● 「卒業M」ゲーム感想  ●

何故、今頃、卒業Mの感想!?

……と、いう感じですが、何となくです。
深い意味はありませんので、かつてこんなゲームがあったのか……という感じで、さらりと読んでいただけると嬉しいです。
ネットオークションで落として最近プレイしたの?とか思われそうですが、いいえ、違います。
リアルタイムで購入しました。
攻略本も持ってますよー。

あまりに古いゲームなので(PSソフトです)説明しますが、「卒業M」とは、90年代頃、人気男性声優ユニットが、歌ったり、イベントしたり、ドラマCD出したり、小説や漫画を出したり、とメディアミックス化したものです。
確か、「卒業」というギャルゲー(?)の男性バージョン、という位置づけで始めたものだったと聞いたことがあるような気がするのですが、その辺詳しくは知りません。
ちなみに、私は小説と漫画を途中まで読んだ状態で、おそらくメインであろう声優さん関連で所有しているものは、このゲームのみです。
(そして今となってはこのゲームと攻略本しか手元にない)
書籍を読んでたので、ゲームの発売を知って……、たぶん予約して買った、ような記憶(昔過ぎてもううろ覚え)が……。

ちなみに、プレイしたのは、買ってすぐと、その後思い出した頃に何回かプレイして、一応メインキャラとのベストエンドはすべて見ました。
イベントは全部回収してないと思います。
攻略本を見た限りでは。
ちなみに、スチル回想やシーン回想など気の利いたものはありません。
(そのくらい古いゲームなんです)
ディスクが2枚組みだったのが、当時としては珍しく感じました。
フルボイスだったので、容量が大きかったのでしょうね。
(ついでに、メモリーカードの容量もかなり使った)
緑川さんとか置鮎さんとか、今ではかなりメジャーな声優さんが、まだ初々しかった頃なので、そういう意味では大変美味しいと思います(笑)
声優さんが売りなので、フルボイスは嬉しい要素なんでしょうけど、ボイススキップして進めるのにボタンを2回くらい押さなきゃいけなかったりして、操作性はかなりイマイチです。
そして当時でも驚いたのはセーブポイントが1つしかないことです。
今でもありえないよ!って感じですが、当時でも冗談じゃないよ!って感じでしたね、セーブ1つ……。


内容は、学内で行方不明になった主人公の兄を、卒業Mのメンバー5人と探す、というものです。
男子校に潜入!という設定だけは今でも十分乙女ゲー的に通用するもので、そこはプレイしていて結構楽しかったです〜。
そしてゲームしている感覚は、いい意味であまり乙女ゲーっぽくありません。
なんかこう、昔ファミコンでプレイした推理アドベンチャーゲームっぽいんですよね。
特別、甘い雰囲気が漂ってくるわけじゃないのですが、男の子と会話しながら、部屋をあちこち調べたりするのは、意外と楽しかったです。
攻略キャラによっては、関連する人物が絡んできたりして、人間関係が垣間見えるのも面白いですし。
章仕立てになっていて、お目当ての男の子との好感度ポイントをためていたら、最終章のラストで告白されます。
複数の男の子から告白されることもあります。
ねるとん状態ですよ!
(古すぎるたとえですみません。わかりますかー?分からない方は、近くの大人に聞いてね!)
これが、意外と乙女ゲーにはなくて(今でもないですよね!?)楽しかったです〜v
いやあ、気分よかったなあ(笑)
スタッフロールでは、ベストエンディングを迎えたキャラの、キャラクターソングが流れるのもよかったです。
ところで、パッケージ絵と実際のソフトのスチルは全然違います。
パケ絵は、小学館のコミックスバージョン(卒業Mの絵師は一度代わりました。パケは代わった方の漫画家さんの絵)です。
ソフトの絵は、角川のコミックスバージョン(最初の絵師)に近い雰囲気の絵です。
あそこまでパケ絵と中身の絵が違うのは、どうだろう……。
私は、ゲーム絵の方が好きだったので、パケ絵もそっちにあわせて欲しかったですね。

その当時、アンジェリークしか乙女ゲーム的なものをプレイしたことがなかった身としては、操作性はさて置き、アンジェとはかなり違う、どことなく都会的な、とでもいいますか、そういう雰囲気が楽しく、面白かったです。
システム周りをよくして、同じようなコンセプト、推理アドベンチャー+乙女ゲーム、というゲームがあったら、またぜひ、プレイしてみたいです。
なので、どこか作ってください(笑)
(もしかして、すでにそういうのありますか?)

キャラ的にお気に入りなのは、モテモテ男子校アイドルな新井(さりげなくBLイベントが紛れ込んでいます……)ですが、プレイして面白かったのは、断然、加藤でした!
豪快に器物損壊しながら先に進もうとする姿勢が大好きでしたよ……!


以上、「何で今頃?」な、PSソフト卒業M、思い出感想でした。

2007/10/23
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