*遺跡1*
いよいよ本編突入です。白鳳さんはまだ遠いです(;;)。でも、ぷるぷる震える通せんぼハニーの向こうに、夢まで見たきゃんきゃん党の本部がそびえ立っています。ああ、あの中に憧れの党首バカ兄弟がいるのねv本部と銘打ってる割に、プレハブの掘っ建て小屋にしか見えない気もするけど、これはきっと徹底した経費削減の結果に決まってます(><)。自分たちは出来るだけ質素な生活をして、浮いたお金を男の子モンスターの保護に回しているんです。あまりにも組織が弱小だから、慢性的な資金不足に喘いでいるなんてことは断じてありまてん・・・・・多分(笑)。そして、小屋の傍らでは、きゃんきゃん党のシンボルよろしく、バニー姿の幸福きゃんきゃんが、愛嬌を振りまいています。きら〜ん(☆☆)。武器や防具がしょぼい序盤、安全にダンジョン探索したいなら、早めのレベルアップは欠かせません。早く通せんぼハニーをどかして、経験値しこたまゲットしたいよう(願)。しかし、そのためには、ハニーの雇い主=きゃんきゃん党に、男の子モンスターを貢がなければ。
カナンさまの大胆な提案で、なんとセレストがおかし男に変装することになりました。宿屋の主人に譲られた服を染めるべく、染色道具を求めてダンジョンを探索します。オヤジ&ジジィ趣味のワタシにとって、さり気なく宿屋のご主人ポイント高しv立ち絵がないのがめっさ残念でしゅ(><)。濃いキャラや変わり者が多い世界だけに、たま〜に普通の人が登場すると、ほんわか癒されますね。まあ、やっぱ妙なオヤジのヘルムトさんには負けるけど(をい)。ところで、話の流れを見る限り、白鳳さんはカナン・セレストよりも遅れて遺跡へ来たみたいですが、もし白鳳一行が先だったらどう切り抜けたんでしょう。もちろん、普通に考えれば、男の子モンスターを捕獲して終わりなんですが、ここはぜひぜひ男の子モンスターのコスプレをして欲しいですvセレストの腹チラも良いけれど、お色気サービスなら白鳳さんが一番(え)。と言うわけで、白鳳団in遺跡1の妄想を(;^^)ヘ..
「男の子モンスター一体がここの通行料だ」
道を塞ぐ通せんぼハニーに告げられ、白鳳一行はやれやれと顔を見合わせた。彼らのスキルなら、周囲の男の子モンスターの捕獲など朝飯前だが、遺跡の所有者でもない輩の要求には素直に従いかねる。
「困りましたね、白鳳さま」
「どこのどいつか知らないけど、ダンジョンを私物化したあげく、通行料を払えだなんて」
「きゅるり〜」
「・・・・ですが、先に進まないことには、新たな種族とは出会えません・・・・」
ヒライナガオへ来たのは、まだ未捕獲の男の子モンスターをゲットするためだ。せっかく遺跡に入れたのだから、目的はきっちり果たさなければ。
「あんなヤツ、力尽くで叩き壊してしまえ」
ダンジョンに突入した途端、足止めされ、じれったくなったのか、DEATH夫が忌々しそうな口調で吐き捨てた。
「すでに石化してるので、普通の攻撃では効かないと思う」
封印が解けた状態であれば、破壊も可能だが、現在のDEATH夫ではどうにもなるまい。本人も自覚しているのか、神風の意見に反論しなかった。
「仕方ないから、きゃんきゃんでも捕まえて、渡そうか」
「きゅるり〜」
この際、多少の妥協もやむを得ないと、白鳳は生贄に目星をつけようとした。が、斜め後ろにいたオーディンが神妙な顔付きで言いかけた。
「相手の正体が分からない以上、慎重に構えた方が良いのでは」
「もしかして悪の密売組織で、引き渡したモンスターを虐待するかもしれないよっ」
「う〜ん、可愛い男の子モンスターを、みすみす犠牲にするのは本意じゃないなあ」
まじしゃんの危惧ももっともだ。ここは今少し様子を見るべきだろう。握りかけた鞭から手を放し、白鳳は軽く小首を傾げた。その銀髪が触れる肩先をぶんぶん飛ぶ、ぷっくりほっぺの虫。
「なあなあ、捕獲どうすんだ、はくほー」
先細りの指がついと出て、ハチの首根っこを摘み上げた。
「そうだ、良い機会だから、これを始末しようっと」
「おっ、何だ」
「種類は問わないって言ってたし、不細工でもへちゃむくれでも受け取ってくれるはずだよね」
「げげ〜ん!!まさか、はくほー、オレを渡す気なのかっ」
白鳳の意図を察し、ハチのひょうきんな顔にまっ青な縦線が入った。紅唇の両端が意地悪く歪む。
「やっと気が付いたのかい。元気でね。ハチのことは忘れないよ」
「ま、待っちくりっ!!酷いじゃないかよう!!」
衝撃のあまり、半べそで短い手足をばたつかせる姿を見かね、神風が横からハチを奪い取った。おふざけが過ぎた主人を、険しい表情で睨み付ける。
「白鳳さま、質の悪い冗談は止めて下さい。ハチが涙目になってます」
「そんな恐い顔しなくたって・・・お茶目な悪戯じゃないか」
「悪戯じゃ済みません」
対象が本気で傷付いている以上、確かにやり過ぎの感は否めない。神風から改めてハチを手渡され、白鳳はさすがにばつが悪そうな顔で切り出した。
「ごめん、ハチ。今のは全部嘘だから」
「うえ〜、はくほーはオレを捨てたりしないよな」
「うん、しない、しない。ハチは大事なパーティーの一員だもん」
大好きな白鳳に太鼓判を押され、心身共に打たれ強いハチは、瞬時に立ち直った。まんまるの太鼓腹を突き出し、にぱっと笑う。
「おうっ、嬉しいぜ、かあちゃん」
「かあちゃん言うな」
「あてっ」
お約束通り、たおやかな手に叩かれ、地べたへ墜落しても、ハチはまだにんまり顔だ。そのちっこい体躯を両の掌で包みながら、中腰のフローズンがおっとり問いかけた。
「・・・・白鳳さま、いかがいたしましょうか・・・・」
「よし、私が男の子モンスターに変装するよ」
「「「えええっ」」」
「きゅるり〜。。」
傍らの深紅の瞳は、明らかにわくわくしている。お調子者の兄が思い付きで行動したばかりに、かえって収拾が着かなくなり、従者たちが尻拭いした場面が幾度あったことか。驚きを通り越し、スイは不吉な予感で一杯になった。
もちろん、白鳳の突拍子もない提案に呆れたのは、スイひとりではない。常に後始末を押しつけられる年長組は、一様に苦い顔をしている。
「そんな回りくどい策を弄するより、我々の誰かが囮になった方が早い」
「掛け替えのない仲間を、たとえ一瞬でも胡散臭い相手に渡すなんて、耐えられないよ」
半分戯れとは言え、ハチを引き渡そうとしたくせに。
「・・・・第一、白鳳さまの外見では、変装するにしても、限りがございます・・・・」
「レアモンスターとか説明して、適当にごまかしちゃえば大丈夫だって。ここさえ突破すれば、後は野となれ山となれさ」
オーディンとフローズンの異議に対し、もっともらしい理屈を付けて、切り返した白鳳だったが、旅の当初から従ってきた紺袴の従者の目は節穴ではない。やる気溢れる紅いチャイナ服を一瞥すると、神風はため息混じりに言いかけた。
「実のところ、自分が男の子モンスターの格好をしたいだけじゃないですか」
「ううっ」
「きゅるり〜」
攻撃同様、的を外さぬ神風の指摘に、白鳳はその場でしばし硬直した。状況を心得ない主人には当然、容赦ない叱責が投げつけられた。
「バカか、お前は」
「・・・・時と場合を考えてください・・・・」
「皆、真剣に検討しているのに、白鳳さまがこれでは困る」
ところが、ハチとまじしゃんは単純に面白いと感じたのか、屈託ない笑顔を浮かべ、興味津々で尋ねてきた。
「はくほー、モンスターの服を着るのかよう」
「どの男の子モンスターに変装するんですかっ」
よくぞ聞いてくれたとばかり、白鳳は肩をそびやかし、投げキッスと共に答えた。
「うふふ・・・・・幸福きゃんきゃんv」
「きゅるり〜。。」
いい年こいた男が止せばいいのに、よりによってバニー姿を披露するつもりらしい。遠い目をして、たそがれている肩先のスイが痛々しい。主人の恥知らずな企てを阻止せんと、神風たちは動きかけたが、間髪を容れず、信じがたい賛同意見が飛び出してしまった。
「白鳳さまならきっと似合いますよっ」
「うんうん、美人でスタイルも抜群だかんな!!」
「まじしゃんもハチも根っからの正直者だねえ。じゃあ、熱いリクエストに応えて、着替えちゃうもんね〜♪」
ひとりと1匹の見解を、全員の称賛と勝手に解釈し、すっかりノリノリの白鳳は、スイをまじしゃんに手渡すと、石壁の影に隠れ、荷物からバイト用のバニーの衣装を取りだした。大慌てで制止しようとした神風とオーディンに、フローズンが何やら耳打ちし、彼らをその場で待機させた。TPOをこれっぽちもわきまえない愚か者に、もはや見切りを付けたのだろうか。程なく、バニー服を身に付けた白鳳が、一同の前へ姿を現した。
「じゃ〜〜〜ん!!どう?似合う?」
すらりとした美脚を惜しげもなく晒し、大はしゃぎでセクシーポーズを取る白鳳は、どう見ても場末の酒場のお姐ちゃんだ。あまりにも痛い様子に、ハチとまじしゃん以外は誰もが顔を逸らした。だが、少年魔導師と虫は無邪気な瞳をキラキラさせ、コスプレ主人を見上げている。
「白鳳さま、素敵ですっ」
「おうっ、さすがはオレのかあちゃんだ」
「そうでしょう、そうでしょう、ふふふふふ」
ハチのかあちゃん呼ばわりへ、文句ひとつ言わないところを見ると、よほどご満悦に違いない。
「準備も整ったことだし、さっそく通せんぼハニーに声を掛けてみよう」
満面に笑みを湛え、一行を率いるべく踏み出した白鳳に、フローズンが冷水を浴びせる一言を告げた。
「・・・・白鳳さま、男の子モンスターだけのパーティーなど、かえって妙に思われるのでは・・・・」
「が〜〜〜〜〜んっ!!」
極めて妥当なツッコミだった。パーティーの形態が特殊であればあるほど、下手に警戒心を抱かせるだけで、百害有って一利無しだ。
「時間のムダだから、とっとと着替えて来い」
「・・・・取りあえず、一体捕獲してから、先の手立てを考えましょう・・・・」
「うむ、相手がどういう扱いをするか、ハチに偵察してもらう手もある」
「ハチなら自由に通行出来るからねっ」
「オレ、頑張るぜー」
役に立たないのみならず、足を引っ張る主人を無視して、男の子モンスターたちは自発的に適切な策を相談し始めた。
「わ〜ん、我ながら最高のアイディアだと思ったのに〜っ」
「さっ、白鳳さま、こちらへおいで下さい」
「きゅるり〜」
第三者の面前で、大恥をかくことだけはかろうじて免れた。悔しがって地団駄を踏む白鳳を尻目に、ほっと胸を撫で下ろす神風とスイだった。
またもや閑話休題。遺跡探索中に、話を聞かない困ったオヤジ=ヘルムト・ジョーンズ博士と出会います。新キャラ紹介のビジュアルで、この方が圧倒的に好みだったのですが(本気)、実際プレイしたら更に趣味でしたvただの迷惑お邪魔キャラだと思ったら(その側面も否定出来ないけど・笑)、かなりの重要人物だと判明したし、ワタシのオヤジ萌え魂に激しくヒットしたので、出来れば次作も登場してもらいたいです。それにしても、過去の経緯から考えて、なぜヘルムト×白鳳がないのか、不思議でたまりまてん(力説)!!さて、首尾良く材料を揃え、セレストをおかし男に変装させれば、きゃんきゃん党弟グレートとご対面。顔の傷が精悍さを感じさせる強面系のオトコです。ああ〜ん、ス・テ・キ(うっとり)v王レベはちょっと美形が多すぎて、私的には物足りない感じがします。もっとゴツくてブサな漢やおっさんが、たくさん出て来たらいいのに。えっ、まるっきりニ−ズがない(当たり前)!?げげ〜〜〜ん・・・_| ̄|○
きゃんきゃん党の機関誌は、その名もうさ耳維新。きゃんきゃん党の理念及び特集記事以外に、男の子モンスターのポスターまでついてます。DEATH夫や神風のポスターなら、ワタシも最低10冊は欲しいです。男の子モンスター独占インタビューとか仲良し対談とかプライベートショットがあったら、購読料5年分先払いでもかまいまてん(><)!!この先の付録は、卓上カレンダーやPS用メモリーカードのラベルはどうでしょう(余計なお世話)。・・・ワタシがあほんな白日夢に酔う間もなく、いきなりきゃんきゃん党兄ヘーゼルに抱きつかれたセレストはキレてしまい、戦闘突入と相成りました。武闘派ぽいグレートを集中攻撃しているうちに、ヘーゼルが幸福きゃんきゃんを召還。おかげで前述の幸福きゃんきゃんと合わせ、一気に経験値100ゲットです。ありがとう、ありがとうヘーゼル(感涙)。これでへっぽこなワタシも、当分戦闘で全滅する危険はありません。だけど、どうせ貰うなら経験値より、うさ耳維新の方が嬉し(以下削除)。
どうやら遺跡隆起の原因は、木の根の精霊さんにあぶとろに草が寄生したせいらしいです。遺跡2ではそれを枯らす除草剤の材料を集めなければなりません。でも、ムキムキ精霊さん、そんなに不気味ですか?ワタシには元の姿よりよっぽど愛嬌があって、可愛く見えるんですけど(視力絶好調)。そう言えば、他サイトさまの日記によると、あぶとろに草って元ネタあるとか。これに限らず、今回、元ネタが分からないものが結構あって(前回もあったけど)、何だかとても損した気分。情けないことに、ヘルムトさんの名前すら、未だ判明しません(大恥)。やっぱり度を越した無知は罪なんですねえ、すんすん(;;)。
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