今日はバレンタインデー。思えばふたりの馴れ初めは、1年前のこの日にカヲルちゃんが勇気を出して司令にチョコをプレゼントしたのがきっかけ。それまでカヲルちゃんのことを歯牙にもかけてなかった司令でしたが、部下にさえ疎まれていた自分に熱い眼差しを向けてくれていた少年の存在を知り(しかもそれがユイさんに似ていた)、心の奥底に葬り去ったはずの恋の灯火に再び明かりが点りました。以来、その炎は熱く燃え盛る一方で、周囲の人々にも少なからぬ被害を与えているのですが、当人達はまるっきり気付かずシアワセ一杯です。


もちろんカヲルちゃんからは心づくしのチョコレートがプレゼントされました。しかも今年は自力でこしらえたのです。心なしか形が崩れているようですが、大切なのは心。気にしない気にしない。それに司令はカヲルちゃんの必殺はだかエプロン攻撃の前にすっかり目が眩んでおり、チョコの形どころではありません。チョコはそっちのけでいきなりカヲルちゃんを抱き上げて、どさくさに紛れてお触りまでして、司令はすっかりご満悦。職場では冷徹な(最近それも疑問だが^^;;)碇ゲンドウもスイートホームでは若妻にメロメロのただの中年オヤジです。

これならカヲルちゃんのあ〜んなとこやこ〜んなとこもお触りし放題♪

+カヲルちゃんの独白+

もうあれから一年かあ。胸つぶるる思いで司令にチョコレートを手渡したのを昨日のことのように覚えてる。あんな緊張は後にも先にも二度とないかもね。結婚式の時はこんなに食べまくった花嫁は当式場始まって以来だって、従業員の人にもすんごく褒めて貰っちゃったし。今年は晴れて司令の奥さんだけど、手抜きせずにしっかりチョコは作ったよ。その上、大サービスではだかエプロンまで着用しちゃったあ♪後ろからこっそり司令に近づいたら、気づいた瞬間鼻血まで出して喜んでくれた。これぞまさに出血大サービスだね。満足満足。


でも、司令が他の女にもチョコを貰ってるんじゃないかと不安になって、慌ててカバンの中を調べたら案の定チョコレートの山。僕というカンペキな妻がいるのを知りながら、図々しくチョコをプレゼントして来るなんて、全く油断もスキも無いね。司令は「義理チョコだ。」って弁解してたけど、そんなはずないよ。だって、こんなに素敵な男性を世の女性が放っておくはずないもん。あわよくば僕を妻の座から追い出して、後釜におさまろうなんて企んでるに違いない。なんて恐ろしい女たちだろう。ぷんすか。もちろんチョコレートはひとつ残らず没収したよ。結構高級品が多いので食べるのが楽しみ〜。ふふふふふ。

+碇司令の独白+

裸エプロン・・・・・・ユイでなし得なかった夢が、ついに・・・・・(;;)。

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