カワラノギクと相模川の現状


      撮影 2006.10.29

 カワラノギクのかんさつ会


 かんさつ会の後の除草作業


 予想以上のアメリカセンダングサ 

                                             検分の区間  小倉橋から戸沢橋
                                             第1回目の検分日     2006・5・28
                                             第2回目の検分日     2006・6・4
                                             第3回目の検分日     2006・6・10
                                                 第3回目は神奈川県相模川総合整備事務所主催
                                                 「相模川ふれあい巡視(Cブロック)」に同行。              
 平成18年5月28日と6月4日、2回に分けてカワラノギクが生息している環境が今、どんなふうになっているか川又(カワラノギクを守る会々長)さんと3回目は神奈川県相模川総合整備事務所主催による「相模川ふれあい巡視(Cブロック)」に同行させて戴きました。
 明治40年12月、桂川で日本で最初の大規模水路式発電(駒橋発電所)が行われました。発電のため、相模川沿いの山間にはずい道が掘られ、その落差を利用して鹿留発電所、谷村発電所や八ツ沢発電所などが建設され都市部に向け送電されました。その後、大規模な相模ダムや城山ダムが完成、相模湖と津久井湖が誕生しました。ダムは、電源、上水道、農業用水そして自然災害からの調整機能など多目的なかたちで利用され今日に至っています。
 その一方ダムが建設されたことにより、上流から流れ込む石や砂礫が堰き止められ、ここ数年、下流域では急速な環境の変化が見られるようになってきました。川の本来の姿は上流から下流に向け侵食、運搬、堆積と、三つの働きが長い歳月をかけ繰り返えされてきました。そこには洪水(かく乱)や貧栄養状態の中でも懸命に命を伝えようとしている生き物たちがいます。ダムが建設されたことにより、本来あるべき三つの働きが分断され新たな自然環境の変化が見られるようになって来たのです。
 ダムの水量調整機能の強化によって川のかく乱はなくなり徐々にではあるがヨシや帰化植物などが生い茂るようになってきたのです。そうした事から石や砂礫(カワラ)といった劣悪な環境の中で生きのびて来た生き物が今危ないのです。また、ダムを出発点(源流)に河川内では新たな侵食も始まり河床がだんだんと下がりつつあり一部では橋脚の補強工事なども行われ、新たな問題をまた生じさせようとしています。
 母なる相模川、水運や漁業や砂利採取の歴史など、そこには多くの人々のくらしがありました。川は時折、不幸な結果ももたらせますが、また多くの人々に自然の恵みもあたえて来ました。「自然を畏敬する」古い言葉かも知れませんが今に生きる私たちはお互いに英知を出し会い川を考えて行きたいと思います。
 必死に生きようとするカワラノギク、絶滅からより多くの人々が集い守られることを祈っております。
                                                                   
                                                                     撮影2006・6・10(土)
      
   小倉橋                                                   段丘面からの湧水 ヤツボ
 
    
  大島河原の水田  昭和32年4月20日 竣工
                                                      撮影2006・6・10(土)
         
        行楽客で賑わう大島河原(左岸)                       カワラノギク(左岸)

       
         カワラニガナの群生地  大島河原(左岸)


 

 

 

       
                    ↑      ↑          大島河原(左岸)
                    カワラニガナ カワラハハコ



                                                                     撮影2006・6・4(日)  
   
 城山町立湘南小学校東の河原(右岸)      ダム放流時の激流によってカワラノギクの生息している区域が徐々に侵食されています。
                                           相模川最後の自生地をみんなで守りましょう。

   
                                カワラニガナ
   
   ビロードモーズイカ(帰化植物)             カワラハハコ                         カワラノギク

   
    カワラノギク         湘南小学校の子供たちがカワラノギクの保護活動を行っています。

                                               撮影2006・6・10
   
   田名 高田橋周辺
                                                             撮影2006・6・4(日)  
   
                  昭和橋         

   
 昭和橋下流150メートル 上依知小学校の子供たちがカワラノギクの保護活動を行っている河川敷(右岸)
                                                                         撮影2006・6・10(土)
   
                
    
  松の防水林               ミゾコウジュ  シソ科        開花を終えたミゾコウジュ

   
  ヨシが生い茂る河川敷                                                   シャクトリソバ

                                                                   撮影2006・6・10(土)
   
                                                           川原を覆うシナダレスズメガヤ(帰化植物)

   
  カワラヨモギ                        磯部頭首工辺りの河原(右岸)

   
 クヌギの幼木(左岸) 周りにはエノキの木が生い茂っていた。どなたかが植えたのだろう。国蝶オオムラサキ 珍しいジャカゴ
 やゴマダラショウは幼虫時にエノキの葉を食べ成虫(蝶)になった時、クヌギやコナラの樹液を吸います。   石の間から植物が茂り、昆虫が
                                                                   暮らすことができる護岸の築堤法 


                                                                        撮影2006.5.28(日)
  
 小鮎川と相模川の合流点(右岸)

  


  
 

  
河原にヨシが生い茂るようになりカワラノギクは絶滅しました。(厚木市 三嶋神社 左岸) 

  
 酒井スポーツ広場東側の河川敷   カワラノギクの再生地、増水時に泥が堆積し再生を困難にしています。      


  
 ビオトープ内のミクリ 相模川ほほえみ広場(右岸)                   アサダ

  
 相川中学校敷地内に再生されたカワラノギクの保護区域 

  
 門沢橋小学校の子供たちがカワラノギクの保全活動を行っている河川敷(左岸)

  
   カワラノギク


  
 相模三川公園南側のカワラノギクの保護区域(左岸)

  
 シロバナオドリコソウ                   イボタ 



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