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大町市には「金蘭黒部」の市野屋商店、「白馬錦」の薄井商店、「大國」の北安醸造という三つの蔵元があります。
酒造りが始まるのは秋も深まる11月頃でしょうか。 そして、12月半ばを過ぎた頃から三つの酒蔵から、新米で一番最初に仕込みしぼった、それぞれにの特長あるお酒が出来上がります。 火入れや割水をしない生酒の、この時期だけの味わいを愉しみに、人気の高いお酒です。 |
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大町の酒蔵のお酒を楽しむイベントのご案内です |
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「冬のファンタジア2004inおおまち雪まつり」参加イベント 味のファンタジア |
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テーマは「もっと楽しく、おしゃれにお酒を味わおう!」
昨年に引き続き、おしゃれに、美味を楽しむ「遊ぼう会」
他ではなかなか味わえない酒蔵の逸品「純米新酒・地酒の無濾過」
地元・大町の食材を生かしたお料理
フラワーコーディネーターによるフラワーショー
ウシュクベ カルテットによる弦楽四重奏・・・
今年はちょっと欲張りなメニューがいっぱいです
雪降る里へぜひお出かけください
日時:2月13日(金)
会費:お一人様 6000円(税込)
会場:黒部観光ホテル
◎予約制ですのでチケットをお求め下さい。
お問合せはいーずら大町特産館まで。 |
主催:地酒と料理で遊ぼう会
協力:白馬錦・金蘭黒部・北安大國 |
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創業慶応元年の大町の造り酒屋さんの軒先に、今年も青々とした真新しい「杉玉」が吊るされています。
酒造りの始まる11月頃から、酒蔵の杜氏さんはその年のおいしいお酒造りに精魂を込めます。 そして、良質の酒造りを祈って神様の加護を願うならわしが古くから伝わっています。
杜氏さんが杉の葉をたばね、大きな玉を作ります。
杉玉とも酒箒(さけほうき)とも酒林(さかばやし)とも呼ばれています。 その年のしぼりたての新酒ができあがる頃、それを知らせるように吊るされる新しい杉玉です。
そして、新年を迎えると、 この杉玉に注連縄が飾られます。 |
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それでは、冬しかできない「酒蔵探検」をして、神聖な酒造りの様子をご覧下さい。 |
1.蒸し米 |
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2.蒸し米の様子 |
日本酒を造るための蒸し米(むしまい)を掘り出しているところです。 食べるお米なら「しゃもじ」で盛りつけますが、約300〜500kgのお米を「甑(こしき)」から掘り出すために、食品用に加工されたスコップでお米をすくいます。
寒い酒蔵の中であたたかい「ご飯」から、湯気がたっているのが写真からもうかがえます。 |
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1を上から見たところです。
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3.麹室 |
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4.出麹 |
麹を作る「麹室(こうじむろ)」の内部です。
四角の小さな箱が並んでいます。そして、この中に布に包まれた「麹」が入っています。
箱で麹を造るので「箱麹」と呼んでいます。
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麹を箱から取り出して、布の上に移します。
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5.麹 |
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6.もろみ1 |
布の上に移した麹は、麹室から出して室前(むろまえ)で広げておきます。 麹室は、微生物が活発に働けるよう高温で湿度も高くなっています。
できあがった麹は、外気(といっても室前は蔵の中にあるのですが)にさらして温度を下げます。
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これは「高泡(たかあわ)」状態の「もろみ」です。
桶(と言っても今は琺瑯(ほうろう)のタンクですが)の中で、蒸し米と麹と水を発酵させ、お米がお酒になってゆきます。
発酵は微生物の働きなので、もろみのなかに微生物が呼吸して、泡が出てきます。 高泡とはそれが最高潮になった段階で、泡が溢れないようにタンクの上部にさらに囲いを継ぎ足しています(泡笠といいます)。
これは、黒部の氷筍水仕込の純米吟醸酒です。
通常よりも小さなタンクで丁寧に仕込んでいます。 |
7.もろみ2 |
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「氷筍水仕込みのお酒」と「氷筍」 |
「落ち泡(おちあわ)」状態のもろみです。
高泡から少したつと、発酵も落ち着いてきて、泡の量も減ってきます。 高泡の時につけた泡笠もはずせます。 タンクのヘリに立てかけてあるのは「櫂棒(かいぼう)」です。 もろみの発酵が均一に進むように、かき混ぜるためのものです。(お風呂をかき混ぜるような巨大なものと思ってください。)
かき混ぜる作業のことは「櫂入れ」と言います。
この後、10日ほどたつと、もろみをしぼって、晴れて新酒が誕生します。 |
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氷筍水で仕込んだ純米吟醸酒です。
春先には「純米吟醸生原酒・蔵生地」が予約限定販売されます。
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これが氷筍です
大自然のろ過作用により清められ山の魂を宿して岩肌から滴る湧水は、一滴一滴厳冬期瞬時に凍りつき、筍のように成長します。
氷筍水は黒部峡谷の懐で生まれた神秘的で清冽な水です。
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H あばた顔のウルトラマン石が水をしたたらせ、夏は相棒のしだれ柳がゆれて涼しげな風情を出している豊川稲荷の小さな境内です。
町のなかには最近ポケットパークなるものがたくさんできましたけれども、これぞ由緒正しいポケットパーク。 滑り台やブランコもあって、私など幼少にはずいぶんお世話になりました。 最近はトンと子どもの姿がなく、遊具もお稲荷様もさみしそうです。
この石は当地名産の「蜂食い石」。 難しくは「大蜂型石英安山岩の溶結凝灰岩」とかで、よく庭石にされます。 後ろの煙突のある建物は、本当の酒を醸し出している造り酒屋さんです。 |
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I 大町で大黒天といいますと、嘉永5(1852)年建立、高さ172cm、松本平で最古最大を誇る大黒町の大黒様が有名ですけれども、不景気のおりですので路地で笑っている小さな大黒様にささやかな繁昌を願うのもよろしいかもしれません。 「蜂食い石」の台座にデンとすわり、バックのデコレーションもなかなかです。
大町随一の銀行の脇にあります。 貯金をおろしたり借りたときこそ、ぜひお立ち寄りください。
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特別天然記念物「ライチョウ」は「市の鳥」として大町市のシンボルにもなっています。 その歴史は氷河期に遡るといわれ、気温の上昇にに伴い高地でのみ生き残り、日本では日本アルプスの高山に生息するニホンライチョウと北海道に生息するエゾライチョウの2種がいます。 年間を通じて積雪が多く、特別な生態系か形成される北アルプスに魅せられて、写真を撮り続けている大町市在住の平瀬貴志さんの写しだす自然の中のライチョウの姿をご覧下さい。 |
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