2000/02/13 Endless Talk Session〜10番勝負〜第1回戦 ゲスト:武田 鉄矢

(福)さっ、お待たせしました、みなさん。今日は記念すべき1回目でございます。トップバッター、トークセション、ゲストにはこの方をお迎えしました、どうぞ!
(武)どうも〜こんにちは。ゴホッ、ゴホッ・・・。(笑)
(福)いきなり咳き込まんないでくださいよ〜。
(武)さっきからずっと咳我慢してたんだ。
(福)武田鉄矢さんです、どうもー!
(武)どうもーよろしく。
(福)おぉー、お久しぶりです。
(武)久し振りだね。
(福)明けましておめでとうございます。どうも遅くなりまして、本当に。
(武)それくらいの感じがしたな。
(福)そうですよー。旧年中も大変お世話になりました。
(武)何をおっしゃりますのやらー。
(福)いやぁーね、年末ライブをやってたんですよ。たぶん、鉄矢さんの方にもインビテーションは・・・。
(武)いやぁーゴメンゴメン、来た来た。
(福)いってるはずっすよね。で鉄矢さんのあのちょっとね、あのバカチンのあの声をですね、今回色々ライブで使わせてもらったんですよ、実は。
(武)あっ本当。
(福)(笑)コンピューターに。それうかがってないんですか?一応、あのー・・・。
(武)おーぅ、聞いた聞いた。
(福)あのー、承諾は得たつもりなんですけど。
(武)俺ごめん。そういうのもう忘れちゃうんだよ。
(福)いやいやぁ、そうですよね。そうですよねー。いろいろコンピューターを使って、今回いろいろやったんですよ。おはがきをコンピューターの中に取り込んで、そうこう読んだりして。
(武)あー、はいはい。
(福)で、ちょっと間が悪くなるとあの、クリックを押すと鉄矢さんの顔とともに「バカチンが−!」と出るのを使わしてもらったんですよ。
(武)あーそれ、娘から聞いた。
(福)(笑)なんで?!なんで?娘さんから?
(武)いやいや、娘はとにかくこの曲をよく聞いてるから。
(福)あーそうなんですか。ありがとうございます。いやぁ、どうですか?今年に入って2クール目ですか、金八先生。急にあれですけど。
(武)んー・・・。
(福)長いっすね。さすがに2クール目は。
(武)さすがに長いねぇ。闘ってる最中だけど。でも、ディレクターというか演出家達が36、7のやつばっかりでしょ。
(福)言ってましたね。
(武)もー、やっぱり若さでぶつかって来るんだよね。
(福)ぶつかってきますか!
(武)演出がきつくてねー。
(福)(笑)
(武)「泣いて下さい、先生っー!!」いやぁ、ここ泣くとこじゃねぇだろーっ!「泣いて下さい、先生っー!!」
(福)あー、なるほどなるほど。
(武)困ったことにさ、金八先生のpart2かなんか、見てた奴がディレクターやってるわけよ。
(福)あー。
(武)「腐ったみかん」なんて言うやつを、そん時のそのイメージで俺に要求して来るもんだからきついのよー。
(福)で、どうですか?今年に入って、体調は大丈夫ですか?僕はインフルエンザなっちゃったですけど。
(武)俺もなりかけが2回ぐらいあったけど。まず治るの早えぇやな。
(福)早いんすか?
(武)2日ぐらいで治っちゃうから、俺はなんとかね切り抜けたけど。それとね、やっぱり基本的には、あんたがた世代と違ってやっぱり1日やることが1つ少なくなってるよ。
(福)そうすか?
(武)昔若い時は、俳優として雇われて行くじゃない。で、稽古なら稽古が6時、7時に終わったらもう、絶対にラッキーと思ってキラキラするとこ突進してったもん。
(福)はいはい。キラキラ好きですからねぇー。
(武)うーん。
(福)その昔はねー。
(武)最近さすがにダメ。1日にワンテーマこなすのが、精一杯だね。
(福)遊びもワンテーマなんですか?それは仕事もこなすのでいっぱいになって来たんですか?
(武)あのねー、まー仕事やらぁね。で、飲みに行ったとしても、もうハシゴは絶対にダメ。
(福)もう飲みに行ったとしても、それは本当にリラックスする為の飲みであって。
(武)そうそう。
(福)ちょっと昔は、飲みに言ってメシ食って腹もいっぱいになって、「じゃそろそろキラキラしたとこいこうかぁ!」って。
(武)そうそうそう。最近は全部いっぺんに済まないとダメなの。おなかいっぱいになって、キラキラしててー。
(福)キラキラ入ってるんですか?まだ。(笑)
(武)あー入ってる。ちょっと残照だけどね。
(福)残照がね。
(武)夕焼け暮れなずむ、だけどね。
(福)(大笑)暮れなずむね。
(武)暮れなずむキラキラだけど。
(福)(笑)分かりやすいですねぇ。なるほどなるほど。
(武)あー、それで、あとは福山に何話そうかな。
(福)えっなんすか?
(武)あのね、今夢中になってるのはね(笑)いや、こないだ・・・。すごい自分でも「面白な」っと思って、無我夢中で読んだんだけど、あのね今ね、真相心理学って昔やってたじゃん。あれから一歩進んでね。今ね、脳の方に行っちゃった。
(福)ほう。
(武)脳は面白いねー!!
(福)脳の話ですかー??
(武)おーっ!!
(福)人間の脳ですよね?いわゆるね。
(武)そうそう。
(福)「能楽」の「能」じゃなくて、こっちですよね?こっちですね??
(武)大脳。その、とある本なんだけど、とある本に何かねいっぱい錯角が書いてある。例えば「ネッカーキューブ」ってのがあるのね。これは紙に書いてある。立方体をじーっと見てるとね、同じ紙に書いた立方体のその図案だけでも、見え方が2つぱっと別れるの。
(福)あのー、人によって分かれるってこと?
(武)いやぁいや、自分の中。
(福)あっ自分の中で?
(武)「左上から立方体を見てる、立方体の図だな」と思った瞬間、「いやいや右上から見てる立方体だ」っていう。
(福)2つの思考というか、2つの印象が同時に自分の中に出てくるということ?
(武)そうそうそう。そん時に俺笑い転げたんだけど。何が愉快かって言うと、それは脳が迷ってるんだ。つまり、脳っていうのはそれ位迷いやすいものなんだ。どっちで解釈していいか分からないって。
(福)まず、自分の脳自体が迷ってると。
(武)そうそうそう。俺、自分でも前から変だなーって。正直に言うよ。
(福)分かりました。はいっ。
(武)俺昔からな、変だなぁと思ってたのは、「ヒョウ柄のパンツ見て興奮する自分って何だろう?」と思ったの。
(福)はいはい、ヒョウ柄のパンツですね。
(武)ヒョウ柄で、パンツ見て、「ムラッ」っと来ない?
(福)いやそりゃぁ「ムラッ」っとありますよ。あの動物っぽい感じをやっぱり印象に受けますのでね。
(武)お前よく考えてみな。変だと思わないか?なんで、ヒョウのケツ見てムラッとくるんだよ!
(福)ヒョウのケツじゃないじゃないですか!だって!
(武)そうかもしんないけど、形的には、ヒョウのケツみたいなものじゃないか。
(福)いやいやいやー。まっそうですけど・・・・。あの、おっしゃってることは分かりますよ。要するに、ヒョウ柄じゃねえかとね。「ヒョウ柄なのになんで興奮するんだ」ということを今おっしゃってる訳ですね。
(武)俺、自分のスケベって何か曰く因縁があるはずだと思って、それは1回調べたことがあるの。
(福)ほう。
(武)これはちょっと保留しときますね。これは動物進化論の方であって・・・。
(福)あー、これはちょっと話が違いますからねぇ。
(武)その次の話が大事なんだけど、中年の50のおっさんになってもまだ残照が、こう暮れなずんでてさぁ。
(福)キラキラのね。
(武)どうしても治らないのはね、女の人の足見るってのは治らないんだよ。
(福)あーっ!
(武)よく聞いたら足フェチって人口多いんだってね。
(福)そうなんですか?
(武)それはもう、雑誌があるくらいだから。
(福)年代を追うごとにだんだんこう男性ってのは、下にこう下がって行くていう風に何かで聞いてたんですけど。
(武)それもそうかもしんない。今どこ見て「ムラッ」ってくる?
(福)僕、尻ですね。今ちょうど。
(武)あー、もうちょっとだなぁ。
(福)(笑)
(武)まっそれは「なるほど」と思ったんだけど。なんと、その大脳の中に、その大脳の場所でここはそのね、性器で快感を感じる場所ですよとか、操り糸のマリオネットの元締めが脳の中にあるんだって。
(福)あーそうなんですか?
(武)うん。ほんで、その男性の性器に一番近いところに、そのすぐ後にあるのが足なんだって。
(福)足?それは自分の足?
(武)ううん。他人の足!
(福)他人の足。
(武)そうすると、どういうことが起きるかっていうと、女の人の足を見ると、脳で感じる糸を引いてる部分と近いもんだから、それが一緒に反応するんだって。俺、本当にうなったんだけど、女の人の耳たぶっていうのは、頭の中の釣り糸で言うと乳房とつながってるんだって。
(福)あっ、そうなんですか?だからなんだ!
(武)おらーっ!本当に俺、これ面白くってさぁ。ちょっと浮いてる話?でもいいやな。
(福)大丈夫ですよ。大丈夫ですよー、全然。という訳でですね、いい感じで流れが来たんでここでまずは曲をねっ。一発入れましょう。兄さんの去年発売になってるやつですか?
(武)そうです、そうです。
(福)はい。3年ぶりの金八先生の主題歌。海援隊で「新しい人よ」。

♪♪ 海援隊  「新しい人よ」♪♪

(福)これがあれっすか?「パーフェクトラブ」やってた時に、あの悩んでたやつですか?
(武)そうそうそう。
(福)もう現場でさー「できねー!」「もう。できねー福山!」「詞がつらいっ!」いきなり言い出すから。「もう締め切りだよ〜」(笑)
(武)悪い、悪い。レギュラー番組やりながら楽屋で全部作詞に使ってたもんな−。(笑)
(福)(笑)これがですね、パーフェクトラブやってる時に、鉄矢さんが生み出した!渾身のナンバーでございますよ。えー、お送りした曲は、海援隊で「新しい人よ」でしたね。この後、CMを挟みまして、まだもう少し鉄矢さん、お付き合いください。
(武)はい、わかりました。

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