Close encounter―real blade―


chapter.Haku End-B


 メッセージを、全部読み終わる前に画面が切り替わった。
 今日の特殊イベントは、これで終わり。
 そう言う事なのだろう。
 僕は、ほっと息をつきながらも、さっきまで表示されていたメッセージについて、考えずにはいられなかった。
 どんなに、言い逃れをしても。
 逃げようとしても。
 ハクは……溝口は、見逃してくれない。
 そう、言いたかったのだろうか。
 背筋が、ゾクリと震える。
 それを振り切るように、僕はリアブレをログオフした。


END.





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