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1.設立趣意書
福栄村商工会館建設趣意書

 「商工会は、地区内における商工業の総合的な改善発達を図り、あわせて社会一般の福祉の増進に資することを目的とする。」として、地域における公益法人としての商工会の立場が、商工会法によって明言されています。
 本商工会は、この商工会法に基づき、昭和38年の設立以来現在に至るまでの30数年間の長きにわたり、その目的遂行のために「経営改善普及事業」を根幹としながら、組織の充実とその事業活動の展開等により、女性部の活動や、むらおこし事業への積極的な取り組みとともに、地域内広範にわたり本会の存在を知らしめているところであります。
 本会は平成9年度に大きな変革がありました。まず一つが商工会女性部(当時婦人部)の結成です。ソフトの面で商工会活動のみならず地域奉仕の担い手として現在に至るまで様々な活動を行っております。また、むらおこし事業に取り組み、我が村の特産品が10品目以上完成し、平成11年度には地域振興の担い手となるむらおこし団体「福栄村特産品開発グループ」が結成され、大いに注目されております。
 現在の商工会館は、平成2年に村当局のご配慮に依り無償貸借してから早や10年以上が経過しました。しかしながら、現在の建物は簡易施設であるため老朽化がひどく、また所在地等もわかりにくいところに立地しているなど、会員をはじめとする方々に経営改善普及事業及び小規模指導事業や融資斡旋等の事業推進に支障を来す事になり、会員のみならず、関係される方々に対し非常に気まずい思いをさせ、個々のプライバシーを守らなければならない分野もままならぬのが実態であります。また、特産品開発グループの活動のため、現在一室を専用に使用しているものの、特産品を取り扱う上で衛生上にも問題が発生する恐れもあり、また外部からの視察に対してもイメージ低下が考えられます。
 商工会を「気軽に立ち寄れる拠点。情報の集約としての役割」も問われているところですが、建物や立地の現状から困難なところが多々あります。
 そこで、商工会活動拠点、つまり会館設立を推進していく必要性がでてきております。平成2年度に理事会承認のもと建設準備委員会で検討され続けていましたが、様々な活動が活発に行われている今こそ、会館新築の方向で意を固めていく方針であります。
 私たちが現在の建物に入居して以来、会員一同が力を合わせ建設基金として10年以上積み立てを行って参りました。会員全員の力で、相当額の金額も積み立てた次第です。
 これからのむらづくりと、山間地域の活性化を進めるべく、その一役を果たすためには、まず長年の祈願でありました会館建設推進に他ならないと感じております。
 このようなことから本商工会といたしましては、平成13年度通常総会において、会館建設について具体的検討をすすめることについて、また、準備委員会の総会承認可決をいただき、建設のより具体化を図るべく方策を推進していく所存です。
 地域経済発展の担い手であるべき商工業者の拠点として、また、地域振興の担い手の拠点として、そして、商工業者の指導施設と交流の場としての商工会館の建設にあたりましては、関係団体を始め、地域住民のみなさまに絶大なるご理解とご援助をお願い申し上げ、会館建設の趣意書といたします。

平成13年5月22日
福栄村商工会
会長 森田 幸助
外役員、会員、職員一同
商工会館建設要望までの経緯
 平成2年度に本商工会では、商工会事業をより効果的且つ活性化するために、商工会館の建設をするための準備をしてきました。これは、多種多様する商工会業務を円滑に処理するためには、現有施設では限界をきしているため、商工会の本来の目的である地域商工業の総合的な改善を図り、あわせて地域一般の福祉の増進に資し、もって地域商工業の振興と安定、並びに村民経済の健全な発展に寄与することが困難な実情でした。
 そのような状況下、平成2年度に商工会館建設準備委員会を理事会の承認で設け、商工会館の建設を計画し、建設費の捻出などを検討することにしました。
 そこで、平成2年度から会員各位により均等割で年3,000円の商工会館建設賦課金を徴収し、それを準備金として積み立てていく方針を固めていきました。
 また、現商工会館の老朽化があまりにひどかったため、平成10年度に村内の既存の施設(旧福川小学校校舎や阿武萩森林組合福栄支所)の利用が検討されましたが、移転経費の問題や、村の施設としての利用のため制限を受けたりしたため、既存施設利用はかなわなかった経緯があり、やはり新会館建設への可能性を検討していきました。