*私的総評*




プレイ雑記本編に入る前に、大まかなまとめを書いておきます。正直、今作は至高のカレーで言えば、美味ポイントより危険ポイントの方が高かったです。細かい萌えはあったものの、肝心な白鳳さん絡みで首を捻る点が多々ありました。もちろん、シナリオがどうこうではなく、単にワタシの歪んだ趣味に合わなかっただけでしょう(;^^)ヘ..。諸々の小ネタは本編の方で語るとして、ここでは主な要素だけ簡略に(詳しくは本編で)挙げることにします。


1.美味ポイントその1〜神風×白鳳(この時点ですでに大間違い)v
今作一番にして、唯一(をい)の大きな萌えどころvあれは1のとき、置き去りにしたはずのコですよね(決めつけ)!!きっと白鳳さんが脱出の時に、ダンジョンまで戻って、一緒に逃げたんだ。その時の情景をあれこれ妄想するだけで、ひとりでに顔はにやけ、思わずうっとりぽーです。もっとも、うちの設定だと、カナン様にわざと負けてあげた神風が、案内役を買ったくせに、迷ってしまった白鳳さんの手を引っ張って、オーディンと共に出口へ向かう様子が、はっきりくっきり浮かんで来ますが(笑)。


きゃんきゃん党に憧れの目を向けられ、甘い言葉で口説かれようが、仕えるマスターはこの世で白鳳ひとりだけ。「光の矢」の一言で、バカ兄弟はあっという間に戦闘不能になりました。白鳳さんも誰憚ることなく「私の神風」って言ってるし、ふたりの心は深く深く深〜〜〜〜く結びついているんです。金魚使いもいたけれど、白鳳主従背中合わせのCGにも萌えまくり。愛人と言わず、もはや神風×白鳳純愛路線でも全然かまいません。いや、むしろやってくれ!!愛の狩人、白鳳さんなら、身分どころか種族を超えた愛もまるっきり抵抗ないでしょう。おまぬけで頼りない主人を、欲得抜きで一生護ってくれるのは神風しかいまてん(><)。こんな感じで、今、神白大フィーバー(死語)だったりしますv


2.美味ポイントその2〜DEATH夫×フローズン
この組み合わせがあると風の噂に聞き、遺跡5で白鳳さんを助けるのもそっちのけで、ジェイキンラボへ駆け込んだ人非人はワタシです(最低)。他サイトさんの作品でぽつぽつ見かけることもあったのですが、やっぱり結構人気だったんですね♪DEATH夫たん、萌流さんには”理想の攻様”とまで言われてました。いつもラクDEATHラクDEATH騒いでいるワタシですが、男の子モンスター相手なら、DEATH夫たんは総攻だと思ってます。受なのはラック様相手の時限定。そう、DEATH夫たんを押し倒していいのは、ラック様以外にいまてん(聞いてない)!!えろ度ではオーディン×神風に完敗でしたが、私的にはソフトタッチな雰囲気が良かったです。DEATH夫たんが服を着たままだったのもポイント高し。


3.危険ポイントその1〜セレ白消滅
実際プレイするまでは軽はずみなことは言うまいと、これまで沈黙して来ましたが、セレ白、影も形もなかったですね(;;)。そして、ゲーム内でも不自然にセレストに絡まない白鳳さん(苦笑)。1.5では確かセレスト用の媚薬まで用意していませんでしたか?実のところ、セレ白消えたと聞いた時点で、すでにやる気は半減してました。前作では公式とまで述べたカプを、双方のキャラが出ているにもかかわらず、いきなりなかったことにされたんですから。まあ、CDドラマ(これにBlueさんがどの程度関わっているかは分かりませんが)みたいに夢オチにされるよりは、百倍千倍マシですけど、次であっさり消すくらいなら、最初から公式とか言わなければいいのに。あの発言でムダに夢を見てしまったのは、ワタシだけではないはずですよう、すんすん。。


消滅のショックに輪をかけたのが、再会シーンでセレ白EDのやり取りをそのまま使われたこと。セレスト白鳳カプに対する世間の反応も知っていますし、1万歩譲って、今回ないのは堪え忍ぶとしても、せめてあの場面のシナリオは新たに書き下ろして欲しかったです。私的には、ふたりきりだからこそ成り立った会話内容だと思うのに、カナンも同席したところでされると一気に興醒めです。っていうか、マジでセレ白ED、ライターさん自ら存在を否定していませんか。しかも、セレストがスイのためとか、舞台裏ばらしてるんですけど。白鳳さんがセレストを愛し、信頼したからこそ、酒場でうっかり漏らした本音を他人に教えるなんて。こんな口の軽いオトコに白鳳さんはやれまてん、き〜っ(怒)!!1のセレ白EDのセレストは、あんなにステキだったのになあ(血涙)。


4.危険ポイントその2〜白鳳さんの扱い
発覚した痛い過去も作用しているのでしょうけど、白鳳さん、キャラクター微妙に変わっちゃいましたね。前作では根は悪くないものの、基本的に怪(妖)しい性悪猫だったのが、今回、ただのいい人になってました。世間のお堅い常識をあざ笑い、あらゆる手練手管を用いて、生き生きとオトコを襲う。出会った(好みの)男はもれなく総当たりなのが白鳳さんですよ!!どうしてお得意の強姦(をい)シーンがないわけえ(きゃんきゃん党との絡みは中途半端だし)!?真性××者に純愛やお説教めいた台詞なんて似合いません。これじゃ白鳳さんの魅力半減です。はっちゃけ度で完全に萌流さんに負けてました。怪しい薬は白鳳さんの専売特許だったのに〜(><)!!それに、セレ白云々は別にしても、ここまでカプ固定されると、本来ギャルゲ・エロゲ畑のワタシには物足りないです。パートナーによって、反応や態度が違って来ることで、キャラの新たな一面を知り、理解もさらに深まると思うのですが。



白鳳さんの過去はもっとも恐れていた方向に行ってしまいました。悲劇のヒロインっぽいのだけは勘弁して欲しかったなあ。もっと、単純な理由(秘宝を求めて、禁断の地へとか)で良かった。さしてリスクのなさそうな冒険にもかかわらず、代償に弟を奪われた方が、むしろ人生の思わぬ落とし穴、運命の残酷さを際立たせるような気がします。しかも一見悲劇を匂わせつつ、白鳳さんに致命的な暴挙をさせていませんか。だって、学者さんの存在を消し去ったって、男の子モンスターの一族丸々滅ぼしてしまったってことですよね!?そりゃあ、実際消したのはプランナーだけど、願ったのは紛れもなく白鳳さんです。いかに学者さんが白鳳さんの父上と生き写しで(白鳳パパとエンブリオの関わりは分かりませんが)、それゆえに母上が行方不明になったとしても、生まれてきた男の子モンスター自体には、悪意も罪もありません。それをいきなり存在を消すだなんて、あまりにも己のことしか考えてない勝手な願いだと思うのです。たとえば、誰かに亡き兄弟に生き写しだから、神風を消滅させたいと聞いたら、白鳳さんは素直に納得するでしょうか。白鳳さんの辛い心情も分かりますが、せめて、外観を変えてくれと頼めば、済むことだったんじゃないでしょうか。当時の自分の願いについて、現在の白鳳さんがどう捉えているのか、非常に気になります。人の領域を超えた願望の傲慢さを後悔してくれていると良いのですが。だからこそ、捕獲した男の子モンスターに、より一層の愛情を以て接しているのなら、それはそれでまた萌えなんですけどね(をい)v


5.危険ポイントその3〜親白の関係
この点に関しては、全くの個人的趣味でアレですが、おやびんは乗っかられてナンボの、どこまでも情けないへたれ攻めが最高でした。今回、割とフツーの受け攻めっぽくなっていてガッカリです(そこまで言うか)。捕らえられて拘束されるのは、おやびんじゃなきゃ萌えまてん!!百歩譲って、つながれ白鳳のシーンまではいいとしても、おやびんの顔を見て、白鳳さんが一瞬期待した途端、あっけなく捕まるへっぽこなオトコが良いんです(><)!!結局、白鳳さんは自力で脱出して、もはや足手まとい以外の何物でもない(笑)おやびんを、仕方なさそうに助けるのが夢&理想だったのに〜!!いや、ダメダメなおやびんを口汚く罵りながらも、助けに来てくれた気持ちには、密かにきゅんと来ているんですよ、一応。


↑は単なる(イヤな)嗜好の話でしたが、EDだけは客観的に納得がいきまてん。いかに白鳳さんの事情を知って(結局、皆にばれてましゅーー;;)、やや気になる存在に昇格したとしても、ノンケのオトコが二度も強姦された相手を、我から押し倒す、あるいは受け容れる(まだ白親は見てませんが)という展開はありえないでしょう。この先、二人の想いが本物になった時点なら、まだ理解出来ますが(それでもノンケなら普通は悩み、躊躇うと思う)、今の段階では明らかに時期早尚の感は否めません。個人的には今回、彼らはえろなくても、いやない方が良かったです。おやびんが白鳳さんを追い掛けて、後ろからがばと抱きしめるくらいに留まっていたら(しかも、その後己の予想外の行動におたおた・笑)、萌え最高潮だったなあ(悔)。


6.危険ポイントその4〜きゃんきゃん党
ランス4.2をプレイした身としては、マニュアルに=エンジェル組と書いてあった時点で、ときめき400%増しだったのですが、残念ながら期待外れでした。だって、エンジェル組は幹部とか、レア女の子モンスターとかいて、結構手強かったんだよ〜!!党首はまさにラスボスでしたし。せめて、幹部にはぐれ男の子モンスターでもいれば、もう少し歯ごたえのある敵になっていただろうに(涙)。でも、冷静に考えてみると、ランス4.2は全編エンジェル組との抗争だったわけで、シナリオの一部分に過ぎないきゃんきゃん党との争いが、不完全燃焼になるのは当たり前です。私的には、今作は原作付きの小説をドラマや舞台にすべく、数話分の話を1本にまとめた雰囲気。全体の印象がどこか散漫だし、ひとつひとつの話の良さも半減しているように思えます。
1.ウルネリスの八翼との戦い
2.きゃんきゃん党との争い
3.白鳳さん過去関連
が、大きな柱なのでしょうが、どれも描写はいまひとつ中途半端に感じました。その点、1の方がウルネリス関連に絞っていたため、ストーリーはしっかりまとまっていたし、あほん度も前作の方が遙かにいけてたなあ(遠い目)。


ソフト全体の評価を左右するほどの要素に関しては、だいたいこんなところでしょうか。自分の趣味が極めて特殊だと自覚しているので(皆様の萌えどころで微塵も萌えてないし_| ̄|○)、どのジャンルでも、オフィには過度な期待はしない主義なのですが、今作は白鳳さんの登場が遅いことも手伝って、進めるのがかな〜りしんどかったです。2をプレイして、白鳳さんへの愛が醒めたりはしてませんが、この先、SSはますますオリジナル要素が増えて行く予感がします(;^^)ヘ..。←開き直り



  

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