ちで理屈抜きで堪能しましたv
■泰衡
銀のイベントを起こした後、宝箱から時の結晶を集め、おまけで時の結晶で平泉エンドを見ると、泰衡の追加シナリオが出現します(スチル一枚あり)。
攻略を見なかったら、確実に自力では発見できなかったと思います…。
泰衡って神子との恋愛イベントに絡まないキャラだもんなあ…ということを改めて実感しました。
いえでも、泰衡の平泉追加要素、好きですよ。
いいのか九郎にその後を任せて…とちらっと思わなくもなかったですが(もごもご)
先にあげたようにボリューム自体は少なく、シナリオも全体的にあっさりしていましたが、ファンディスクとしては十分楽しめたので満足ですv
それに何より、
麗しい神子の立ち絵
……を、たくさん拝めたのが嬉しかったです!
戦う神子が大変美しく……!
神子を見つめる気持ちは白龍でした(笑)
このゲームで一番嬉しかった追加要素ですvv
2006/9/7