結婚したとはいっても、まだまだ司令とカヲルちゃんは恋人気分が抜けません。カヲルちゃんはもちろんのこと、司令も第二の青春とばかりに浮かれまくって、友人や部下を捕まえてはのろけ話を聞かせる始末。皆、以前の厳しく近寄りがたい雰囲気よりはまだマシかなと思って、我慢して気のない相槌を打ってはいますが、当然内心ではあまりの色ボケぶりに呆れかえっています。


しかし、そんなこととは夢にも思っていない司令は、またもやカヲルちゃんのおねだり攻撃にあっけなく陥落し、全職員の反対を押し切って、カヲルちゃんが着用しているのと同型のプラグスーツを強引に作らせました。今、らぶらぶの証、ペアルックにはまっているカヲルちゃん。先週も山のようにお揃いの洋服や靴を買ったにもかかわらず、まだ飽き足らないでとうとうそのような無謀な要求に出たのです。


止せばいいのに、年甲斐もなくチルドレンと同じプラグスーツを着て、カヲルちゃんと一緒にネルフじゅうを練り歩く司令。もう誰一人彼を止めることはできません。親友の冬月副司令ですら、とっくの昔に匙を投げています。現在、ネルフ職員の間では「実は、我々は使徒に負けてしまったのでは・・・・・。」とまことしやかに囁かれています。そう、碇司令のあそこまでの堕落ぶりは最後の使徒の精神攻撃によるものに違いないと(^^;;)。

こんなスーツこさえて、全くの予算のムダ使い。でも、ふたりはシアワセ(#^.^#)。

+カヲルちゃんの独白+

やったあ。僕とお揃いの司令専用のプラグスーツを作ってもらった(^o^)。ペアルックもここに極まれりって感じかな。冬月副司令をはじめ、ネルフの職員たちは一様に苦い顔をしてたけど、どうせ、もう使徒と戦うこともないんだから、ネルフの予算なんか使いどころがないじゃないか。そんだったら、僕と司令の麗しい愛の日々のために生かしたほうが有意義に決まってるよ。全くリリンは頭の切り替えが出来なくて困ったもんだね。


司令も最初こそ躊躇っていたけど、午後になったらネルフの施設をぜ〜んぶ回って、皆に見せびらかしていた。司令のプラグスーツ姿は本当にステキだもん(#^.^#)。誰もが、あまりのカッコ良さに息を呑み、言葉も出ないみたいだった。あ、もちろんどんな格好をしてたって司令は最高なんだけどね。でも、いくら司令に憧れたってダメだよ。もう、このひとは僕一人のハニーなんだから。ふふふふふ♪

+碇司令の独白+

ふっ。私も結構いけてるな( ̄^ ̄)。

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