2001/10/20 ゲスト:新庄 剛志

(福)はいお待たせしました、今夜のゲストは、ニューヨーク・メッツの4番打者、帰ってきた新庄剛志選手でーす!!(拍手)
(新)どうもー!ただいま〜!
(福)おかえり〜!!
(新)ただいま〜。
(福)もうあの、ほんとにお久しぶりということになりますが。
(新)そうですね。
(福)1年・・約1年ぶりですかね。12月でしたからね。
(新)そうですね、はい。大阪城で。
(福)大阪城で。もうあの時お会いしてですね、なんとあの、大阪城ホールに来ていただいて、阪神時代の背番号5番のユニホームを頂いたんですよね。
(新)あの時はねぇ、もう実は、いらなかったんです。
(福)そうなんですよ。ちょうどその時色んな、メジャーに行くんじゃないかなんて話がとりだたされてる中だったんで、でユニホーム僕頂いて、新庄選手に「これは実際に使っていたユニホームということなんですが、これはひょっとして使わないってことなんですか?」って聞いたら、「それは今は言えないんですが・・」っていう話だったんですよね。
(新)(笑)いやほんとは言いたくて仕方なかったんですけど、ほらやっぱりね、一応決まるまでは。
(福)えぇ。色々ありますからね。
(新)そうですね。
(福)でそれにサインをして頂いて、僕はアンコールの時にその新庄選手のユニホームを着て、登場していったわけなんですよ。
(新)ありがとうございます。見てました。
(福)何か、鼻高々でしたね。
(新)(笑)
(福)あの時ね一緒に出てたあの、かの有名な宇宙からやってきた天才ギターリスト、Charさん。Charさんがえらいジェラシーでございましてね。
(新)(笑)あ、そうなんですか。
(福)「お前が、何でもらうんだ」と。「俺がこんなに好きなのに、何でもらうんだ、お前が」て言う風に怒られましてですね。
(新)あーそうですか。
(福)いやいやまぁ、それほどですね、人気の新庄選手でございまして。
(新)ありがとうございます。
(福)はい。などと話をしていると、相槌を打って、したり顔でこう何かしゃべりたそうな男は1人、あなたは誰?
(ア)どうも、ニッポン放送のスポーツ部アナウンサーの福永です。よろしくお願いします。
(福)お久しぶり。
(ア)お久しぶりでございます。
(福)もうスポーツ選手がね、お客さんでいらっしゃった時は、必ずこうスポーツの・・ねっ、もういまやニッポン放送の何て言うんですかね・・至宝!
(ア)(笑)いやいや。大変なこと言われますよ、後で。
(福)ニッポン放送のスポーツアナの4番打者と呼ばれている・・
(ア)になるように、頑張ってまおりす。
(福)福ちゃん。今日は、何しにきたの?
(ア)今日はですね、あのー実はですね、この新庄選手に会いにきたというと御幣がありますけども・・。
(新)(笑)
(福)またミーハーか、コノヤロウ。
(ア)確かに今日、メッツのTシャツとか着てますけど。
(福)で、何しにきたの?
(ア)新庄選手の輝かしいプロフィールを紹介しようと。
(福)素晴らしい!じゃあ輝かんばかりのナレーションでよろしくね。
(ア)(笑)わかりました。
(福)頼むよ。
(ア)はい。頑張ります。
(福)はい。
(ア)新庄剛志選手。1972年1月28日生まれ、現在29歳。福岡県出身。高校卒業後、 1989年ドラフト5位で阪神タイガース入り。入団3年目で、レギュラー獲得。その後、人気・実力ともに阪神の顔に。 球団グッツの売上の80%は新庄さんグッツということもありました。ベストナイン、そしてゴールデングラブなどを獲得。 2000年4番として自己最高のシーズンを送る。2000年終了後、FA宣言。阪神から5年契約で12億円の提示をけり、12月19日大リーグ、ニューヨーク・メッツとメジャー最低年俸で契約。そして時は変わりまして、2001年4月3日メジャーデビュー。代走そしてその後、公約通り初打席初ヒット。4月9日にはメジャー初ホームラン。8月3日日本人初の4番打者になりました。メジャー1年目、2割6分8厘、ホームラン10本、56打点、成績以上に記憶に残る活躍を見せてくれました。
(福)うまいね〜。福ちゃん。
(新)ファンになっちゃった。ファンになりました。
(ア)(笑)いえいえ、僕がファンですから。
(福)・・はい、でですね、このメジャー行きのね、あの・・あったじゃないですか、福ちゃんのさぁ、あのお話の中に、阪神から5年契約で12億円の提示をけり、ニューヨーク・メッツと契約。まぁ、いわゆる最低年俸というやつ。これはねぇ、かっこいいなと思いましたよ、実際。
(新)いえいえいえ。もうかっこよさとか、そういう問題じゃなかったですね。やっぱり夢。夢というか、一度はやってみたい、あそこのグランドに立ってみたいという気持ちだけで、選んだという・・。
(福)あー。いつぐらいから、メジャーに対して夢を持っていたんですか?もう野球始めた時からですか?
(新)あのね、監督・・タイガースの時にちょっと監督ともめちゃって、そん時にあのー「行こうかな」と。
(福)(笑)・・そういうのがあった中で、メジャーに行こうと思ったということで・・
(新)そうですね。
(福)不安はなかったですか?
(新)めちゃくちゃありましたよ。
(福)やっぱありましたか?
(新)ありました、ありました。だって、もうパワー、スピード、体力面が全然違うなっていうのが自分でもわかってて、選んでしまって。でも、何か自分だったら、やれるんじゃないかなっていう少しのその・・可能性というか、あって、でもほとんど、まっでもマイナーリーグの経験でもいいかなと、2・3年頑張って、上がれたら十分だという気持ちで・・行ったんですけどね。やっぱり実際キャンプに入って、もうそのパワーに・・
(福)ねー。最初のキャンプ・・ねー。
(新)もうねぇ、「やばいっ!何で俺はここに来たんだ!」っていう感じになる・・なったんですよ、実際。
(福)(笑)はいはいはい。
(新)んで、「俺どうしよう。本当にやばいわ」と思いながら、まあキャンプ迎えて、オープン戦始まって最初の頃、全然当たらなかったんですよ、バットに。
(福)それはやっぱりプレッシャーとか緊張?
(新)やっぱ緊張でしょうね。緊張・・あとイイとこ見せようという変な気合が入ってて。そいでもうバットがすっごく重く感じて、振れないんですよ。
(福)もう全然、軸がこう・・軸がない感じの。
(新)(笑)そうそう。めちゃくちゃだったんですよ。でピッチャーの球も140キロぐらいだったんです。最初の方のピッチャーが。それでも150キロぐらいのスピードに思えたぐらいもう、緊張したというか・・
(福)ちょっと萎縮しちゃってた部分があったんですね、やっぱり。
(新)うん。で結果でないでしょ?「あらあらあら、やばいやばい」と思いながら、そしたらボビー、監督も「まだ始まったばっかりじゃないか。大丈夫だよ」って言ってくれるんだけど、目がちょっとねマジなんですよ。
(福)(笑)頼むよと。
(新)(笑)「大丈夫か?」って目をしてたんですよ。それでもう、気合入れなおして、俺は何しにこっちに来たんだっていうのをまた考え直して、楽しめりゃいいと。うん、楽しもうと。もうダメでもいいじゃないかという気持ちで、やり始めたらすっごい体が楽になって、それからもう、バンバンバンって打てだして。
(福)そこで気持ちがそういう風に切り替えられたっていうのがやっぱり、新庄選手ならではだと思うんですよね。やっぱり普通だとその、例えば理詰めで考えた時に、楽しむっていうことに切り替わらない場合は、「あーやっぱもう1回基礎トレーニングから」とかって考えがちじゃないですか、スポーツ選手って。
(新)そうですね、うん。
(福)で、「メジャーの選手は一体何をやってるんだろう?」っていう風に、その何だろう・・情報をたくさん入れようとする?
(新)はいはいはい。
(福)僕なんかね、どっちかというとそういうタイプなんですよ。(笑)理詰めで考えるという。ところが、新庄選手は全く逆で、折角来たんだから、ダメモトでもいいや、楽しもうっていう風に思えるってところがやっぱ新庄選手の強みですよね。
(新)思えるというか、そういう風に思わないと仕方ないなって思う状況になったんですよ。
(福)まっそこまで追い詰められていたと。
(新)追い詰められていましたねぇ。・・で追い詰められてても、その発散の仕様がないんですよ。
(福)はいはいはい。
(新)周りに何もないし。日本だとほら、カラオケ行ったりとか飲みに行ったりとかして、まあ明日頑張ろうっていう気持ちになってたんだけど、向こうは何もないから・・うーんまぁとりあえず洗濯しようかとか、なに食べ行こうかとかそれぐらいしかないんで。
(福)そうかそうか。まあそういうこう・・気分替えみたいなものもやっぱできないってなると、もう本当に結果を出すしかないというところにいったわけですね。
(新)そうですね。
(福)でもね、そういう新庄選手の・・まあこう言っちゃあ失礼ですけど、新庄選手の耳にも届いてたと思いますけど、多分ダメなんじゃないかっていう話もたくさんあったわけじゃないですか?
(新)はいはいはい。
(福)で、そんな中で、まあこういうその・・5年契約12億円の阪神の提示を蹴り2400万で行ったって、これ1つの新庄スタイルだと思うんですけど、でそれで色んなこう・・まぁきっとねうまくいかないんじゃないかみたいなのをはねのけての、この活躍っていうのはね僕もねすごい勇気もらった感じしましたよ、実際に。
(新)あそうですか。ありがとうございます。
(福)僕なんかやっぱりこう、1回お会いしたことがあるんで、もうそれだけでかなり情が入るじゃないですか?
(新)はいはいはい。
(福)で見てて、今日打ったかなぁとか。あぁ打てたんだっていう日とかやっぱりねぇ、嬉しかったし、僕自身もなんかこう、そういう風に頑張ってる人がテーマソングに使ってくれてるんだったら、俺も頑張らなきゃって思いますからねぇ、実際。
(新)(笑)それ行く前に、色んな評論家が、無理だと・・お前の力じゃ。日本でどんだけの成績をね、残してるんだっていう情報、てか言ってる人すごく耳に入ったんですよ。その人たちのおかげで、今年1年活躍できたと・・
(福)あー、逆にね。
(新)逆にね。そういう声がなかったら、自分に甘えてたと思うんですよ。だからそれを励みに、うん、頑張ったっていうひとつの・・まあ顔は覚えてますけどね。
(福)まあね。そういうのって大体覚えてますよね。(笑)
(新)(笑)そうそうそう。
(福)まあでも、今日ほんとにこれを聞いてるですね野球少年も多々いますよ、多分。小学校・中学校・高校生。非常にですね、1つのこう何て言うか、新庄スタイルというものに勇気をもらっている選手たくさんいると思います。・・福ちゃん、何か質問ないの?
(ア)僕はですねぇ、とにかく一時期最下位までいって、優勝争いまでいったじゃないですか?あの時って、もういけるんじゃないかっていう・・。
(新)思いましたねぇ。俺は始めての経験するんじゃないかなと。
(福)あぁ。
(ア)そうですよねぇ。
(新)ほらタイガース時代。いつもオールスター終わった時にはもう、「今日の試合早く終わらないかなぁ」って。(笑)
(福)(笑)オールスター終わったら、シーズンも終わってたみたいな。
(新)(笑)終わってた、実際。まぁメッツに入って、「あれっ?タイガースと一緒じゃない?」って思った。でもやっぱりそこは違うね、去年のチャンピョンチームは。もう後半から、ドゥヮーって勝ち始めて、またあの・・ニューヨークのああいう事件もあって、一丸となって、何とかニューヨークのために頑張ろうと、いうね、選手だけで、話し合って、それからもう3ゲーム差。最高17ゲームあったんですよ、トップとの。
(ア)そうですよね。
(新)それがだんだんちじまって、残り3ゲーム、頑張ろうと。でも残念ながらこういうね、まあ優勝できなかったけど、来年また、楽しみが・・
(福)でもそういう興奮を初めてのメジャーでね味わえたっていうのが、それまた来年の励みにもなるし、凄くこういいばねになりますよね。
(新)最高!あのムードは。
(福)出た!新庄最高!きたよー!この後CMを挟んで、まだまだ続いていきますんで、よろしくお願いします。
(新)よろしくお願いします。


(福)でね、新庄選手あのーお迎えしてるわけなんですけど、メールも来ておりますよ。

メール:なかなか英語を覚えないので、とうとうチームメイトが日本語を覚え始めたらしいというのは事実か?
(福)これどうですか。事実なんですか?これ。
(新)結構当たってますねぇ。
(福)素晴らしい!
(新)(笑)素晴らしい。
(福)僕ねぇ、いつも思うんですけど、あのじゃあアメリカのね人が日本に来た時に、どれぐらい日本語をあの覚えて日本に来てるのかって話ですよ。
(新)全然覚えてない。
(福)覚えてないでしょ?で、僕らは一応いつも海外とか行く時に、イ・・ションやらなんやらあるから、やれ、何だ?「Can I Have・・」とか覚えたりとか、「I'd Like To・・」とかね、覚えていくわけじゃないですか。
(新)覚えましたねぇ。
(福)ねー。それなのに、もう海外の人たちときたら、日本に来て平気で母国語を。素晴らしい、新庄選手。
(新)(笑)あのねぇ、気つかってくれないんですよ。向こうは。だから、こっちが何とか片言の、単語、単語で何とか言おうとしてるんだけど、ブワァーって英語で言ってくるんですよ。自分さっぱりわかんないじゃないですか。もういい!通訳通して「俺がもう日本語を教える」と、ねっ、「だからお前が覚えろ」と、「俺面倒くせぇよ」って言って。
(福)(笑)いい!
(新)でそれで、やっぱりその日本語を教える時は、やっぱりこう下ネタ系がね。
(福)なるほど!
(新)はい。そういう方・・そっち方向が多いですね。
(福)なるほどねぇ。
(新)えぇ。そいでこう仲間になっていくという。
(福)それ大事ですよね。
(新)大事ですね。
(福)・・素晴らしいじゃないですか〜。
(新)でも、当たってますね。メールの・・
(福)当たってますよ。・・新庄選手は、ニューヨーク・メッツで外国人選手たちに、九州弁の下ネタを教えてると。
(新)それは、なかですね。(笑)
(福)それは、なかですか。


(福)さぁ今日はですね、ニューヨーク・メッツの4番打者、新庄剛志選手さ・・新庄剛志選手を・・。
(新)(笑)カミカミですよ。
(福)(笑)お越しいただいてますけど。すいません。今あのCM中にカップヌードルの、ねっ、CMがあの・・まっ東京では流れて・・地方では違うんですけど、まあテレビでご覧になった方いらっしゃいますと思いますけど、新庄選手のね、カップヌードルのCM。
(新)はい。
(福)「あのCMいいですよね〜」なんて話をしてたら、なんとねぇ!コンテ自分で考えたんだってよ。
(新)そうなんですよ。
(福)すごいじゃないですか。
(新)俺、子供の子が大好きで。特に向こうの子供ってすっごく可愛いんですよ。でとにかく、子供の、ちっちゃい子と共演したいと。で、音楽も、ちょっとこう・・やっぱラーメンっていったら、「うまかーっ!」とかそんな感じじゃないですか。そういうのは嫌だと。しんみりした感じで、屋上で、食べたいと。
(福)うんうん。
(新)でカメラは、普通に上の方からこうね、上と下から勝手に映してくれと。そういう風にあのお願いして。
(福)へぇー。
(新)そしたら「それいいですね〜」って監督も賛成してくれて、それでまっ自由にしたという。
(福)ちなみに最初のコンテは「うまかーっ!」だったんですか?ちょっと武田鉄矢さんテイストっていうかね・・
(新)最初はねぇ。(笑)最初は、リムジンに乗って、なんかこうスーツ、マフラー、「うめぇじゃないか」みたいな、そんな感じのイメージでとられるから俺。
(福)ちょっと捻じ曲がった新庄イメージですね、それはね。
(新)そうなんですよ。昔のイメージが強いから。
(福)うんうん。
(新)ベルサーチ!みたいな。(笑)
(福)(笑)
(新)それじゃ、嫌だと。普通にしてくれと。今俺は楽しんでるんだから、CMも楽しくしたいっていうことで、監督が「あぁ面白い」ってなって。
(福)へぇー。でもいいCMですよ、ほんと。
(新)ありがとうございます。
(福)そんな新庄選手に、またまた質問。
メール:新庄選手はマシャのどんなところが好きですか?
(福)えっと、マシャのどんなところが好きかなぁ、新庄選手は?
(新)マシャ・・?。マシャって何?
(福)(笑)マシャってね、僕のことなんですよ。
(新)(笑)福山さんのことですか。
(福)そうなんですよ。あのねぇ、「雅治」で、ほら九州だと「さ」が弱いでしょ?・・「しぇんしぇい(先生)」
(新)しぇんしぇい、しぇなかに、しぇみがついとうごたぁ。(先生、背中に、セミがついてるみたい)
(福)(笑)そう!
(新)あー、「しぇ」の三段活用。
(福)そう。
(新)それを使ったんですか。
(福)そう。それで、うちの親父が、前歯がなかったんですよ。
(新)なるほど。
(福)それで「マサハル」って言えなくって、「マシャ」になったんですよ。
(新)あーなるほど。
(福)えぇ。
(新)やっぱねぇ、俺・・なんか男でも惚れる様な、雰囲気をもってる。俺ホモじゃないですよ。
(福)えぇ。(笑)
(新)歌うまい、芝居うまい、顔いい、スタイルいい。
(福)あらっ。
(新)もうね、むかつきますね。(笑)
(福)あらっ!やだなー、これちょっと。
(新)もう悪いとこないんですよ。
(福)えぇ、実はそうなんだけど。(大笑)
(新)(大笑)
(福)じゃあ変わりましてね、褒め返し。新庄選手。やはりですね、このー笑顔に現れる、まぁ僕が言うのもなんですけど、無邪気さが最高ですよね。
(新)あーありがとうございます。
(福)なかなかやっぱり大人になると、まっ色々とこうね、うん・・色んなことがこうあって、色んな事考えたりとか、あの当然挫折もあるし、あと妥協っていうものもあるし、で、じゃあ新庄選手が挫折も妥協もしたことがないのかっていうと、そうではなくって、挫折と妥協を知ったうえでのその笑顔と無邪気さがあるってことが、僕は凄いなと思うわけなんですよ。
(新)あー。
(福)まあその、「楽しみたいと思った」っていうところにいけるっていうのが、これがやっぱ「すげぇな」って僕は思うんですね。
(新)いえいえいえ。褒めすぎちゃう?
(福)いや、ほんと・・僕はねぇ、はっきり言ってね、褒め下手ですからねぇ。
(新)あーそうですか。
(福)えぇ。ただ本当に、その辺は凄いなと思うんですよ。
(新)ありがとうございます。
(福)その辺は僕も学びたいなと思うとこですよ、ほんとに。楽しむっていう事でね。・・まぁそんな、2人のね、お互いのヨイショトークの・・(笑)
(新)(笑)
(福)ヨイショじゃねぇからな。(笑)

●アメリカのニューヨーク Sさん● テロ事件のおかげで仕事がクビになるかも。

〜〜〜テロ事件の影響・NYの住宅事情の話〜〜〜

魂の叫び「リストラなんてヤダーっ!」

(福)まぁでもほんとに、色んなとこに影響が出てますよね。
(新)あぁー、これはねぇ、でも・・国のために泣けるんですから。
(福)うんうんうん。
(新)向こうの選手は。やっぱ、えっとこの事件があって、ニューヨークでの初めての試合の時に、ダイアナ・ロスが来て、歌ってくれたんですよ。
(福)えぇ。
(新)もう歌ってる本人も、選手も、もう涙涙で。それを見てて俺、感動しちゃって。やっぱ日本って、日本がこういうことがあって、泣けないじゃないですか。
(福)うーん。まっ実際その状況になったらどうなるかってわかんないですけど、ただ愛国心みたいなものはやっぱ強いですよね。
(新)強すぎますね。
(福)うん。それで、それによってその、団結するっていう。だからそのなんでしょうね、僕なんかほんと日本から見てて思うのは、こうアメリカっていう、我が祖国っていうものに対してすごく熱い気持ち。だから別にブッシュ大統領大好きっていうわけではないじゃないですか、あれって。
(新)うんうん。
(福)アメリカっていうこう・・我が祖国、この大地を愛してる。そいうのが何かこう伝わってくるんですよね。
(新)すんごい伝わってきますよ。
(福)うん。まぁその後のほんとに、あのメッツの快進撃っていうのもやっぱありましたしねぇ。あれは何かほんと、もう95年の話になりますけど、オリックスがあの・・阪神大震災・・
(新)似てますね。
(福)ねっ。
(新)似てる、似てる。
(福)うん。あの時の凄いこう一致団結した熱いものっていうのと同じもの感じましたよね。
(新)同じ神戸なんですけどね僕も。(笑)タイガースの時。
(福)(笑)そうですよね。いやいやいや、まあそんなこともありましたということで。じゃああの新庄選手からSちゃんに宛ててということでかまいませんので、1曲プレゼントしてやってもらえますか曲を。
(新)じゃあ・・「Peach!」を。
(福)あぁいきますか。
(新)はい。
(福)ライブバージョンでいきます。
(新)はい。
(福)わかりました。じゃあ新庄選手からニューヨークのSちゃんにプレゼントです。「Peach!」!

♪♪ 福山雅治 「Peach!」♪♪


(福)はい、え〜今日は新庄選手に来てもらってます。
メール:野球部ですが少し体が小さいので、大きくするにはどうすれば良いですか?
(福)あっ体大きくしたいらしいですよ、これ。
(新)大きくしたい・・。俺むちゃくちゃ小ちゃいですからね、向こうで。
(福)あっメジャーで。さっきも話してましたもんね。
(新)だから、体は関係ない!
(福)関係ない。
(新)気持ち!気合で。
(福)楽しむという。
(新)うん。楽しむっていうことと、絶対に負けないっていう気持ち。
(福)自分だからこそできる事があるはずだっていうことですよね。

(新)うんうん。そうですね。
(福)まああの、当然その筋肉とか欲しいんだったら、それ付けるのはね、全然。まっやろうと思えばできる話じゃないですか。
(新)うん、するする。・・いや、体を大きくする必要ないと思いますよ。
(福)あっ、逆に?
(新)逆に。
(福)小さいならではの良さを、活かしたらどうかと。
(新)小さくて、すんごい・・何て言うんですかね、小さくても結果が出すと、凄い選手になるんですか、大きく見える。
(福)なるほどね。小さくて結果を出すと大きく見える。
(新)大きく見える。
(福)まっ、ドカベンでいうとこの殿馬みたいなものですよね。(笑)
(新)(笑)
(福)そんな困った顔しないで下さいよ。(笑)
(新)(笑)あんまマンガ見ないんで。

●和歌山県 Rさん● うちのお父さんも海外で頑張ってます。
〜〜〜父親の話〜〜〜
(家族の反対を押し切って、中国にお饅頭の作り方を教えに行ってる)


魂の叫び「パパ頑張ってねー!」

(福)かっこいいお父さんやなぁ。
(新)かっこいい。54歳でいけるね。見習いたいですね。
(福)すごいっすね。いや見習いたいです、本当に。あのー、一応僕目標が、生涯一現役っていう。死ぬまでギターを持って歌うっていうのが、僕の目標としてあるんですけど・・
(新)かっこいい。ニューヨークどうですか?
(福)ニューヨークですか?えっニューヨーク、マジソンスクエア・ガーデンで?
(新)そう、歌う。
(福)いや〜、頑張ります。そのためには、新庄選手がどれだけニューヨークで日本語を広めるかってことに、かかってくるわけです。(笑)
(新)(笑)来年の目標はそれですね。・・それだ。

●東京都 H君 大学生● 新庄選手に日本でプレーして欲しい。
〜〜〜野球の話〜〜〜
(阪神の大ファン。新庄選手は成功したら戻ってくると)

魂の叫び 「再来年は阪神タイガース復帰してください!」

(福)でね、新庄選手。ここにバレンタイン監督のコメントありまして、メジャー志向、えー新庄選手の成功により、日本球界の更なるメジャー志向に、95年にはロッテで指揮をとったバレンタイン監督が待ったをかけた。すべてはメジャーの世界が順調に進めばよいわけではなく、あくまでもバレンタイン監督は、球界全体の繁栄を最優先に考えている。「私自身は」・・これはバレンタイン監督のコメントですけど、「私自身は日本人選手が、全てこちらに来る事を素晴らしいとは思わない。新庄の働きで、自分もこちらでやれるという気持ちになる選手もいるかもしれないが、まずは若い選手は日本球界が人気の出るように頑張ってもらいたい。」と、観客動員の極端な減少、更には主力選手のメジャー流出による魅力の低下、日本球界が直面している危機に、バレンタイン監督はメジャー挑戦が全てではないことを示していたと。
(新)ボビー、大好き。
(福)これまた、広い目で見てますねー。
(新)ボビーはね、色んな・・色んな方向で、いっつも考えて、コメントしてくれるんすよ。
(福)ねー。
(新)いやこれ本当だと思いますよ。ボビーの今の考えの中で。
(福)本心で。
(新)本心で言ってくれてると思いますよ。まあ、俺が成功したことによってねぇ、やっぱり日本の選手は、俺も、俺も、俺もって思っているかもしれないけど、甘くないよと。
(福)甘くないよと。先輩は仰ってますよ。・・まぁ僕はどういう状況であの、詳しい野球の側面は知らないんですけど、ただそのー夢を持つことはやっぱり良いことだなと思うんですね。
(新)もちろん、もちろん。
(福)で、新庄選手も仰るとおり、バレンタイン監督も仰るとおり、メジャーだけを目指せばいいってもんではないだろうっての確かに思うんですよ。
(新)うん。
(福)でも逆に、皆がそのー・・世界を目指すっていうことになって、日本の野球がダメになったら、僕は日本の野球ってそれまででしかないんじゃないかと思うんですね。
(新)はー。
(福)別にその日本で、あのースター選手、ね、日本で頑張るっていう選手も多分出て来るはずですから・・。
(新)もちろん。逆にね。
(福)逆に。
(新)皆が行きだしたから、残るっていう選手も増えると思う。
(福)っていうのもあるでしょうからね。
(新)うん。
(福)で最近ね、よくあのー雑誌社の人とかの・・「Number」っていう雑誌あるじゃないですか。
(新)はいはい。
(福)あの辺の人たちと、この間話したりしたんですけど、スポーツっていう物が日本でかなりその・・だいぶ全体的に盛り上がってきてる感じってあるんですね。それは、メジャーリーグの人気、そしてサッカーの人気、え〜まぁ色んな、昨年のオリンピックってのもあったと思うんですけど、これが影響したことで、スポーツ界全体がなんとなく底上げされてきた気がするって流れがあるようなんですよ。
(新)うん。
(福)で僕もそれはなんとなく感じていて、で〜それ何でかなって思った時に、それは偏にやっぱり新庄選手や、もしくはもうほんとイチロー選手、佐々木選手、あと高橋尚子選手、世界のトップランナー、そして昨年のオリンピックで井上康生選手とかね。こう・・世界に通用する、しかもNo.1になれる日本人がいるんだということで、やっぱり、スポーツに対しての関心が凄い高まった、この1・2年だと思うんですよ。だから僕は逆に、あの〜そういう気持ちを持つことは、メジャーに行きたいって思うことは、どんどん逆に僕はいいなって思っちゃうんですけどね。
(新)そういう考えありますよね。
(福)うん。ますます今度は興味を持ってくれるわけですから・・
(新)うん。まっ行く本人としたらね、すっごく楽しいと思う。
(福)あー、本人としたらね。
(新)それはね・・やらされない。やっぱり日本のプロ野球に入ってくる選手っていうのは、その・・お山の大将が集まってくる場所であって、コーチからやらされると、その自分の実力以下の、その何て言うんですかね、自分の潜在能力を出せない、そのコーチのせいで。やらされるっていうだけで。アメリカはそれが無いから、だからこっちでもしクビになった選手は、どんどん向こうに行って、自分で頑張ってやってみれば、あの大家君、大家君っているんですけど、あの彼はこっちでクビになって、まぁ自分の才能わかってたと思うんですけど、向こうでやれると。んで、今メジャーにいますからねー。だからもったいない選手はいっぱいいると思うんですよ。
(福)体質的にまぁ、日本のシステム、野球界のシステムに、まあ合う人と合わない人いるでしょうからね。
(新)そうそうそう。
(福)日本のシステムが悪いとは一概には言えないんで、それはそれでまぁ成功例はあるわけですからね。
(新)ありますね。
(福)なるほどねー。やらされる感がないと。
(新)ない。
(福)逆に自分でやんなきゃってプレッシャーの方が強いということですよね。
(新)だからやるんですよね。
(福)うん。なるほどねー。


(福)えー「魂リク」、「魂のリクエスト」のコーナーでございます。
メール:マシャと新庄選手に「桜坂」を歌って欲しい。

♪ 桜坂 ♪


(福)はいあっという間にエンディングでございますがねぇ、え〜新庄選手こんなメールが届いてますよ。
メール:新庄選手、さすが「第2章」。歌いけますねぇ。「第3章」出す予定は無いんですか?
(新)ないっ!・・いやダメなんすよー、歌は。
(福)いや、いい声してますよ。いい声してるじゃないですか、本当に。
(新)いやいやいや。歌ねぇ・・まっ好きですけど。
(福)それが1番ですよぉ。
(新)まっ楽しけりゃいいかなと。
(福)そうそうそう。だって逆にね、その今の「桜坂」だと先の部分で「君よずっと幸せに・・」ってところは、同じキーのところでユニゾンだったわけなんですけど、このね、声がすごいダブルで絡む感じが気持ちいいんですよ。声質が合う人っていうのは。
(新)あー、ありがとうございます。
(福)すごいね、声質合うなーと思ったんですよ。
(新)ありがとうございます。(笑)
(福)ほんとっすよ。
(新)あんまりねぇ、うまくないっすよねー。
(福)じゃあ「第2章」おかけしましょう。
(新)(笑)ダメダメダメ!
(福)(笑)えーここで私のインフォメーションだけさせてください。
〜〜〜写真展・DVDの話〜〜〜
〜〜〜魂ラジハイスクールの結果(日本で働きたい54.8%、海外で働きたい45.2%)〜〜〜

(福)・・という結果なんですよ、これ。まっ日本は終身雇用制度が崩壊し、不況、不況と言われる昨今でございますから、まぁ日本で働くっていうことに対しての魅力をだんだん感じなくなってきているのかもしれないですよね。
(新)でも、日本がいいですよ。
(福)僕も日本大好きなんですよ。
(新)あぁ。日本はいいっすよ。
(福)あのー20代、まっ今30・・たくさん色んな国に旅行に行って来て、まあ旅行好きなんで今でも行くんですけど、やっぱ日本いいなって思うんですよね。
(新)やっぱね、メシ・・ご飯。
(福)まずメシありますよね。
(新)ご飯がひどい。
(福)あぁ。
(新)やっぱり、恋しくなりますね。
(福)まっ確かにニューヨークですから、美味しい和食屋さんとかたくさんありますけど、違いますよね、やっぱりね。
(新)違う!全然違う。
(福)えぇ。特に、もともと九州の人間ですからね。
(新)そうですねぇ。
(福)はっきりいって、九州の人間・・豚骨ラーメンとか豚バラの焼肉とかですね、ソウルフードですよね、日本のね。
(新)1番ラーメンが食べたくなりましたね。とんこつ。
(福)あぁー。とんこつね。
(新)「うまかっちゃん」。
(福)あっ「うまかっちゃん」。僕「うまかっちゃん」辛口好きなんすよね。
(新)(笑)うまい!うまい。
(福)あと、サンポー「焼き豚ラーメン」なんかも食いたくなりませんでした?
(新)あっ食べたこと無いですね。
(福)あっそうっすか?
(新)食べたこと無い。
(福)九州限定ですよ、あれ。サンポー「焼き豚ラーメン」って。
(新)今度帰ったら、食べてみます。
(福)是非、是非。・・まあねあのー、先ほどね新庄選手の話の中にありましたけど、新庄選手の思い描くメジャーでの成功っていう目標、これはどの辺・・どんな感じなんですか?
(新)はぁー、やっぱり、成績どうこうじゃないんですよね。メッツっていったら誰だ?と。ピアザ。新庄。ってなりたいですね。
(福)なるほどねー。顔になりたいと。
(新)顔になりたいですねーやっぱり。行ったいじょうは。
(福)そうですね。
(新)もちろんそれ、向こうは結果が全てなんで、その結果を出さないと人気は上がらないと思うんですけど、その結果はねやっぱり、その・・自信はある!
(福)おっ!やったぞ。
(新)自信を持ってまた来年もね、楽しみながら。
(福)そうですね。あとはまぁ、リーグ優勝そしてまぁあの今決勝やってますけどね。来年またとりたい・・もう1回とりにいきたいですよね?
(新)とりたいね。ゴールデングラブがとりたいですよ。
(福)あー、ゴールデングラブね。
(新)でも今年もまだ発表が終わってないんでわかんないんですけど、もしかしたら!っていう噂を聞いたんすよ。
(福)マジっすか?それちょっと・・誰にお願いすればいいんですか?それ。
(新)(笑)
(福)ラジオ通じてこう・・。バレンタイン監督ですか?違いますね。誰なんでしょうね。えーでもとりたい。
(新)とりたい。
(福)そして、まぁそういう賞をとったりとか、成績を残したり、優勝したりとかしたあかつきに、えー「ニューヨー・クメッツといえば新庄だよね」っていう風になったら、今のところ設定している一つの目標が達成されるってことですよね。
(新)そうですねー。
(福)でまた、そうなった時に次の夢って出てきますからね。
(新)そうなんですよ!
(福)これが困りもんですよね。
(新)だって夢は、小ちゃい頃の夢は野球選手だったんですよ。達成して、日本のプロ野球に入ってメジャーだったから、達成して、どんどんどんどん変わっていくんですよ、夢というのは。
(福)そうですよね。
(新)まっそれもね、また面白いことがあって。次の夢は・・何にしますか?
(福)そうですねぇ。
(新)福山さん、何ですか?
(福)僕ですか?僕は1番大きな目標はまぁ先ほども言いましたけど、あの〜死ぬまで現役でいたいと。あの〜僕らの仕事ってこう、ギターを弾いて歌を歌うっていう、まぁ変な話、ギター1本あれば成立するわけじゃないですか。
(新)うんうん。
(福)でこれって多分、あの体力の限界ってあんまり無いと思うんです、僕は。で、それをやっぱり、最後まで、死ぬ・・死ぬ寸前・・ほんと死ぬまで現役でいたいっていうのが大きな目標ですね。あともう1つは、そうだなぁ・・広い土地を買う・・(笑)
(新)(笑)すぐ買えるじゃないですか!
(福)いやいやいや。海の見える・・(笑)お時間やってまいりました。新庄選手、今日は本当にあのー、「魂ラジ」ね、ニューヨーク・メッツの新庄選手お迎えしまして、本当にどうもありがとうございました。
(新)楽しかったです。
(福)またお会いしましょう。
(新)どうも!どうも!
(福)来年ニューヨーク行きますよ。
(新)はい、来てください。
(福)どうもありがとうございました!
(新)どうもーありがとうございます。

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