結婚報告を兼ねて、司令と共に前妻ユイさんのお墓参りにやって来たカヲルちゃん。墓前で一心不乱に祈る司令の姿を見て、不安で一杯になりました。リツコさんやレイちゃんなど実在するライバルたちとなら、全力を尽くして勝負できますが、すでにこの世にいない相手とは決着のつけようがありません。やっぱり司令は今でもユイさんのことを・・・・・と思うと、さすがにちょっとブルーになってしまいます。

いつも明るく元気なカヲルちゃんが黙り込んでしまったのを見て、司令はすぐにその意味を察しました。肩を落としているカヲルちゃんの不安を取り除くように後ろから優しく抱きしめます。これから先もユイさんのことを忘れることは出来ませんが、今一番大切なのはもちろんカヲルちゃんです。カヲルちゃんの笑顔を守ることこそ、これからの自分の仕事。司令はそんな風に考えているのです。

仕方ないか。ユイさんとの出会いは僕が生まれる前のことなんだもん。司令ほどステキなリリンだったら、色恋沙汰のひとつやふたつあったってむしろ当然だよね。それに、これから先は僕のことだけを愛して生きていくって、約束してくれた。ウレシイな♪

だけど、司令がいきなり小指を立てて右手を近づけてきたのには閉口した。いったい何のつもりだったのだろう。おかまみたいな手付きはやめてもらいたいもんだね。カッコいい司令のイメージが台無しだよ、全く（｀ヘ´）。

帰りには新婚家庭のためのお揃いの食器を買った。司令は夫婦茶碗に未練があったみたいだけど、僕はあんな小さなお茶碗じゃとても話にならないから、大どんぶりを選んだらなんだかガッカリしていた。夫婦生活は詰まるところ体力勝負なんだから、たくさんご飯が食べられる器の方が良いに決まってると思うけどなあ。。

カヲル・・・・・指切りも知らんのか・・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)。

back