● 「緋色の欠片〜あの空の下で〜」ゲーム感想  ●

緋色の欠片 ~あの空の下で~(通常版)緋色の欠片 ~あの空の下で~(通常版)

アイディアファクトリー 2007-02-15
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DS版が発売され、年内にPSP版が発売されようと言う頃になって、ようやく1年9ヶ月の封印を解いてプレイしました。
予約までして買ったのに、何故こんなに積んでいたんだろう自分……。


鬼斬丸をめぐる戦いにも終止符が打たれ、珠紀たちは平和な日々を過ごしていた。
大切な守護者と過ごす、穏やかな日常の中で、鬼斬丸の誕生秘話や、千年前の真実が垣間見える……。



「緋色の欠片」のファンディスクです。
追加ディスクではないので、前作のセーブデータなどは必要ありません。
DS版は、本編にこのFDも加わって追加要素もプラスされ発売中です。
PSP版はDS版にまた更に追加要素がプラスされ年内(2008年)に発売予定です。
今から買うのなら、PSP版を買った方がお得ですね。
私はハードを持ってないのですが、いつかPSPが欲しいです……。


システム周りなどは前作と同じで、使いやすかったです。
メッセージ履歴からロードできるのが本当に便利です〜!
セーブ数が少ない(12個)ので、履歴からロード&クイックセーブを活用してクリアしました。


構成は、攻略キャラ分の本編の後日談と、秋祭りの話、バレンタインの話の主に3ルートです。
後日談は、選択肢で途中分岐するのではなく、最初からキャラによってそれぞれ1つのルートとして独立していました。
……それはすごく良かったと思うのですが、別のキャラや、後日談じゃなく秋祭りとバレンタインのルートをプレイする時、いちいち「はじめから」を選択しなきゃいけないのがちょっとめんどうでした。
「はじめから」やると、毎回、主人公の名前とオサキギツネの名前の入力からしなきゃいけないんですよ……。
そこは2周目以降は、省略させて欲しかったです。
ルート分岐は、名前入力の後の画面の、「本編診断」か「相性診断」の結果で、どのキャラとの後日談になるか決まります。
2周目以降は、「???」が開き、キャラの後日談、秋祭り、バレンタインの好きなルートが選べるようなります。


キャラの後日談は、1キャラ45分くらいでした。
途中の分岐で、鬼斬丸関連の話題と、アリアたちロゴス関連の話題に分かれますが、結末は同じです。
バッドエンドはありません。
どの選択肢を選んでも、ハッピーエンドになるのですが、途中の選択肢によって、一番最後に聴けるボイスが、好感度大・中・小の3種類に分かれます。
スチルは守護キャラとのスチル2枚+シーン分岐(ロゴス関連ルートの分岐)でその他1枚、の3枚(攻略キャラによってはその他スチルがなかったものもあったかも)です。
短いですが、本編で足りなかった甘さは、FDらしくちゃんと補えていたので、満足でした!
本編で、疑問に感じた事へのフォローもされていて(特に、珠紀の母親のこと)、スッキリしました。
ロゴスの人たちへのフォローもばっちりだったので、ロゴス好きにも嬉しい展開だと思います。
相変わらずアリアが可愛かったです〜!
今回は、最初から美鶴ちゃんと仲良く出来たのも嬉しかったです……!!

秋祭り編、バレンタイン編は、1周20分くらいで、途中の分岐で攻略キャラが決まります。
秋祭り編では、ロゴスの皆さんの意外な姿も見られて面白かったです。
スタッフさん、ロゴス大好きなんだなあ!と愛?が伝わってきました。
キャラエンドに行くルートよりも、ロゴスと、忘れちゃいけない典薬寮の二人に会えるルートの方が好きかも(笑)
バレンタイン編は、珠紀が義理と本命の手作りチョコを渡す話なのですが、当日でもまだ誰に渡すか決めてないって!
いやまあ、ゲームだから、と言われたらそれまでなのですが。
チョコへのスタンスが、守護者それぞれ結構違ってたのが興味深かったです。
真弘先輩はともかく(失礼)、遼ももらう気満々だとは!(笑)
スチルは、秋祭り編が2枚(ロゴスの男メンツ、女の子メンツと典薬寮の二人のイラストも各1枚あり)、バレンタイン編が1枚でした。

おまけは、前作でもおなじみの「おみくじ」で見られる画像です。
大吉・中吉・小吉・末吉・凶の5種類で各3枚ずつ、合計15枚の画像が見られます。
描き下ろし多数。
お薦めは、末吉の右端と、凶の左端と右端ですv
おまけの「玉依毘売神社」では一日一回しかおみくじは引けませんが、キャラ後日談ルートの途中で出てくるおみくじは、セーブしておけば何度でも引けるので、コンプはそう難しくないと思います。
新しいおまけとしては、任意のボイスをセーブして、おまけから聴ける「音声拾遺抄」がありました。
ボイスと共に、立ち絵も自分の好きなものを組み合わせることができるので、わざとミスマッチな組み合わせで保存して、ちょっと遊んでみました。


各1周の長さは短いのですが、メインの攻略キャラだけではなく、脇キャラにも細かいフォローがされていて、丁寧に作られていた印象でした。
攻略キャラが6人もいて、自分が一日一キャラずつプレイしたこともあり、事前情報で聞いていたよりも、遊び甲斐を感じました。
本編好きならぜひプレイして欲しいゲームです。
(一応前作のあらすじが各後日談の前に入るのですが、本編未プレイだとちょっとわかりにくいかもしれません。用語辞典も付いてるので、これだけプレイしてもぎりぎり理解できるとは思うのですが……)
スチルはちょっと少ないかな〜とも感じましたが、おみくじ画像も入れると、描き下ろし絵は結構見られると思います。
絵と言えば、前作ではえらく遠かった(小さかった)立ち絵が、大きく表示されていたのは嬉しかったです。
なんだか守護者との距離も近づいたように感じました(笑)


2008/11/17
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