アイディアファクトリーのアイエフ乙女いとブランド第四弾です。
「星の降る刻」と同じ原画さんだったので購入しました♪
春日珠紀は両親の海外転勤に伴い、祖母が住まう母方の実家に引っ越すことになった。
祖母の家は、山間にある小さな村。
子供の頃に遊びに来て、朧気ながらも楽しい思い出のある村に住めることになって、珠紀は喜んでいた。
だが、村に着いた珠紀は奇妙な生き物――カミサマ――に遭遇し、襲われる。
迎えに来た少年に助けられ、祖母の家に着いた珠紀は、驚くべき秘密を打ち明けられる。
『玉依姫』となって、世界を滅ぼすと言われる『鬼斬丸』を封印管理しなければならない。
それが玉依の血を継ぐ珠紀の使命なのだと――。
封印が解けかかる『鬼斬丸』に引かれるように村に集う異形の人々。
『玉依姫』を守る役割を担った守護者と呼ばれる少年たち。
戸惑いながらも『玉依姫』の使命を果たそうとする珠紀だったが……。
アイエフ乙女いと作品は、「ふしぎ遊戯 玄武開伝 外伝 鏡の巫女」と「星の降る刻」とやりましたが、
どちらもさくっと終ったので、今度のも同じだろう…と思っていたら、予想外の長さでした。
ボイスを少しだけ飛ばして、最初の一周に9時間近くかかりました。
選択肢を選んで進む単純なAVGで、システムはとても快適です。
ゲーム設定画面で、スキップの速さを調整できますが、最初に設定でスキップの速さを最速にしておくと便利ですよ。
高速でスキップしますから。
メッセージ履歴からもロードできるのも便利でした。
おまけのおみくじスチル集めるのに大活躍!
スチルですが、ゲーム内スチルもおまけスチルも「星の降る刻」に続いて今回も大変美麗でした。
立ち絵が小さくて遠くに感じたので、もう少し大きく表示して欲しかったです。
せっかくの表情替えが、立ち絵が遠すぎてよくわからない……(^_^;)
攻略できる順番が決まっていて、最初のおみくじで大吉を引くと、攻略順を教えてもらえました。
初めはオニか、カラスのみ。
オニかカラスを落したら、次はキツネかイヌを落せるようになり、
キツネかイヌを落したら、守り手(狗)とヘビを落せるようになります。
ちなみにお気に入りはカラスとキツネです♪
他ルートでも励ましてくれたのが嬉しかったです、鴉取先輩…!
ひたすら読み進めなくてはいけない、選択肢の少ない前半が長くて、ちょっとダレました。
キャラ同士の会話は楽しいんですけど、前半は説明が多くて、起伏に乏しいので、もう少しテンポ良く進めるか、選択肢を増やして欲しかったです。
それと個人的に、幼馴染の女の子を主人公と比較して褒めすぎなのは乙女ゲーとしてどうなんだろう、と思いました…。
(最初からハーレム状態じゃないのはいいんだけど、比較されるのがなぁ。何回も言われると流石にアレだ…)
戦闘シーンがやたら長いので、これならふしぎ遊戯の時のような戦闘システム使って欲しかったですね。
爆発音満載の戦闘シーン、どれも似たような感じだったので、スキップで飛ばしながら進みました…(^_^;)
キャラルートにきっちり入った後は選択肢も増え、話も一気に回りだすので結構面白かったです。
少しずつわかっていく千年前の伝承や、封印にまつわる悲劇が恋愛に絡んで、甘さ控えめながらも切ない雰囲気が出ていて。
だけどお目当てのキャラと、封印に関しての事件を乗り越えて結ばれた後の終章まで、甘さ控えめなのは……。
そこはもう少し長く……!
ってか、
戦闘削って終章に回してください…!
と思ったのは私だけではないはずです よ ね…!?
終章があっさりし過ぎてちょっと寂しかったです……。
2006/7/17