2001/09/25 加藤晴彦の@llnightnippon.com

〜マシャからの手紙〜
「当たり前だけど大切なこと」
こんびんびん。オールナイトニッポン在籍およそ10年のマシャです。
この度、加藤晴彦君がオールナイトニッポンを卒業すると聞き、お祝いのメッセージをお手紙にて伝えさせて頂きたいと思います。
思い起こせば1999年の夏、僕がオールナイトニッポンのスペシャルで出演していた時、番組の後半に「明日へのマーチ」を緊張しながらも精一杯歌ってくれたのを今も鮮明に覚えています。
その後、深夜3時からの君の特番を聞いていると、ラジオに対する気持ちや自分の昔話、今の心境など、確かに言葉足らずなところは多少ありましたが、懸命に語っていました。
その加藤晴彦のラジオからは、僕自身が忘れかけていた大切なことを思い出させてくれる何かがたくさん溢れ出ていました。
それは伝えたいと思う気持ち、上手く喋りたいと思うもどかしさ、こんなはずじゃないのにと思う悔しさ、まさに加藤晴彦とラジオとが格闘していました。
その君のリアリティ、そのラジオのリアリティ、それがラジオにとって一番大切なことなんだと思い起こさせてくれました。
その大切なことの本質とは、実は自分自身との闘いであるということが今の君なら充分すぎるほどわかっていると思いますが、慣れというのは恐ろしいもので、そんな当たり前のことも忘れてしまいます。
新鮮な驚きと自己反省でした。
この場を借りて、あの時はどうもありがとうと言わせて下さい。
ついつい熱く語ってしまいましたが、最後に1つ質問させて下さい。
あの頃まだ名古屋の不良少年だった君が、思い描いたいつかオールナイトニッポンをやってやるというひとつの夢が叶い、今こうして静かに幕を閉じようとしています。
今の君はあの頃の君が思い描いた人になれていますか?
あの頃の君が夢見たラジオが出来ましたか?
それをリスナーに伝えてあげて下さい。
この質問の答えがリスナーの宝物になると思います。
いつの日かこのラジオを聞いてくれていたリスナーの中から、加藤晴彦のオールナイトニッポンみたいなラジオをやりたいと思ってラジオをやる人が出てくるはずです。
そんなリスナーへの君からのエールを送ってあげて下さい。
このラジオを通じて出逢った全ての人、出来事は、君にとって一生の宝物になると思います。
そのエールをリスナーへの宝物として届けてあげて下さい。
余計なお世話かもしれませんが、お願いします。
そして本当にお疲れ様。
もうひとつ最後にチ○ポタツタツ、福山でした。

(加)という事で・・ありがとうございました。えぇ、そうですね・・うん・・まあ書いてありましたけども・・この手紙にも書いてあったように、当時、そんなあれでしたけども、名古屋でいうとね「おうちゃくい」って言葉を使ったんですが、決して模範になれるようなね、少年ではなかったんですけども、そんな中、あのー福山さんのラジオを聞いて、やっぱり・・なんか僕の中に芽生えて、そのまた違うものがこう開いたような感じもしたし、えーっと、福山さんのコンサートもライブも、当時の彼女とかと足を運んで、・・自分が上京して来て、この仕事をするとなってからは、じゃぁ絶対に自分のオールナイトニッポンという放送をやりたいなって、ラジオだったら絶対最初にオールナイトニッポンをやりたいって思ってて、それがこう運良くねやらせてもらって、そのスタジオに偶然、違うスタジオに福山さんが居たりとかして、なんかすごい急に今こんな風に自分が放送しながら福山さんのメッセージを読んでるっていうのが、僕・・(言葉につまる)自分にとってね・・何か不思議だね、俺ね・・何だろうなー・・やっぱ、何かしらいい事も悪いこともあるけど、やってればいい事ってあるんだなーっていうのが・・うん・・・

(電話が鳴る)

(加)なんだよー。えー!・・もしもし。
(福)チ○ポタツタツ。
(加)・・・(涙)
(福)チ○ポタツタツ。
(加)こんびんびん(涙)
(福)あーこんびんびん。
(加)どうもです。
(福)あのー、手紙一生懸命書いたんだけどー、手紙読むのヘタだねぇ。
(加)(笑)いやいや、はい学生時代もあまり読んだこととかないんで、教科書とか。
(福)うーん。俺ねー、今日3時間位かけて書いたんだけどー。
(加)本当ですか?
(福)マジ、マジ、マジ。
(加)放送時間より長いじゃないですか。
(福)しかもねあのー、3時間位かけて書いた手紙を読んでるハルちゃんの声を今も聞いてたんだけど、すごいヘタでちょっとショック。
(加)5分で書いた位の手紙にしか感じられないかなみたいな。
(福)あっ、しかもねー、すごい聞こえないんだけど声が、この電話。
(加)マジっすか〜。
(福)今「マジっすか〜」っていうのは聞こえたんだけど、何でだろうなぁ?とりあえずねあんまり聞こえないから、 自分の言いたい事だけ言っていい?
(加)はい、はい。
(福)えーっと・・ちゃんと本音の部分でやってたオールナイトニッポンだと思うんで、 そのままでいいと思うんですけど、その手紙にも書いてあった通りこう、なんつうんだろうなぁ、リスナーあってのラジオだと思うので、 リスナーにぶっちゃけた・・ぶっちゃけたっていうか、本当に思ってる、ラジオに対する気持ちとかってそういうのを、こう ちゃんと伝えて卒業して下さい。
(加)はい。
(福)それとそれに書く・・3時間位かけて書いたんだけど・・。
(加)それもう、えぇ・・たくさん聞きました(笑)
(福)あのーそれに書くのはちょっと忘れたんだけど、一応いつでも戻ってこれるような・・状態にするために、オールナイトニッポンにね、 人気者でいて下さい。
(加)(笑)えぇ、はい。
(福)これ結構大事みたいで、ニッポン放送的に。
(加)そうなんですか?
(福)そうなのよ。
(加)あーなるほど、なるほど。
(福)うん。とりあえずそんな感じなんで、後はもうお任せします。
(加)はい、わかりました。これは、この電話はテープとかじゃないですよねぇ?
(福)えっ、なになに??
(加)この電話はテープとかじゃないですよねぇ?
(福)何でテープなのよ。
(加)いやいや、あの、こんな時間に起きてね申し訳ないなぁと思って。
(福)いや、とりあえずあの、今、仕事場の仲間と盛り上がってるとこだから。
(加)あーそうなんですか。わかりました。
(福)早めに終わりたいなと、この電話を。
(加)(笑)また相変わらずな。
(福)(笑)とっとと、あのみんなと騒ぎたいなと。
(加)「とっとと」とか言わないで下さいよ〜。
(福)(笑)
(加)そんななんかもう・・というわけで、いろいろ本当にありがとうございました。
(福)いや早くね、電話切らないと。昨日のね、PRIDEが大阪であったんだけど、 今、そのメインイベントのね、マークコールマンとね、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、この勝負をね、 今ビデオでまさに観ようとしている最中なのよ。
(加)みんなで語ろうと。
(福)語ろうと。
(加)あの全然、僕と福山さんのつながりのないとこの話じゃないですかー。
(福)いやいや、バカだなお前、そこがね、まだラジオに対して踏み込みが浅いとこなのよ〜。
(加)いやいやいや(笑)。
(福)書いてあったでしょ?格闘、闘い、ね、ラジオとはいかに己との闘いをさらけ出すか、 それがPRIDE16だったのよ、今回の。
(加)いやいや・・だから・・。
(福)今回のメインイベントのマーク・コールマンとノゲイラの一戦だったんだよね。
(加)その辺はまたちょっと飲んだ時かなんかに・・・。
(福)そのノゲイラが勝ったのは知ってるんだけど、でもね、もっかいちょっとその闘いを観たい。
(加)福山さんちのビデオで今度じゃあ観させてもらいながら・・・。
(福)観る?観る?俺んちで観る?
(加)キレイな・・あの全部指で触らせて頂いて、キレイに掃除してるってことわかりましたから。
(福)そうそう、超ゴージャスなマンションでね。
(加)(笑)自分で言わないで下さいよ。
(福)あのドンペリでも飲みながら。
(加)いやいや、そんな、飲んでるとこ見たことないですよ。
(福)純白のメルセデス、プール付のマンションね。
(加)それ、「MONEY」です。
(福)最高の女とベッドでドンペリニヨン。
(加)わかりました。今度ゆっくりその辺の話をゆっくり聞きますので。
(福)とにかくね、マーク・コールマンがね・・。
(加)いや、もういいですよ(笑)
(福)負けたんだよね。
(加)外人の人に持ってかれるのいやなんで。
(福)あーそうかそうか。
(加)あのいずれにしろ、私は福山雅治さんのおかげで、目標にしてオールナイトを始められましたんで、 えーそしてまず、とりあえず卒業。
(福)卒業ね。
(加)はい。したいなーと思うんで。
(福)それはあれだね、桜庭がシウバに負けた時・・・。
(加)だから本当にね〜・・。
(福)もう1回ね11月にシウバと対戦するっていうのと同じ・・・。
(加)うん、バカだね〜。
(福)「バカだね〜」じゃないよぉ。
(加)すいません、すいません、すいません。
(福)コノヤロ〜。
(加)1回言いたかったんですよ。いつも僕言われてるんで。
(福)まぁちょっとせっかくあのーエンディングの時間なんで、たっぷり時間取ってあると思うんで。
(加)(笑)いやいや、そんなわけで、一応話らしい話で終わりましょうよ。PRIDEの話はいいんで、また今度として、 この2人の関係の話らしい話をして終わりましょうよ。
(福)えっ、俺たちの関係?俺たちの関係って何だっけ?
(加)いやいやいや(笑)。
(福)(笑)
(加)本当は寂しいんでしょ?
(福)いや寂しいっていうかねー、あのー本音言っていい?
(加)(笑)いやいやいや、眠いんですか?
(福)すごい本音言っていい?ふざけんなコノヤロー!
(加)(大笑)
(福)辞めんのかコノヤローっていう、それが俺のもう精一杯の本音かな。
(加)はい。まぁあのまた近々3兄弟で・・
(福)そうだね。
(加)僕は番組は終わりますけど、3兄弟はそのまま続くので・・。
(福)うん。
(加)また福山さんの家でも、焼酎飲みながら・・。
(福)たぶんね、これ以上本音を語るとね番組の流れが壊れるな。
(加)いやいやいや(笑)、大丈夫ですよ。でも本当にありがたく思ってるんで。
(福)いえいえ、とんでもないです。
(加)そんな照れ屋でどうしようもない福山さんの愛を感じましたよ。
(福)あっ、わかった?
(加)いやいやいや、そこで「わかった?」とか言っちゃダメなんですから。
(福)(笑)
(加)まだわかってないな〜。
(福)(笑)っていうかさ、せっかくほらエンディングたっぷり取ってんだからさ、ねっ、もういいよ俺は。
(加)いやいや、そんなことないですけども、本当にありがとうございました。
(福)いいえ、とんでもないです。
(加)こんな夜分に。
(福)まぁとにかくエンディングで、あなたのリアリティのあるメッセージをリスナーに伝えてあげて下さい。
(加)あぁもう言葉足らずですが・・
(福)はい、言葉ほんと足りねぇんだよな。
(加)(笑)うるさいですよー。
(福)それをダメ出しするとね、ほんとエンディングの時間無くなっちゃうんだよ。
(加)(笑)じゃあ今度マンツーマンで。
(福)そうだね、うんうん。
(加)わかりました。ほんと、あと14分ですが頑張ります。
(福)そうですよ〜、はい。
(加)ありがとうございます。
(福)じゃぁね、頑張ってね。お疲れ様でした。
(加)失礼します。

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