録音図書って何?  
 

 録音図書とは、本を音声に変えて(「音訳」といいます)、CD(コンパクトディスク)やカセットテープに録音したものです。

※CDに編集したものを「デイジー図書」、カセットテープに録音したものを「テープ図書」と呼んでいます。

※デイジーとは、「Dejital Accessible Information System」の略で日本だけでなく国際的な標準規格です。
 スウェーデンで開発されました。

※デイジー図書は、市販されているCDプレーヤーでは聴くことができません。
 再生には、デイジー図書専用の再生機が必要です。


 目の不自由な方すべてが点字を読めるわけではありません。点字を理解できる方の割合は年々少なくなってきているのが現状です。

 その点から、録音図書や雑誌というものは目の不自由な方にとって重要な情報源なのです。

 音訳とは、感情を込めて聞き手に伝える朗読とは違い、「書いてあることを忠実に音声化し、目の不自由な方の目の代わりをすること」が原則であり重要なことです。
 

 録音図書を製作するためには、多くの労力や時間が必要であり、そのほとんどがボランティアである奉仕員の方々が行っております。

 当館では、図書を製作していただく奉仕員を養成するための講座などを毎年開催し、養成と研修を行っています。

 

ボランティアの方が図書の音訳を行っている写真です。                    ボランティアの方がパソコンを使って録音図書のデイジー編集を行っている写真です。
    録音中(スタジオにて)   デイジー編集中(デイジー室にて)

 

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