シュガービーンズの第3作(ファンディスク除いて)もプレイしました!
1作目から続いた世界観(魔界)を使ったお話も、この3作目でひとまず終了だそうです。
世界観は地続きですが、ゲームそのものはどれも独立していますので、もちろんこれだけプレイしても楽しめる作りになっていますよ♪
毎日を平凡に暮らしている、学生の桜上水くるみ(名前変更可)は、内気でおっとりした性格に見えるが、実は諦めが早く、事なかれ主義な性格の少女だ。
そんな彼女が唯一、こだわっているのは、青い薔薇のこと。
『不可能』という名前の花が咲いたら、自分にも奇跡が起こるのではないかと信じている。
ある日、いつものように学校からの下校途中、不思議な光に飲み込まれ、気を失ってしまう。
気がつくと、見知らぬ森に一人で倒れていて、リュカという変わった青年に連れ去られる。
何がなんだか分からないまま、くるみは市場で売られる事になり、そこに彼女を買いたいという人物が二人現れるが……。
システム回りは、今回も快適です。
セーブ数も100個と、前作のUTMに比べて増えました!
クイックセーブ枠も5つあり、その他に選択肢毎に自動でセーブされるオートセーブ枠も5つあります。
これで、セーブにメモ記入機能があれば、セーブに関しては言う事無しですね。
サムネイル表示はありますが、日付と時間しか記録されないので、時間を置いてプレイする場合は、どれが何のセーブなのかわかりにくくなりそうなので、次回作ではセーブにメモ機能もつけて欲しいですね。
もしくは、シーンタイトルも自動で記入されるとか。
フルボイスなのですが、今回もボイスのオンオフが、「主人公」と「それ以外」の2つしかないので、ここももう少し細かく、「主人公」「各攻略キャラ」「その他のサブキャラ」くらいには分けて欲しいです。
最大インストールすると、ゲーム起動時には認識のためディスクを必要としますが、その後はディスクを抜いてもプレイできます。
(説明書の書き方だと、標準インスト時のみ、起動にディスクが必要のように読めるのですが、最大インスト時にもディスクは必要です)
おまけ機能も、音楽鑑賞、シーン回想、CG回想、エンドリストと揃っています。
今回は、シーン回想もCG回想もキャラ毎にまとめられ、スチルの差分も5/5というように表示されるようになって、わかりやすくなりました。
エンドリストから、エンドシーンが回想できれば更によかったですね。
スキップも速いのですが、立ち絵のアクションが入ると、ちょっと遅くなりました。
主人公の名前は変更可能ですが、デフォルトネームのままでプレイしても、デフォルトネーム呼びはありません。
事前にオフィシャルに問い合わせたところ、システムにそういう機能が無いそうです。
次回作までにはぜひ、その機能を付け加えて欲しいです!!
今回のお話は、主人公が魔界に行く、という異世界にゴー!タイプなので、少女漫画にもよく見かけるパターン(王家の紋章とか、ふしぎ遊戯とか)なので、割と入っていきやすいタイプのお話なのではないかと思います。
主人公のくるみも、ちょっと後ろ向きでうじうじしたところもあるのですが、前作の主人公であるアーシェよりも、プレイヤーに受け入れやすいタイプなのではないかなあと思います。
私はくるみもアーシェもどちらも好きでしたが。
声も可愛いですv
普段の声と、H時の声とで、そう大きな差異がなかったのもよかったです。
(Hシーンになると、妙に甲高いボイスになるのが苦手なのです……)
最初の選択肢で、どこのお屋敷に引き取られるかで、大きくルートが分岐します。
なので、共通部分が少なく、フルコンプまで飽きずに楽しめました!
お屋敷ごとに、くるみの着るメイド服がそれぞれ違ったのも、可愛くてよかったですv
タイトルから連想されるほどには、『ご主人様と召使い』的な雰囲気ではなかったのがちょっと意外でしたが、それでも、ご主人様のためにお料理をしたり、手伝ったりなどしながら、少しずつ打ち解けて、親密になっていく展開がよかったと思います。
全体的なボリュームは、UTMでいう、純愛ルート、愛憎ルートのようには分かれていなかったので、前作の方がありましたが、それでもマイマスも、フルコンプしてみてのボリュームは中々あったと思います。
Hシーンのボリュームも、同じくらいにはありました。
一部無理矢理なものもありますが、全体的にはラブラブな感じかな……。
Hも多いですが、恋愛的にラブラブだったりロマンチックだったりなシーンも多く、糖度は高い方だと思います!
人間の女の子であるくるみと、魔界に住む悪魔たちの生活感や常識や科学感のギャップなどがコミカルに描かれていた日常シーンも、楽しかったです。
展開によっては切ないシーンも多く、主人公だけではなく、攻略キャラも苦悩したり葛藤したりするシーンがあり、二人がどういう結末を迎えるのかハラハラしながらプレイしました。
泣けるシーン(私は泣いてませんが……)も、あったと思います〜!
異世界ダイブ系の少女漫画が好きな方なら、とても楽しめるお話だったと思いますよvv
スチルは、前作と同じ東条さかなさんで、立ち絵もスチルもとてもキレイでした。
ちょっとロリ系&主人公の胸が大きいのがネックかもしれませんが、プレイしていく内に慣れると思いますので……。
背景は、一部、UTMと同じものが使われていましたが、世界観によくあってキレイだったと思います。
ボイスは、どれも安心して聞けるメジャー声優さんが揃ってますv
デルタ役の大川さんの低くて落ち着いた声が特に好きでした〜!!
どのキャラルートも楽しくプレイしたのですが、特にお気に入りをあげるとするなら、主人公の後輩の人間の男の子、焔くんでしょうか。
ルート制限がかかっていて、最初にプレイできないのですが、焔くんは最後にプレイするのをお薦めします!!
夜と昼で性格が変わる、リュカもお気に入りですv
意地っ張りでちょっぴりオレ様、でもどこか憎めないレオンも、科学馬鹿でズレたツンデレ(笑)デルタも捨てがたいです。
他のキャラも、プレイしてみると、それぞれにキュンと来る部分があって、乙女ゲーとしてとても楽しめましたv
お薦めの18禁乙女ゲームですよvv
そして今作も、多少の乙女心を持ち合わせた男性プレイヤーにもお薦めしたいです。
2008/4/4