旧福栄村(現萩市福栄地域)
新規就農制度


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現在、この制度は実施されておりません。

福栄村当時の座談会の模様を掲載します。



村長

これからの農業には情報が大切です。双方向の情報発信により、消費者にのぞまれるものをつくっていかないといけません。福栄村では、情報化に対応する基盤づくりとしてケーブルテレビ網

の整備をはじめ、道路・環境・住宅の整備も進めていますから、新規就農者として村でやっていこうというみなさんのお役に立てるかと思います。

みなさんには、一人一人が経営者という意識をもって自分で自分の道を切り拓いていってほしいですね。

 


末永 f 旧福栄村長

小山

十一月に塾生にとってはじめてのハクサイづくりが終わった時点で、来年度の研修についておのおのに計画を出してもらいました。めざす方向はそれぞれに違いますが、みんな意欲的に夢の実現にとりくんでいます。

 


小山 英介 さん

ブルーべリーの栽培に祝伐したい


鬼久保(修)

一生続ける仕事だから自分が納得できるものをと思い農業をやろうと決めて福栄村へやってきました。研修を終えて就農した折にはハクサイ・キャべツとの兼業で生計を立てていこうと考えていますが、将来はブルーべリーの栽培が夢で勉強しているところです。

村長

新しいことに挑戦できるのは若さの特権ですね。先日、視察先のスウェーデンで自国産の野いちごてワインをつくる法人を見ましたが、地元の原料で地元のものをつくる発想は大切だと感じました。ブルーべリーは福栄村でもできるものなんですか?

鬼久保(修)

日本では確立されている果樹ではなく、山口県でもまだ栽培者がいません。これから技術面や販売先の確保などいろいろな問題もあるのですな努力していきたいと思います。

生果を食べたらとてもおいしくて、感動したのがきっかけだったのですが、ブルーべリ1にはジャムやお菜子の材料などいろいろな使われ方があるので、そういった面もぜひ開拓していきたいです。

鬼久保(忍)

何もかもはじめてのことでいろいろ大変だと感じましたが、今年は子供も生まれたことだし、これから夫婦で協カし、村の方々のご支援を受けながらがんばっていきたいと思います。

自然を生かした観光農園を

野村

私は、高校・大学で農業を学んでいるうちに、自分でも農業をやりたいと思うようになりました。各地を見てまわって福栄村のことを知り、十日間村の農家でお世話になって自然や人にふれてみて、この村で暮らしたいと強く思いました。今はまだ経験が浅いですが、将来はここで観光農園や市民農園のようなことをやっていきたいなと考えています。

村長

福栄村を訪れた方は、ここに来るとのびのびとするとおっしゃいます。こんなところでできる米や野菜ならさぞおいしいだろうと思われるんですよ。だから私も観光農園をつくることには賛成です。いろいろな種類のものをつくつてもぎとり農園にすれば、顔の見える農業が可能ですから。

自然環境に恵まれた福栄村で、人に喜ばれるものをつくってほしいですね。

 


野村 大吾さん

野村

広島に野菜の観光農園というのがあるんです。観光農園というと大抵はサツマイモなんですが、そこを見て野菜でもできるなと感じました。

土とのふれあいで心豊かに

藤岡(敏) 

都市生活者にとって、福栄村は心のゆたかさを思い出させてくれるとても魅力的なところです。なんどいっても平蕨台の素晴しさに感動しました。

ずっとビルの中で仕事をしていたからでしょうか、私と妻は土いじりの生活をしたいと考えるようになって、子供が成人したのを機に福栄村で第二の人生を始めることにしました。村の方々のお話を聞くと、農業は非常につらいものだよと言われ、はじめてハクサイを収穫したときは、労働的にばきつい部分がありましたが、精神的にはとても満たされた気分でした。これからこういう生活ができてこれで食べていけるのならいいねと夫婦で話しています。

藤岡(厚)

都会生活を長くしてきましたが、もともとは自然の中で育ったので、夫が農業をしたいと言ったときもすぐに賛成したんです。今はとても充実して楽しいし、村の方とお話しして人間的なふれあいができることが、私にとっては一番幸せです。これからも村の方たちといろいろな交流を深めていきたいですね。

藤岡(敏) 今後については、周りの方々から「タバコが安定しているからいいのでは」という意見をいただき、タバコに目標を決めました。研修ではハクサイ・キャべツをやっているので、がんばれば久ハコ、ハクサイ、キャべツで食べていけると思いますし、いずれは新しい特産づくりにもチャレンジしたいですね。


藤岡 敏明・厚子夫妻

小山

塾生はそれぞれに将来の夢をもってがんばっています。二年間の研修を終え就農したあかつきには、村に定着した農業者として受け入れられるような人材に育ってほしいと思います。

農業は人間らしい生吉方を可能にしてくれる

村長

みなさん方よりも前に新規就農で村に入ってきてナスを栽培している方がいます。ここに来るまでは、仕事が忙しく親子の会話の時間もなかなかとれなかったそうですが、今では、子供さんに親の働く姿を見せながら会話の時間も増えたとおっしゃっています。その子供さんは親の跡を継いで農業をやると言っているそうで、そんな話を聞くととてもうれしいですね。

福栄村に来られた方に第。印象をお聞きすると、人情味がある、子供がみんな純朴だと言われるんですが、やはりこの村の風土がそういう人間をつくるのだという気がします。人を育てるには、農業や自然は大切なんですよ。

みなさんは、この村を気にいり、ここで農業をやっていこうと決意して研修を始められたと思います。いったん田舎で暮らすと決めた以上はここで快適な生活ができるようにがんばって、村で古くから取り組んでいる人たちといっしょになって、新しい発想の農業をやっていただけたらと思います。百パーセントかゆいところに手が届かないかもしれませんが、やる気のある人には行政としてもできるだけ支援をしていきたいと思っています。