むらづくり最前線
| 今、この地域では、旧福栄村の名前に因んだ「しあわせ」をキーワードにした特産品が続々と生まれています。開発しているのは「福栄村商工会特産品開発グループ」を企業化した「福の里企業組合」の皆さん。 現在は、地域の人たちと商工会・企業組合とが一体なりむらおこし事業をおこなっています。 |
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にっぽん全国むらおこし展で 福栄村商工会特産品開発グループが結成されたのは、平成11年6月のことでした。きっかけは、その2年前に福栄村商工会が県のむらおこし事業を導入したことに始まります。「地域をアピールできるおみやげをつくろう」と地元のさまざまな団体の有志が集まって会議を重ねるうち、地元で栽培されているハーブやメロン、ぶどうなどを使った商品を開発しようということになったものです。 |
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現在、福の里企業組合の代表理事を務める服部登美枝さんは、当時のことを、こう振り返ります。 「実は、以前から旧福栄村役場からの勧めもあって休耕田にハーブを栽培していたんです。 それでハーブを使ったリーセージを作ってみてはどうかとなったのですが、ソーセージといえば普通は豚肉。だけど、地元で豚は飼育されていない。でも、養鶏農家ならいる。じやあ、へルシーな鶏肉を使ったハーブソーセージを開発しようということになったんです」 "へルシー"をキーワードに、使用する鶏肉は長州どりを使用、ハーブは地元の香りの高いフレッシュハープを使用し、またできるだけ添加物をおさえて、地元ならではのオリジナリティを強調。こうして、珍しい鶏肉を使ったハーブソーセージが生まれました。 けれども商品開発は実現したものの、それを加エ・販売する主体者がいない。そこで、当時の村の人たちみんなに呼びかけてー人一万円で出資者を募ったところ、57人という数多くの人たちが賛同。こうして福の里企業組合の親会社である福栄村特産品開発グループ」の設立となったのです。 |
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| 全国放送で人気に火がついた「お炭つき」!季節の野菜が形のまま炭に | |
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その後、ハーブハム、ハーブウィンナー、トリムネ肉ハーブ焼きが加わり、バラエティも豊かに。平成12年には「ニッポン全国むらおこし展」で、食品部門トップの「中小企業庁長官賞」受賞という快挙を遂げました。味覚と将来性への期待度が、その選考理由。郷土の素材を利用して、村の人たちが一丸となって、むらこし事業を行っていることも認められての受賞でした。そして、この受賞がマスコミで大きく報道されたことで、一躍人気商品に。さらに今、これに続くもうひとつの人気商品も誕生しています。その名も「お炭つき」。栗・柿・ナス・夏みかん・竹の子・松ぼっくりといった地元でとれた季節の野菜や木の実などを、そのままの形で炭に仕立てた、とてもユ二―クで愛らしいいわゆる「お花炭」です。 防臭・除湿効果だけでなく、癒しの効果をもつマイナスイオンも発生するといわれ、巷では今、竹炭が大ブーム。竹炭づくりこそ県内でも少なくありませんが、野菜の炭となると非常に珍しいといえます。 この「お炭つき」は、以前から竹炭を焼いていた会員の一人が、試作に試作を重ねて完成させたもの。野菜に含まれる水分などが野菜ごとに異なるため、形を崩さずに炭に仕上げるのはかなり難しく、時には危険も伴うのだそうです。 話題性があるだけにマスコミの反応も高く、4月に全国ネットのテレビ番組で取り上げられたところ、予想以上の大反響に。電話を受けた富永さん、「本当にびっくりしました。全国各地から注文の電話が相次いだんです。テレビのカは本当にすごいって思いましたね」 |
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| しあわせのチーズケーキ、しあわせのワイン。幸せのカタチが続々と誕生中 | |
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有精卵100%の「しあわせのチーズケーキ」、地元産の品質のいいぶどうを使った「しあわせのワイン」、特産のメロンを使った「ふくふくゼリー」など、新しい特産品は、そのほかにもたくさん生まれています。そうした商品化のアイデアは、役員会議だけでなく、作り手のスタッフからもどんどん生まれてくるのだそうです。 「みんなが積極的に関わってくれるのが、嬉しいですね。それに「こうしたらどう?」とか「次はあのイべントに参加しよう」とか、商工会の方で、いろんな情報を集めてくれるので、それが本当にすごく役に立っているんです」と、代表の服部さんは笑います。 同グループにとって課題の一つに、これまで地元には加工場がなかったため、加エは全て委託せざるを得なかったことがありました。地域の特産品は自分たちの手で作り上げたいというのが、会員みんなの思い。そんな中、平成11年4月に念願の菓子製造加工場が設置され、一部の菓子類を自分たちの手で加工できるようになったことは、嬉しい前進です。 |
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| 「しあわせの里」から健康な商品を届けたい | |
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代表の服部さんは語ります。「特産品づくりに関わるようになって、いろんな面で自分自身に変化がありましたね。みんなと,一緒に何か作るのってとても楽しいし、特産品づくりはちょっとした雇用の場にもなっています。それに添加物のことも、とても気になるようになったんですよ。これからもできるだけ添加物を抑えた商品づくりをしていきます」商工会と地域の人たちが一体となって生みだした「しあわせの里」の特産品。さて、次はどんなしあわせな味やカタチを、私たちに届けてくれるのでしょう。 |
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●商品のお問い台わせは福の里企業組合へ 電話 FAX兼 0838-53-0824 |
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