*遺跡4*
除草剤を完成させ、根っこの精霊さんを元に戻したので、遺跡1〜3は再び沈みました。イロモノ好みのワタシとしては、あのブサ可愛いムキムキ姿に未練が残るんだけどなあ(まだ言うか)。カナンさまご一行は新たに探索可能となった遺跡4へ向かいました。ところが、ダンジョン突入後、謎のちっこい生き物と遭遇したせいで、カナンとセレストだけ神秘の回廊へワープしてしまいます。神秘の回廊は世界の秘密と深く関わり、どうやらモンスターの生産を一手に担っている模様。ああ、ついに男の子モンスターの謎と神秘が、白日の下に晒されるのかしらん(普通モンスターもいるやん)!?カナンたちが最初に出会ったのは、聖女の子モンスターのエンブリオでした。彼女は全モンスターの母にあたり、世界に一体しかいない女の子モンスターだとか。つまり、一般の女の子モンスターは存在していないのね。がくぅ(マジでがっかりさ〜;;)。ランス世界だと、モンスターの繁殖は男の子モンスターと女の子モンスターが交尾して・・・なんですが、恐らく××世界ゆえの大幅な設定変更でしょう(聖女の子モンスターの設定は変化なし)。そして、各モンスターはエンブリオへの血液提供者の遺伝情報を元に生み出されるそうです。ふぅん、DEATH夫や神風にも原型がいるわけかあ。神風はやっぱJAPANの男のコかなあ。かつて”人類皆兄弟”というフレーズがありましたが、母を同じくするなら、あらゆるモンスターは皆兄弟と言えますね。エンブリオは300年生きた後、代替わりで消滅するのですが、普通モンスターも寿命が尽きたら、いきなり消滅するのか、凄く気になる今日この頃(><)。
カナンとセレストは、今度は生産管理室にお邪魔しました。ダンジョンで見た食いしん坊天使はカナンそっくりでしたが、部屋で地道な作業に勤しむ天使はセレストと瓜二つ。話を聞くに、どうやら各モンスターの生産管理は、神様の指示に従って行われているらしいです。生産数はもちろん、きっと能力値も全体のバランスを崩さないよう、一体一体定められるのでしょう。でも、あんな膨大なデータをセレ天使ひとりで扱っていて、まるっきりミスがないとは考えにくいなあ。ひょっとしたら、はぐれ系は数値の入力ミスで誕生するものだったりして(笑)。個人的に不思議だと感じたのは、DEATH夫たんもまた、神の管理下で生み出されるんですね。DEATH夫たんの役目は、神の輪廻を根底から覆すことだし、そもそも悪魔の使徒の増減や能力について、神様が定めているってどうなのよ。もっとも、逆に世界の必要悪として、生産しているのかもしれまてんが。世界の秘密の一端を知っている白鳳さんですけど、果たしてどの段階まで把握しているのかなあ。というわけで、ひとつ白鳳団に神秘の回廊へ迷い込んでもらいましょう。
遺跡で男の子モンスターを捜していた白鳳主従は、ひょんなことから”神秘の回廊”にワープしてしまった。どうやら、この閉ざされた空間でモンスターの生産を司っているらしい。あらゆるモンスターの母なる、聖女の子モンスターエンブリオとひとしきり話をした後、生産管理室にいた天使から元の場所へ戻る方法を聞き出した。一路、退出の間を目指し、長い回廊を歩く6人と2匹だったが、相も変わらず、困った主人は神風たちの叱責を受けていた。
「白鳳さま、どこまで無謀なことをすれば、気が済むんですか」
「・・・・モンスターのデータを、勝手に書き替えようとするなんて・・・・」
「うむ、神が定めた領域に、我々が手を出してはいかん」
「きゅるり〜」
年長組&スイが怒るのも無理はない。白鳳は作業中の天使を叩き飛ばして、強引にデータを改竄しようとしたのだ。もちろん、傍らのオーディンに取り押さえられ、どうにか事なきを得たものの、残念そうに唇を噛む仕草には、これっぽちも反省の色は見られない。
「あ〜あ、もうちょっとで究極の男の子モンスターを生産出来たのに」
「お前はエンブリオの間で聞いた内容を忘れたのか」
「・・・・遺伝情報にない種族は誕生いたしません・・・・」
鳥頭の白鳳にウンザリしつつ、DEATH夫とフローズンは言葉の礫をぴしゃりと投げつけた。けれども、好奇心の強いまじしゃんは、”究極の男の子モンスター”に少なからぬ興味を抱いたようだ。
「白鳳さまっ、究極の男の子モンスターって、いったいどんなの?」
恐らく、先程から語りたくて堪らなかったのだろう。紅の双眸をぱああっと見開くと、白鳳は早口で歌うようにまくしたてた。
「神風みたいに清しくて、フローズンみたいに可憐で、オーディンみたいに逞しくて、DEATHみたいにクールで、まじしゃんみたいに愛くるしくて、強くて賢くて優しくて、なおかつ私の命令に素直に従ってくれるコだよv」
「きゅるり〜。。」
はっきり言って、果てしなく図々しい。現在の同行者だって、白鳳には十分、過ぎたメンバーだ。己の程度を顧みない兄の愚かさに呆れ、スイはため息混じりの鳴き声を漏らした。年長組もこれ以上話を続けたくないのか、主人と視線を合わせようとしない。とその時、ハチがどんぐり眼を見開いて、白鳳の眼前に飛んで来た。おどけたポーズを取りながら、懸命に自分を指差している。
「なんだい、ハチ」
「オレがいないじゃないかようっ」
「いないって?」
歯をむき出して訴えられても、白鳳はまだピンと来ない様子だったが、いち早くハチの真意を察した神風が、肩先から小声で言いかけた。
「究極のモンスターの説明で、ハチだけ名前が出なかったことが、不満なんじゃないですか」
「だって、私の理想にハチの要素は必要ないもん」
へちゃむくれな虫の情報は邪魔だ。間違っても採用したくない。
「げげ〜〜ん!!」
気遣いゼロの発言に、ハチはショックのあまり、ふらふらと迷走し始めた。当然、心優しい仲間はハチの肩を持ち、本音丸出しの白鳳に異を唱えた。
「白鳳さま、このような形で、ハチを傷付けるのは感心しません」
「・・・・ハチの要素も追加すればよろしいかと・・・・」
「うむ、ハチにだって、美点は一杯あると思うぞ」
「う〜ん、ハチの美点ねえ」
ハチがパーティーのムードメーカーなのは、白鳳も認めている。長所がないとは言わない。しかし、どう贔屓目に見ても、容姿関係では皆無だ。かと言って、ひょうきんとか、大食いとかのムダな特長は、究極の男の子モンスターには絶対入れたくない。ある意味、難題を吹っかけられた白鳳はしばし首を捻っていたが、やがて紅唇が躊躇いがちに奏でた。
「・・・・ハチみたいに丈夫で」
「「「・・・・・・・・」」」
「きゅるり〜。。」
明らかに苦し紛れだし、そもそも、他に褒める箇所がない場合、使用される常套句だ。さすがにハチも先程の形容詞とは別の雰囲気を感じ取ったのだろう。短い手足をバタつかせて、力の限り絶叫した。
「なんかっ、なんかっ、違わないか〜っ!?」
「あ〜、はいはい」
ハチの悲痛な叫びにもかかわらず、白鳳はいかにも鬱陶しげに、生返事と共にそっぽを向いた。落胆するハチをまじしゃんが掌に乗せ、手焼きのクッキーを食べさせている。単純な食いしん坊にいつもの笑顔が戻り、皆もほっと一息ついた。だが、メンバーが主人の神をも恐れぬ行為に、真に驚愕させられるのは、むしろこの後だった。
「ひたすら真っ直ぐ行けば着くんだよねえ」
退出の間がなかなか見えてこないので、やや訝しく思った白鳳は、横を歩く神風に改めて問いかけた。にこやかにうなずかれ、安堵した紅いチャイナ服の足元へ、ころころと白い塊が追い掛けてきた。
「あ」
視線を落とせば、どうやらモンスターの卵のようだ。白鳳は中腰になると、しなやかな両腕を伸ばし、卵をそっと抱きかかえた。
「これ、どうしたのかな」
「エンブリオの間から転がり出たのかもしれません」
「早く元の場所へ戻そうよっ」
「きっと、エンブリオかあちゃん、心配してるかんな」
「うむ、我々が今、気付いて良かった」
良識ある従者たちは、エンブリオの間へUターンすべく、おもむろに踵を返しかけた。ところが、ひとり白鳳だけは卵をしっかり抱えたまま、意気揚々と前進し続けているではないか。小首を傾げつつ、フローズンがやんわりと促した。
「・・・・卵を返すなら、こちらです・・・・」
「うふふ、いいの、いいの」
主人の妙に楽しげな姿が目に入るやいなや、神風はすぐ黒い企みにピンと来た。三つ子の魂百までと言うが、真性××者の腐った魂は、未来永劫浄化されそうにない。慌てて身を翻すと、紺袴は白鳳の行く手に立ちはだかった。
「白鳳さま、卵をお持ち帰りするつもりなんですか」
語尾こそ疑問系だが、内心では400%確信していた。神風の危惧通り、白鳳は胸を張って高らかに言い放った。
「当たり前じゃん。こんな千載一遇のチャンスを、逃すわけにはいかないよ」
ここまで聞けば、フローズンとオーディンにも、白鳳の意図は全て理解できた。
「・・・・まさか・・・・」
「卵を自分で育てる気なのか」
「ぴんぽーん♪誕生時から手取り足取り教え込んで、至高の愛人に仕立て上げるのさ」
悪魔界で育成されたDEATH夫が、あれだけマスターに執着しているのだ。孵化した途端に、刷り込みしてしまえば、理想の愛人を創り上げるのも夢ではない。いや、間違いなくいけるはずだ。根性悪なプランナーのせいで、スイ共々散々な目に遭ってきたのだから、この程度の見返りはあっても罰は当たるまい。
「いい加減にして下さい。卵は皆、誕生場所も定められているんです」
「・・・・神の決めた計画を、私欲で変えてはなりません・・・・」
「どうか考え直してくれ、白鳳さま」
「きゅるり〜っっ」
神風たちに厳しく意見されても、己の完璧な計画に酔いしれる白鳳は、まるっきり聞く耳持たない。淡い光を湛えた卵をさすりながら、妖しい含み笑いを浮かべている。
「嫌だね。麗しく気高いマスターに仕えた方が、絶対このコの幸せだって」
「天罰が下っても知りませんよ」
主人のためを思えばこその進言をきっぱり拒絶され、神風はいささか突き放した口調で言い捨てた。が、白鳳の反応は神風の想像を絶するものだった。
「ふんだ。すでに天罰は下っちゃってるんだから、もはや何があろうと恐くないもんね〜」
「・・・・・・・・」
「きゅるり〜。。」
辛い試練の渦中にいても、どこか能天気でめげない白鳳は、恐ろしいことに本気でそんな開き直った心境になっていた。それに対神については、ひとつ心の拠り所もある。白鳳はスレンダーな肢体を半回転させると、所在なさげに佇む黒ずくめの死神に声をかけた。
「ねえねえ、DEATH夫」
「何だ」
「もし、私が神の類に危害を加えられそうになったら、一緒に戦ってくれる?」
「そうだな」
鈍い光を放つ金の瞳が、仄かに細められた。
「ホント!?」
「ああ」
決して、白鳳の所業自体を支持するわけではないが、DEATH夫の立場からすれば、神の管理下にある秩序を破壊するのは望むところだ。彼が封印の解けた状態だったら、神秘の回廊も大鎌の餌食になっていたに相違ない。取りあえず、DEATH夫の同意を得られ、白鳳はいたく満足だったが、なおも命知らずが現れた。
「オレもっ、オレもっ、かあちゃんと戦うぜ〜」
「僕も白鳳さまの味方ですっ」
「わ〜い、嬉しいなv」
白鳳を純粋に慕う年少組が加わり、3人+1匹で、スイを別にすれば、多数決で勝っているではないか。普段あり得ない状況に、白鳳は著しく気分が高揚した。神風たちの苦い顔もどこ吹く風で、満面に笑みを湛え、軽いステップなど踏んでいる。お調子者の浮かれぶりを冷ややかに見据えながら、DEATH夫が抑揚のない口調で言いかけた。
「ただし、お前は中身が男の子モンスターだと信じて疑ってないが、普通モンスターだったらどうする」
「え」
ご都合主義の展開しか考えていなかった白鳳は、DEATH夫の鋭い指摘に凍り付いた。さらに畳み掛けるようなフローズンの一撃。
「・・・・おかゆフィーバーでも育てられますか・・・・」
「が〜〜〜ん」
おかゆフィーバーに懐かれるおぞましい図が脳裏に刻まれ、愕然とした白鳳の先細りの指から卵が滑り落ちた。くしゃ。不穏な音が回廊全体に響き渡った。
「落としちゃった。。」
「きゅるり〜」
「あああ、なんてことを」
認めたくなくても、顔を背けたくても、発生した事実は真摯に受け止めなくてはならない。一同は恐る恐る落下した卵を視界に入れた。幸い、派手に割れたりはしていない。しかし、白い塊の下部から透明な液体が染み出してきたのに気付き、誰もが暗澹たる気分になった。目を凝らせば、うっすらひびが入っているようだ。無論、DEATH夫を除く年長組は、こみ上げる怒りを隠さず白鳳へ詰め寄った。
「・・・・白身が少し流れてます・・・・」
「だから、速やかに返せば良かったんだ」
「いったい、どう責任を取るんですか、白鳳さま」
「きゅるり〜っ」
神風たちの迫力に圧倒され、白鳳は後退りをしつつ、おずおずと紅唇を開いた。
「責任って言われたって・・・・し、知〜らないっと」
投げやりな物言いで締めくくるやいなや、白鳳は卵を置き去りにしたまま、脱兎のごとく、退出の間目指して走り出した。
「あっ、行かないでっ、白鳳さま」
「うお〜いっ、待っちくりー」
卑怯にも逃げの手に出た白鳳の後を、慌てて追い掛けるまじしゃんとハチ。DEATH夫も卵を一瞥すると、あっさり場を離れた。本来なら、残った3人が卵を返却すれば済む。けれども、極めて特殊な空間だけに、主人と別行動を取るのは躊躇われた。うし車での旅と異なり、元の世界へ到着するまでは予断を許さないし、白鳳のことだから、退出の間で懲りずに暴挙を働く可能性も否めない。神風・フローズン・オーディンは幾度か目くばせをした末、やむなく仲間を追って回廊を走った。すぐに銀と紅の華やいだ後ろ姿が飛び込んできた。
「・・・・白鳳さま・・・・」
フローズンに呼びかけられ、白鳳は顔半分くらい振り向いた。3人の姿を捕らえると、彼らの判断を悟ったらしく、ふっと薄笑いを浮かべた。
「結局、卵は返して来なかったんだ」
「放っておいたのは心残りですが、白鳳さまを野放しにする方が、ずっと危険ですから」
「うふふ、大騒ぎにならないうちに、とっととずらかろうよ」
「きゅるり〜」
神風の皮肉めいた台詞を、いけしゃあしゃあと笑い飛ばす兄に、スイはいたたまれない気持ちで身を縮こまらせた。オーディンやフローズンもこんな顛末は本意ではなく、心底無念そうに顔を伏せている。
「卵を見捨てる形になってしまったのが申し訳ない」
「・・・・無事、モンスターが誕生するとよろしいのですが・・・・」
なにしろ中身が漏れ出ているのだ。健やかに生まれるかどうかも疑わしい。ふたりの暗い表情を見て、さすがにちょっぴり良心が咎めたのか、白鳳は目一杯明るく切り出した。
「平気だよ、多分」
もっとも、白鳳にフォローする資格があるはずもなく、たちまち右隣りの神風に睨み付けられた。
「適当に収めないで下さい。どう平気なんです」
「え、え〜と・・・いくらか原型と違うかもしれないけど、あの衝撃で割れないんだから、きっと打たれ強くて丈夫なコが・・・・」
しどろもどろで言い差した白鳳の真紅の双眸に、スイの傍らで無様に羽を動かす小太りの虫が映った。原型と別物になり果てた代わりに、すこぶる打たれ強くて丈夫。今の説明を形にした生命体が、まさしくここにいた。男の子モンスターたちも同様に感じたらしく、スイを含めた全員の視線が一気にハチへ集中した。熱い眼差しを受けたハチは、てっきり称賛の意味だと思い込み、眉を八の字にして照れまくっている。
「なんだよう、あんまり見つめるなよう」
だが、仲間の心中はハチの解釈とは180度かけ離れていた。
(どこから見ても、”ハチ少年”とは異なる生き物だよねえ)
(ひょっとしたら、卵のときにアクシデントがあったのかなっ)
(手違いで卵が割れて、半分以上中身が出たなれの果てか)
(・・・・外見も性格も、一般のハチ少年と違いすぎますし・・・・)
(きゅるり〜。。)
ひとしきり微妙なアイコンタクトが交錯したものの、いくら何でも誰ひとり言葉に出来ず、無言のまま、一目散に退出の間へ駆け込む白鳳主従だった。
閑話休題。神秘の回廊から無事、帰還したカナンたちを待っていたのは、ルーキウスの人間国宝、カイラバ画伯でした。周囲の迷惑をこれっぽちも顧みない集中ぶりは、遺跡探索の鬼ヘルムトさんと同じ匂いを感じます。しかし、この手のオヤジに限って、他者の言動にはすこぶる厳しいようで、ヘルムトさん、画伯に向かって”回りが見えなくなるタイプ”とかほざいているんですが。それはアンタだよ(呆)。とにかく、行く手を塞ぐ画伯に通してもらうべく、”しこうのカレー”をこしらえることになりました。当然、ダンジョンを進みたいのは、カナン主従のみではありません。白鳳さん、おやびん、そしてヘーゼルとグレートもカレー審査に参加します。料理は素人同然のカナンですが、皆に作り方のコツを聞いたり、質の良い材料を探して遺跡を歩き回ります。その過程で白鳳さんと出会い、いろいろ参考になるアドバイスが聞けました。男色イモのくだりも良かったですけど、一番興味深かったのは、やはりかつてのパーティーで白鳳さんが食事を作っていた事実でしょう(カレーと無関係^^;;)。ヘルムトさんの話を聞いた瞬間、ワタシは確信しました。絶対、一服盛ったに違いない。なにしろ、オトコの唇を奪ったり、悪巧みをしてこそ、生き生きと輝く白鳳たん(をい)。間違いなく、パーティーメンバー全員(守備範囲外除く)、毒牙にかけたに決まってます( ̄^ ̄)。
にしても、白鳳さんってば、カナンたちを妨害するわけでもなく、その上、画伯の審査にあっけなく合格しちゃいました_| ̄|○。つ、つまんね〜(血の叫び)!!1の温泉卓球やビバノノ争奪戦を考えたら、こんな展開あり得ないんですが。白鳳さんが料理名人なのは、最初から分かっています。だからこそ、反対に爆笑必至のどんでん返しを期待してたのに。純粋な味覚では楽勝だったにもかかわらず、余計な手出しをして、画伯の怒りを買ってこそ白鳳たんですよ(><)!!てっきり、画伯や弟子を誘惑したり、画伯のおかし男を無理やり捕獲して、鉄槌を下されるとばかりっ(ワタシの白鳳像って(;^^)ヘ..)。1で見られたキュートなへっぽこさやいけずさはいったいどこへ行ったんだ・・・ううううう。その点、おやびんやヘーゼル&グレートはワタシの期待を裏切りまてん。姑息な手で無様に自滅する彼らの勇姿が目に眩しいでしゅ〜v
おやびんが挫折した後も(挫折する情けなさもらぶv・笑)、ヘーゼルとグレートは夜中まで頑張り続けます。方向性はともかく、彼らの男の子モンスター保護に賭ける情熱は見上げたものです。絵を描くことも忘れ、付き合ってくれる画伯もステキ。毒が効かないくらいですから、一日や二日の徹夜ではさしたる消耗もないのでしょう。きゃんきゃん党マーク入りエプロンは特注かしらん。それとも予算削減のため手作り?だとしたら、きっと縫ったのはグレートね。ヘーゼル兄ちゃんはなんか全般的に無能そうだもん(ひでえ)。けれども、無能であればあるほど、ワタシの評価はエベレストより高く跳ね上がるのです(そんな評価要らない)。材料に窮したふたりが、遺跡で拾った卵を使おうか迷っている時、卵が割れてまねした〜ころっけが誕生します。ヘーゼル=まま、グレート=ぱぱ。ころっけの第一印象は極めて正しいです。だって、ヘーゼル、すっかり母性本能出してるし〜(笑)。外見は可愛らしいころっけですが、鬼畜王ランスではまねした出身の魔人もいたし、潜在能力は侮れないと思いますよ。そうそう、鬼畜王と言えば、王子世界での魔王が登場したけど、当然オトコになってました(TT)。。パラレルとはいえ、プランナーが出るのなら、美樹ちゃんと健太郎くんのままで良かったのに。ひさとさんの美樹ちゃん、見てみたかったなあ(無念)。
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