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点字図書館だより (2023年7月、第311号)



1.点字図書の装丁が変更になりました


 当館製作の点字図書が紙の表紙の糊付け製本から、プラスチック素材を使用したバインダー製本へ変更になりました。バインダー製本の利点は、印刷から製本までがスムーズなこと、1巻ごとの差し替えができること、表紙の汚れを拭き取れることなどがあります。
今後、新刊本についてはバインダー製本での貸し出しとなりますので、ぜひ手に取って新しい点字図書を体感してみてください。


2.シネマ・デイジーについて


「シネマ・デイジー」は、映画本編の主音声を、登場人物の動きや場面などの視覚情報が言葉で説明された音声解説とともに1枚のCDに録音したものです。映画の映像を見ることはできませんが、サウンドはそのままに、解説付きで臨場感たっぷりの映画をお手持ちのデイジー再生機で手軽に楽しめます。 
また、デイジー形式で製作しているので、作品情報、キャストの紹介、映画の本編など聴きたい項目に簡単に移動することができます。


3.天下人・徳川家康に関する図書の紹介

 今年の大河ドラマにもなっている戦国武将「徳川家康」に関する当館所蔵の図書の一部を紹介します。ドラマと合わせてぜひご覧ください。貸し出しを希望する方は気軽にお問い合わせください。

●徳川家康 逃げて、堪えて、天下を盗る    
  岳 真也 著
(点字5巻・デイジー9時間3分)
負けて逃げて、負けて逃げての繰り返し…。なぜ、かような男が乱世を制することができたのか。忍従を強いられた壮年期から、大勝負に打って出た晩年まで、家康の秘められた胸中を独白体で描き切った歴史長編。

●徳川家康 第一巻〜第二十六巻       
  山岡 荘八 著
(デイジー各巻約15時間)
 徳川家康の出生から家康が亡くなるまでの75年の人生をつ
づった、まさに戦国時代の初めから終わりまでを網羅した作品。
(テープ音源を使用して製作)

●もしも徳川家康が総理大臣になったら ビジネス小説 
  眞邊 明人 著
(点字6巻)
コロナを収束させ、信頼を取り戻せ!2020年、AIとホログラム技術で復活した偉人たちで構成された徳川内閣に課せられたミッション。果たして最強内閣は、日本を救えるのか?教養溢れる新感覚エンターテインメント。

●徳川家康枕合戦記 自立編          
  早見 俊 著
(デイジー製作中)
戦国時代を終焉に導き、江戸幕府を開いた英傑・徳川家康。戦略家として知られる家康だが、死の間際、天下を取るより難しかったのは、女性たちとの枕合戦だと語る。夜の家康を描くエンターテインメント歴史小説。

●徳川家康 弱者の戦略           
  磯田 道史 著
(点字製作中)
戦国一の激戦地域に生まれ、頼みの今川義元はまさかの戦死、織田信長との同盟は過酷を極め、最強の信玄軍団には攻められ…。徳川家康の人生は厳しい選択の連続だった。豊富な史料から逆境に学び続けた「天下人」の実態に迫る。


◆県点字図書館 電話 024(531)4950


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