MUSEUM for junk  雑品館
捨てられずにしまってあったゴミのようなモノです。

自己満足の ガラクタ 博物館

【 何とも 珍しくない ガラクタたち! ラジオパーツに 留まらないのが 珍しい 】 

H 瀬戸物の配線器具

右の二つはすぐにお判りでしょう。
コンセントです。これはテーブルタップのように移動して使うモノではありません。

左の丸いモノは判りにくいので内部をお目に掛けます。
プルSWと呼ばれ、ローカの隅に付けられヒモを引いてON・OFFをしました。
昔の家のローカの隅と云えばトイレがありました。どこの家もトイレのSWはほとんどこれが使われました。

ここに使われたモノが瀬戸物であることに注目して下さい。
このような配線器具は戦前からベークライトと呼ばれる樹脂製のモノがあったのですが戦況が悪くなって化学製品の原料不足を補うため、 国産品で対応できる瀬戸物が使われました。
もちろん瀬戸物は絶縁物として大変優れていますのでこのようなモノだけでなく碍子などにも使われましたが 重かったり壊れやすいのであまり人気がなかったようです。
戦後いつの間にか樹脂製の製品が復活しました。
*この製品は英文が書かれていますので戦中の製品では無いと思われます。

(ja1cvf 0709)