リリンの行事にバレンタイン・デーなるものがあると知ったカヲルちゃん。これはチャンスとさっそく司令に手作りチョコを送ることにしました。しかし、ネルフから給料も出ないし、ゼーレを裏切ってしまったためお小遣いも貰えなくなってしまったカヲルちゃんは一文無し。しかたなくシンジくんにお金を借りて割チョコを買いました。
さあ、準備万端!と張り切るカヲルちゃん。けれどもガスの元栓の場所さえわからないカヲルちゃんに湯せんでチョコを溶かしたり、型に流しこんだりという高等作業が出来るはずはありません。これまたシンジくんに頼んで作ってもらいました。カヲルちゃんの上目づかい攻撃にシンジくんは全く骨抜き状態。まさかこのチョコが自分の父親のためのものとは夢にも思っていません。お調子に乗ったカヲルちゃんはラッピングまでシンジくんにやらせて、とうとう手作りチョコを完成させました。
なんだか自分は殆ど何もしなかったな、とさすがのカヲルちゃんもうすうす感づいていましたが、「ま、手渡すのは僕だからいいや。」などと自己中の理屈をほざき、司令に堂々とチョコを渡しました。司令もまんざらでもなさそうで、二人の仲は確実に進展するかのように思えました。ところが・・・・・・・・・・・・・。
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