MUSEUM for junk  雑品館
捨てられずにしまってあったゴミのようなモノです。

自己満足の ガラクタ 博物館

【 何とも 珍しくない ガラクタたち! ラジオパーツに 留まらないのが 珍しい 】 

中央のメーカ表示は右から、4隅の寸法表示(数字)は左から漢数字は鯨尺

M 鯨尺の まるみ定規

これは着物(和服)の袖口の丸みを測る定規です。
アルミニュウムの薄板を規定の角丸に加工しただけのモノでこのようなモノはいろいろな加工現場でも使われています。

敢てここで取り上げたのは寸法表記やメーカ表記が珍しいモノだからです。

日本語は横書きの場合 「右から書いた」

アジアの国の中には今でも文字を右から書く言語があります。
実は日本語も戦前は右から書きました。戦後、数字や外国語(欧米語)の使用が多くなりそれに習い左から書くようになりました。
「登録商標」「東京製」などの文字が右から書かれています。
数字や外来語の言語表記は左から書きます。
一つの文章の中に右から書いたり左から書いたり大変でした。

単位は 「鯨尺」 1尺=37.9cm

四隅に丸みの大きさを示す寸法が書かれています。
三/11、四/15、五/19,八/30となっています。数字は左から書いています。
この数字はメートル法のミリ表示ですが漢数字は尺貫法の分(ぶ・寸の1/10)で表示されています。
おや??三分は9mm、四分は12mm、
五分は15mm、八分は24mmは尺貫法でも馴染みのある曲尺(カネジャク)です。
曲尺は1尺=30.3cm
鯨尺は1尺=37.9cm
鯨尺は着物など繊維関係に、曲尺は建築関係に使われていました。

(ja1cvf 1004)