平成16年7月1日(木)第16号発行
発行所:いーずら大町特産館
〒398-0002 長野県大町市大字大町3300-1
TEL0261-23-7511
大町から楽しい話題、素敵な画像、耳寄りなニュースをお届けします!


ホタルブクロ
うっとうしい梅雨の季節も、もうすぐ明けて、
夏の空がまぶしい7月。
夏の暑さに負けないように、こんな時こそ、
いーずら自慢のおいしさを食卓に運んでください。

一説には、「草木の実が熟する月」という意味の
「穂含月(ほえみつき)」からきたとも言われる
「文月(ふみつき)」。

今月は「穂含月(ほえみつき)」にふさわしいお話を・・・

シモツケソウ
特産館から、国道沿いに山並みを仰ぎながら北に向かって7kmほど車を走らせ、木崎湖トンネルを抜けると、湖水のほとりに大糸線の稲尾駅があります。


その東側に思わず立ち寄りたくなるような佇まい・・・北ヤマト園です。
傘木知子さんが、ブルーベリーの木を育て始めたのは、昭和52年頃。 初めは、栽培した果実を収穫して出荷したり、ブルーベリー摘みのお客様を迎えたりしていました。 そして、昭和60年頃から、実った果実でジャムづくりを始めたそうです。 

傘木さんがジャムづくりにかける想いはただひとつ・・・「食の安全を心がけ、一番おいしい時期の果実とお砂糖で丁寧につくる本物の味、摘みたての味」とのことです。
いただいてみると、ほのかな甘みの爽やかな果実の香りが、口の中に広がります。
最初はブルーベリーだけだった傘木さんのジャムづくりでしたが、そのおいしさに惹かれたお客様からも、「他の果物のジャムは・・・」という希望もあって、地場産、県内産のおいしい果実を使ったジャムづくりが始まったとのことでした。
そして、大町産のりんご、あんずの里・更埴の、自家栽培のルバーブ、契約栽培のプルーンと、果実たちのささやきが聞こえてきそうな手作りの味が広がってきました。

5月下旬 ブルーベリーの花

6月下旬 ブルーベリーの実

色づきはじめたブルーベリー
もともと住んでいた古民家を改装したという家の軒先から、引き戸を開けて中に入ると、何ともいえない風格のある力強さとやさしさがあふれる空間でした。

お店に立つ傘木知子さん
壁の白と鳶色に輝く太い梁のコントラスト、焼物に生けてある楚楚とした草花、掛けてあるタピストリーは豪快な武者絵でした。

ここでジャムをつくり、お話をしながらお客様を迎える傘木さんの姿があります。

今日、私がいただいたルバーブの砂糖煮は、その香りも酸味も、初めて口にするおいしさでした。


何度訪れても
心打たれる
この空間です

傘木さんの絵手紙でお出迎え
今日はジャムづくりはお休みでしたが、拝見した作業をする厨房は、傘木さんの気質が伝わってくるような、手入れの行き届いた清潔感あふれる場所でした。
ピカピカのステンレスの大鍋

ビンや製品を蒸気で殺菌する機械
それでは、北ヤマト園のジャムをご紹介しましょう              
果実の新鮮さを大切にする工夫をこらして
つくられている5種類のジャム

畑にはハスカップ(アイヌ語で枝の上になるものという意味)も栽培されていましたが、こちらははまだ自家用かもしれません・・・
ハスカップの実
ブルーベリー
北アメリカ原産のこけもも属の低木で、古くから原住インディアンが採集していたそうです。
北ヤマト園ではハイブッシュ系の実を使っています。 アントシアニン色素が豊富で、さっぱりとした味わいが自慢のジャムは、自家栽培のブーベリーを一粒一粒丁寧に手摘みしてつくりました。
りんご

北ヤマト園のりんごジャムは、なめらかでやさしい食感が特長です。 りんご本来の風味が、、かくし味のハチミツとかさなりあって、やさしい甘さのジャムになりました。
あんず
4月上旬には、枝いっぱいのやわらかなピンク色の花が美しい杏は、中国を起源の地とするバラ科の植物です。 6月下旬から7月上旬に熟した果実は、ビタミンCやクエン酸を多く含みます。 さわやかな芳香がそのままいかされたジャムに仕上がりました。

プルーン

澄んだ空気と清らかな土壌、太陽の陽射しをいっぱいあびた大町育ちのプルーン。  白い花はあまりみる機会がありませんが、 ラグピーボールのような形はおなじみです。セイヨウスモモの一種で、栄養価も高く、繊維やミネラルも多く、ほど良い甘みと酸味の赤紫色のコクのあるジャムです。

ルバーブ

原産地はシベリヤ南部とされ、紀元前からギリシャ、ローマで薬用、食用として栽培されたと伝えられるタデ科の食用大黄です。 
コハク酸を含み、独特の酸味と香気が特長の貴重なジャムです。

ブルーベリー畑で
傘木さん一家の自然に向き合う暮らしぶりの中には、心やすらぐ懐かしい風景がたくさんありました。
北ヤマト園 ブルーベリージャムづくり体験  ご案内
 北ヤマト園では、「ブルーベリージャムづくり体験」を通年行なっています。 
 ご希望の方は、事前にお問合せ願います。
 ジャムづくりの所要時間は30分程度です。 
 一家族を目安として、ブルーベリー1kg、砂糖500g、保存ビン(200cc)5本、クラッカー12枚の
 材料費を含む費用は5000円です。 
衣服を汚してしまう場合がございますので、ご心配な方はエプロンのご用意をお願い致します。
ブルーベリー収穫は含まれておりません。
収穫体験につきましては、お受けできない時期もございますので、別途ご相談くださいませ。

北ヤマト園:0261−22−0625
 


夏のご贈答に

720ml
2本 箱入
 3150円

3本 箱入
 4725円
雪原の中に眠らせて熟成させた雪中埋蔵酒。 この酒造りは、今年で8年目となりました。 年ごとに人気も高まり、今年はことに、できの良さが評判です。
中央線沿線観光物産展
7月6日(火)〜9日(金)
新宿駅西口広場イベントーコーナー

地酒、おやき、漬物、生そば、お菓子など・・・
盛りだくさんの大町の味、お届けします。 
国営アルプスあづみの公園
  開園記念イベント 安曇野市場

期間中の7月24日(土)25日(日)に出展いたします
南安曇郡堀金村 アルプスあづみの公園内会場

大町のお祭りのご案内

若一王子神社 夏祭り

7月28日 稚児行列・お天王さま
7月29日 流鏑馬・舞台巡行

世田谷ふるさと区民祭り
7月31日(土)8月1日(日)
馬事公苑 
世田谷の皆様、今年もよろしくお願いします。
地酒、おやき、生花、りんごじゅーす・・・大町のおいしさお届けします。
6月最終週に開催された、PIC写真展 7月の開催予定
【大貫悌二絵画展】

 7月16日(金)〜8月24日(火)
 大町中学(現大町高校)をはじめ、県内の学校で教鞭を執られた故大貫先生の絵画展。
 個性豊かな美の世界を構築された先生の作品展をぜひご覧ください。
[ 開館時間10時〜17時45分(最終日は16時まで)入場無料 ]
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