水晶振動子(Xtal 1-j)

自己満足の ガラクタ 博物館  (0608)

【 何とも 珍しくない ガラクタたち! ラジオパーツに 留まらないのが 珍しい 】 

真空管タイプの水晶振動子です。
ここではベースの付いたモノを展示します。真空管タイプはガラス管を通して内部が見えるのが楽しみです。 発振周波数やカットの仕方、発信モードの違いにより水晶片の大きさ形状がちがいます。
“不思議発見”このタイプのベースはUSあるいはmtのみです。 UX,UY,UZ等ST管ベースは未見です。<<<ついに発見しました(0712)

円盤形の水晶片を使ったタイプです。 
右のTEWの製品は普通の円板に銀電極を蒸着したモノですがKSSの製品は単なる円板ではなくバレル研磨と云われる特殊な研磨を採用しています。円周に近い部分を薄くして振動応力を中央に集中させています。これにより寄生振動を抑えています。
写真ではその様子が分かりにくく残念です。

左から
type SQ1000  1000KC KSS
  43φX63(75) 昭和40年10月
type FG  1000KC KSS
  33φX37(51) 昭和34年5月
type *** 2111.111KC TEW
  32φX62(75) 昭和38年3月

KSS:金石舎
TEW:東京電波


VS-58(左)は巨大です

100K〜1MHz程度の周波数帯に使われる形状です。

上段左から
type VS-58 60KC NDK 50φX82(95) 昭和32年5月
 この形状で60KCというのは珍しいと思います。
type G-9 98.895KC、99.455KC
 JK 32φX69(81)  1962-11
type OGD-177 158KC KSS 33φX59(72) 
type NG-6286 420KC RESONATOR
 STK 32φX48(62) 昭和30年8月
type F 450KC RESONATOR
 STK 22φX38(44)mt7ベース 昭和33年11月

NDK:日本電波工業
JK:JAMES KNIGHTS
STH:三和通信工業  

*RESONATOR 共振子 
別項参照

これはUXベースです。
真空管型のXtalはほとんどがGT管のUS,MT管の7p、9pです。ST管のUX,UY等はほとんど見かけません。私のコレクションではこれがただ一つUXベースです。 (0712)

type OGC-1600 500KC 
 NEC 29φX55(69) 1963年11月

*ガラス管直付けのロクタルベースXtalは一品種のみ j グループMT管タイプに展示しています。

数10KC以下の周波数帯で使われる製品です。 水晶片の形状が見やすいように向きを合わせました。そのためネームが見えなくなっています。

左から
OGX-15 2.16KC NEC 32φX107(112) 1959-11
OGN-1714 7.5KC NEC 32φX95(108) 1962-3
FG 960C/S KSS 32φX95(108) 昭和32年6月 *私のコレクションでは最低周波数です。
FG-5 16.2kHz KSS 33φX86(99) 1962-2
FG-4 32kHz KSS 33φX75(89) 1962-7
RJ-34 10kc MEW 32φX72(86) 
ACK09 31.450kc MEW 32φX62(74)
MT-V 10KC STK 22φX64X(70)mt7ピン 1960-6

他と重複するモノもありますがミニチュアサイズのベース付きです。

T-6-5965 167.7kHz
      4pin特殊ベース
形式不明 9.6KC 7pin mt
   KS Tokyo Japanの記載有
   *スリガラスのmtタイプです。
MT-V 10KC 7pin mt
   TTK 60年6月
MT-V 449.7KC 7pin mt
   TTK 64年5月
形式不明 450kc 7pin mt
   TTK 33年11月