*ダンジョン7*
ギルドチームの差し金でクーデターの犯人に仕立てられた主従コンビを助けてくれたのはナタブーム盗賊団でした。さすが男だね、親分!!受けた恩義はきっちり返すのね!!もう、ますます惚れてしまいますvたとえ、お婿にいけないカラダになっててもいいの(笑)。しかし、抜け道を知られてる上に、城の構造を完全に把握されてるぞ。いくらのんきな国とはいっても、王家がこれでいいのだろうか(^^;;)。。
カナンを庇ってセレストが負傷!そして、そのセレストを連れ去る白鳳さん。攻めが受けにさらわれるって何だかな〜なのだが(いえ、個人的には激萌えv)、お持ち帰りされるくらいだから仕方ないのでしょう。セレストが白鳳さんに対して、「気の毒な人」という発言をすることは前もって知っていたのですが、それを聞いたとき、白鳳さんにとって、きっとセレストは幸福な人なんだろうな、と思っていたら、その通りのことをセレストに言い返したので、おお!と刮目。最初はほんのつまみ食いのつもりで、セレストにちょっかいを出していたような気がします。でも、彼と何度も会って、その人となりや優しさ、芯の強さが分かるに連れ、本気で好きになってしまったのでしょう。だけど、自分とセレストを比べたとき、彼が自分の欲しかったモノや望んでも得られなかったモノを全部持っている人に見え、そこにまた別の感情が生まれて来たのではないでしょうか。微かな嫉妬のような羨望のような。そして、所詮その世界に自分は入れて貰えない。受け容れられようのない愛は、憎悪にすら転じかけていたかもしれません。
でも、最初はあれだけセレストに迫ってばかりいた彼が、どうして本気になった途端、素直に”好き”の一言が言えなくなったのでしょう。それどころか(セレスト曰く)偽悪的に振る舞ってばかり。個人的な想像ですが、きっとこの人は誰か(弟以外)にちゃんと愛されたことがないのでしょうね。奴隷とか調教とか口にしてる時点で、人とちゃんとしたコミュニケーションを取るのを放棄している姿が窺えます。えっちだってなんかマスターベーションちっく(ストレート過ぎる表現でなんですが^^;;)じゃないですか。この人、基本的に自分の欲望を満足させることしか考えてません。相手に快感を与えることすら、自分の征服欲を充たすためでしかないでしょ。騎乗位かバックしかないってあたりも余計。本人は楽しむ、と言ってますが、己の身を投げ出して、何かを紛らわせているようにしか見えません。あれだけの美貌の持ち主だし、根は素直で性格も悪くない(でも、ちょっと頭は悪いかも・笑)。それなのに、どうしてこんなに自分に自信がないんだろうな〜。相手を力で押さえつけることでしか関係を作れないと思っているなんて。
これまた妄想のしすぎでアレなんですが、この人絶対に過去に人間関係(恋愛含め)で痛い目にあってます。しかも一度や二度じゃなく。酒場の時の発言から考えて、最初から心を閉ざしていたわけではないと思うんです。でも、なんか男運が悪くて(は?)、裏切られたり踏みにじられたりしているうちに、だんだん心を開くのに臆病になって、それと反比例するように行動は攻撃的になっていったのでは。遊び人になっちゃったら、ますます本気の告白は信じて貰えないしね〜(;;)。・・・・・脱線し過ぎでしたが(ホントだよ)、とにかく「気の毒な人」発言で白鳳さんがカチンと来たのは明らかです。てめーみたいに安穏と生きてきた人間だけには言われたくねえんだよ!ってカンジ?プライド高いから誰かに憐れみを受けるのもイヤだろうし、それが最愛の相手なら尚更です。実際はセレストの方にだって、彼なりの過酷な事情や気苦労も山ほどあるだろうし、過去に何があったかは分かりません。だけど、何も持ってない白鳳さんにとっては、表面上はなにひとつ壊さないで来た幸せな人に見えたのでしょう。で、「あなたの世界を壊してみてもいいですか」なのです。ワタシ、これは偽悪的にじゃなく、結構本気で言ってると思います。自分が入れて貰えない世界なら、いっそ壊してしまいたい。きっと彼には一生憎まれるだろう。でも、どうせ心が手に入らないのなら、忘れられるより憎まれた方がいい。たとえ憎悪でも彼が自分のことを考えてくれるのなら。。何だか救いがない発想です(私的妄想バリバリ^^;;)。白鳳さん、心が荒み切ってます。
フォンティーヌに抱かれたセレストがまたまた受けで(泣)。。そしてギルドチームと対峙するカナンが、白鳳さんに言ったセリフが胸に来ます。白鳳さんがここにいるのが弟のため、温泉きゃんきゃんのためだと知ったら、カナンはどんなにショックを受けることでしょう。それでも、ワタシはカナンは事実を知って、その重みを自分で受け止めるべきだと思うのです。これを知らないまま、年月を過ごしていくのはなんだか間違いのような気がするのです。カナンはオットコ前だし、前向きで心の強い子なので、その場は落ち込んでもきっと立ち直り、最善の策を講じてくれるでしょう。白鳳さんの頼れる協力者にもなってくれるかもしれません(将来、冒険者になるのなら尚更)。・・・・・てへ、主従だったら、やっぱカナセレだな(をい)vv
*エンディング(セレ白)*
セレ白しか見てません(きっぱり)。いえ、一応白セレくらいはそのうちって思っているんですが(;^^)ヘ..・・・・・で、ズバリ、二人の敗因(?)は”時間不足”と見ました。お互いのことを理解し合う時間も、相手の立場や気持ちに思いを馳せる時間も、起きてしまったことをじっくり話し合う時間も、何もかもなかった。もひとつ言えば、白鳳さんの心を徐々に開いて行くような気長な付き合いをする時間も(これは当然か)。二人とも日頃に似合わず(特にセレスト)短絡的な言動に出て、すれ違ったままで終わってしまったカンジです。でも、彼らにとってしばらく距離を置くのは決して悪いことではないと思ってます。落ち着いた状態になって、改めて相手のあれこれを冷静に見つめ直せば、あの時は見えて来なかったモノが見えてきたり、別の見方や感情が芽生えてくるはず。それから改めて再会した方が遙かにいい関係が築けるのではないでしょうか。
とにかく、この夜はふたりとも頭に血が上りすぎでした。セレストまで妙に頑なで攻撃的になってたし。けれども、セレストが白鳳さんに対して、柄にもなくあそこまで挑発的で厳しい態度を取ったのは、やはり彼に対して特別な感情(白鳳さんからセレストに対するほど強烈なものでないにしても)を抱いていたからなのでしょう。しょせん行きずりの相手に過ぎない白鳳さんを、自分から閨に誘ってまで引き止めたのですから。そこまでしても自分の言わんとすることを分かって欲しかった、と。それに、白鳳さんがこれ以上破滅的な(っつーか、自分を大切にしない)生き方をするのを、放っておけなかったに違いありません。でも、白鳳さんとことん素直じゃないんです(;;)。これまできっと誰にも甘えて来なかった(来られなかった、のかも)んだろうなあ。
本質的には白鳳さんは強い人だと思ってます(繊細でもありますが)。そうじゃなかったら、5年もの間、たったひとりで弟を守りながら、当てのない旅を続けるなんて出来ません。それ以前に二人暮らしの時期も長かったと言うし、きっとしっかり者のいいお兄さんだったのでしょう。しかし・・・・・いくら強い人でも、普通の人間は100%強いわけではないし、365日丸々強くはあれないのです。時には弱音を吐きたいときもあるし、鬱になるときもある。そういう時に側に誰もいない状況の過酷さ。逆に嬉しいことや心浮き立つことがあっても、それを分かち合える相手もいません(むしろ前者よりこっちの方が応える気がします)。時には心を許してもいいと思える相手に会うこともありました(多分)。でも、その気持ちは常に報われることなく、心の傷を厚い壁でごまかしているうちに、すっかり人との触れ合いに臆病になってしまったのではないでしょうか。そんな弱い部分を見せまいとして、ことさら高飛車で攻撃的に振る舞っているのですが、壁の中の傷は空気に晒してないのでいつまでも生傷のまま。目的のためには悪事にも平気で手を染めるし、過酷な旅の過程で強かにはなったけど、心の中は荒れ果てて行く一方だったような気がします。自分ではあんな風に言ってたけど、白鳳さん本来の性格はそこまで破滅的だとも思えません。むしろ素直で純粋。旅に出た当初はそれなりに希望のようなモノも持っていたのかも。ただ不運も重なって、精神的に追い詰められてしまったのでしょう。5年間の孤独な闘いに疲れてしまったというか、今まで堪えていた諸々が、ちょうどこの国で限界に来てしまったというか(キレた?)。普通の精神状態だったら、多少は手段を選ぶと思いますし(多少かい)、少なくとも玉座の誘いになど乗ったりはしなかったのでは。
セレストの言葉が的を射ていれば射るほど、白鳳さんの態度が硬化していくのが悲しいです。本当に時間がたっぷりあって・・・・・たとえば白鳳さんがしばらくこの国に滞在することになって、セレストと少しずつ関係を深めていくような環境があれば、結末は全く異なっていたでしょう。あれだけの付き合いで弟のことを話したくらい気を許していたのですから、時間さえあればすっかり心を開いて打ち解けてくれたように思えます。セレストはそれだけの価値がある人間ですし。白鳳さんは自分が主導権を取りたいタイプなので、他人に指摘されたり促されたりすると、かえって素直に従わない気がします。あくまでも白鳳さんの方からアクションを起こすように仕向けていかないと。そういう意味では難しい人です。でも、セレストだったらそれが可能なはず。そばにいて、全てを温かく受け容れてあげて、白鳳さんの心の氷が溶け、傷が癒えるのをじっくり待ってあげられると思うのです。でも、この状況では口に出して、訴えるしかなかったんでしょうね(;;)。
しかし、セレストの方から誘うとは思いませんでした。その上、初っ端のキスから積極的です。ここに来て、初めて受けっぽい白鳳さんを見ましたよ。なんかご奉仕シーン(死)でも微妙に表情が可愛いんです。セレストの足のアンクレットもそこはかとなく妖しい雰囲気を醸し出しているし。「そんな余裕が見たいんじゃない」と言われてましたが、白鳳さん、次の瞬間には余裕どころか、とんでもない事態に。ええ、白鳳受けゾーンへの最終兵器、赤面CGでございましゅ〜(><)!!これが親分に乗っかって、腰を使いまくっていた人と同一人物とは思えません(笑)。でも、実はあのCGよりむしろ挿れられた時(露骨杉^^;;)の”整った顔を背け、きつく目を閉じている”って描写でやられてしまったのですが。あんた処女かい!?慣れ切っているはずなのにこの初々しい反応は何!?あ、でも本命相手は初めてだったのかもしれないなあ(涙)。いえ、何か白鳳さんって本命には振られっぱなしってカンジがするもんで。
セレストに顔をまともに見られても、まだいろいろ屁理屈こねる白鳳さんが可愛い杉。ここで素直になれないところが、逆に可愛らしい、いじらしいと思うのです。見えなくても、火照り状態なんて絶対自覚出来るのに(苦笑)。でも、ストレートに可愛くなれないと、愛情関係では損をすることが多いです。ただでも外見きつめだし、日常も高飛車なカンジだし。きっと白鳳さんって女性だったら、「キミは強いから、俺がいなくても」なんて言われて振られちゃうタイプ。でも、プライドが邪魔をして、そこで泣いて縋るなどもちろん出来なくて、それどころか悪態ついちゃうんだろうな。で、ひとり取り残されてから、ぽろりと涙を零すとか(いい加減にしろ)。ああ!!誰か気付いてやれよ〜、この人の真の可愛さに。いや、セレストだけ気付いてくれたら、それでいいんだけどさ。
最後にセレストが「気の毒な人」って言わなくて良かったです。あれを口にしたら、白鳳さんますます頑なになってしまう。こういう表現をセレストにだけは使われたくなかったと思います。本気で愛しているからこそ、セレストに同情される存在にはなりたくない。自分の全てを賭けて、使えるモノは全て使って、それなりの成果を上げて来たのに(自宅写真で結構男のコモンスターいたし)、それを気の毒な人の一言で片付けられたら、白鳳さんの5年間も報われません。セレストには私的にぜひ白鳳さんに言って欲しい言葉があるんですが、それはSSの中で書くと思うので、今は敢えて記さないでおきます。でも、結局言えなかったのは、セレストの中で白鳳さんがそんな言葉では片付けられない大切な存在になったからではないかと勝手に妄想しているのです。
きっと離ればなれになって、二人はお互いのことばかり考えているんです(含願望)。冷静になって己の言動を振り返ってみれば、滲み出るのは反省と後悔ばかり(特にセレストは)。相手の真意や立場に思いが至れば尚更のこと、もっといいやり方があったんじゃないかと今更ながら悔やんでみたり。あれこれ思い煩うほどに、ますます相手に対する思慕が募って行くのです。で、募る想いが膨らみきったところで、ばったりと再会してくれませんかね〜。そして、今度こそ理想的な関係が築けたら(夢)vv1.5はまあ許すとして(偉そう)、2で万が一セレ白なかったら、ショックで寿命が5年くらい縮みそうでしゅ〜。。頼みます、アリスブルーさま。ぜひぜひ、セレ白者にも愛の手を(><)!!!!!
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