国指定重要文化財



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 当家は吉見家の浪人だった森田対馬が旧黒川村を開拓し、その功績によって代々庄屋を勤め早くから苗字帯刀を許された家柄であり、毛利藩主鷹狩の際は休憩所や本陣にあてられたといわれています。
主屋は、18世紀中期の建築で、天保14年(1843)以前に表側の座敷廻りを改造し、そのほか東背面に二階屋を、北側面の湯殿と便所を増築しています。座敷は藩主御成りの屋敷ということから武家屋敷をしのぐほどの立派なもので、屋敷の正面には貫木門(表門)があり、門の正面は広い土間の入口に対しています。土間の隣は幅3.6m(2間)の玄関があり、前は式台に作られています。玄関前の庭と座敷の庭は、板塀で仕切られ、なかに塀重門(へいじゅうもん)がもうけられています。
玄関の上手座敷2室、(6畳2間つづき)には矩折りに畳敷の入側をを、その外側には広庇をも受けて落縁を廻し、座敷、入側、とも面皮の長押が打ってあり、奥座敷には、床、違棚を矩手、また中の間にも床を設け、材料、工作とも良質で、この2室は天保年代の改造によるものですが先祖以来の勤功が認められて現状のままになったものと思われます。
 吉田松陰先生の御養母の久満さんの実家でもあります。

指定年月日 昭和49年2月5日
指定物件 森 田 家 住 宅 1棟
貰 木 門 1棟
塀 重 門 1棟
塀重門左右板塀 2棟
文書(嘆願書) 1通



藩主のための湯舟


お成り座敷(上座敷の床)


藩主が籠を降ろした台石


切込みをつけた踏台