2005年秋。
怒涛の乙女ゲー祭りの締めは、「王宮夜想曲」でした。
初めての
18禁乙女ゲーですっ!
豊かな自然に囲まれた小国、ローデンクランツに、突然の不幸が襲った。
国王夫妻と、次期国王である王子、カインが事故で亡くなってしまった。
残されたのは、王子の双子の姉王女だけ。
王位継承権は女子にはない…。
だが、亡き国王の相談役であったジークは、王の命に従い、秘術により、『王子そのもの』を作り出していた。
真実はジークと王女しか知らぬまま、記憶をなくしたことにして生まれたばかりであるカインに、王女は教育補佐として付き添う。
一年後の、即位式のために……。
オープニングムービーが美麗です~。
乙女ゲーでこんなにムービーがきれいなのはめずらしいですよね。
ED手前の即位式のアニメムービーもキレイです。
ただし。
この即位式アニメムービーは、このゲームで一番容量を食っている(?)らしく、
パソコンの環境によっては、動かなかったり止まったりしますので、
パソコンの容量に不安のある方は、オフィシャルサイトで低解像度版をダウンロードしてから、
はじめた方がいいと思います。
私のノートパソコンは、ゲームをやりまくる(^_^;)予定で、
親切なコジ○の店員さんに、
『容量の大きいのはどれですか!?』
と言って買ったファミリータイプのノートパソコンなので、
ムービーは問題なく動きましたが、ノートパソコンでプレイするのは、
おそらくツライのではないかと思われます…。
以上、プレイ前の注意点でした。
…あと、何か知らないのですが時々エラーが出て強制終了された
(今時点パッチは出てないようです…)ので、セーブもこまめにしておきましょう…。
…とまあ、動作に関して多少の不都合面もあったのですが、
ゲームの操作性自体は悪くなかったです。
セーブ数も50と多めでしたし。
シーン回想がなかったのが残念だったかなー。
あと、何故か既読スキップがイベント時のみなのが謎…。
育成画面こそをスキップさせてもらいたかったのですが…!
(エンター押しっぱなしでも既読はスキップできますが)
ゲームの基本は、平日に弟王子の育成の付き添い、
(付き添わないこともできます)
土日に誰かに会いに行く、弟と視察に行く、休む
…といった行動の繰り返しです。
一週間単位の行動ですね。それが一年。
2週目からは、途中データを使うのですが、それでも
1プレイに3時間~(以上)はかかります。
前半は特に目立ったイベントがないので、
ちょっとつらいかもしれませんが、
お楽しみは後半からなので、頑張って!
落せるのは、カインの教育を見てくれる、教育官たち6人プラス弟のカインです。
弟は2週目以降から落せます。
8月の教育の仕方によって、『僕』カインと、『俺』カイン、
2種類の弟が落せます……!
弟だけでこのゲームの元は取れた。
…と、私は思っておりますッ!!
弟よかった…。大変よかった…。
生まれたばかりの弟(クローンですね)は、最初は人形のようで、
非常に素っ気無い反応しか返さないですが、
育成が進むにつれ、朝の挨拶の反応がだんだん変わっていきます。
もうそれだけで萌えでした私…!(単純)
しだいに懐いて可愛くなっていくんですよっ!?
最終的には、
『姉上がいれば他に何もいらない』
(要約…てか、意訳?)
ってな具合になるんですから!
いやもうこれは、兄弟モノスキーはやらなきゃ!ね!
そういえば、兄は落せても、乙女ゲーで弟が落せるのって、少ないですよね…?
私はこのゲームが初めてだったのですが。
いやー、よかった。味しめちゃったよ(笑)
もちろん、他の教育官たちもそれぞれ個性的でよかったですよ。
乙女ゲーキャラとして、基本を押さえたつくりになっているので、
乙女ゲーマーならきっとお気に入りキャラが見つかると思います。
何様!?ってのから、かしづいてくれるのまで、様々です(笑)
世界設定に合わせた衣装も見所の一つです。
ここまでこてこてなのは、某ネオロマのゲームくらいですよ(笑)
…で、肝心(!?)の18禁シーンですが。
スチルも2~3枚切り替わって、ちゃんと最初から最後まで描かれているのですが、
どれもソフトなものとなっております。
18禁乙女ゲーマーとしては初心者だったので、私は嬉しかったけど、
それ目当ての方だったら、ちょっと物足りないかも。
でもでも、
囁きボイスがよかったです…!
声付き、バンザイ!
お薦め…というか、お気に入りは、弟は別格として、
宮廷楽師のリオウでしょうか。
ラストスチルに撃ち抜かれました!!
リオウは全体的にスチルがよかった…。
他キャラも甲乙付けがたいですーvv
古きよき乙女ゲーマー好きなら、きっと楽しめると思います。
DVDソフトなので、ちょっとハードル高いかもしれませんが、
環境が合う方は、ぜひプレイしてみてくださいね~!
2005/10/25