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7月28日 稚児行列
稚児行列の愛らしさ、
馬上の射手(ボボ)の凛々しさ、
祭囃子の響き
神社の賑わい・・・
余韻にひたる
若一王子神社の夏祭り
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7月29日流鏑馬 |
7月28日宵祭り |
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自然に恵まれた大町、その郷土の清らかな水・空気・大地。
アルプスの雪どけ水と有機肥料、そしてできる限りの減農薬によって人と自然にやさしい米作り、花作りに励んでいる皆さんがいます。
花作りの会員が25農家、米作りの会員が92農家という大町市花き協会の皆さんです。
大町市花き協会は15年ほど前に、切り花を生産する農家が集まって作った農事組合法人です。
「花卉(かき)」とは、観賞のための花の咲く草のこと。
毎年6月から10月にかけて出荷している季節ごとの幾種類もの花々、そして米作り、その基本となる理念は土作りだそうです。 |
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「良い土をつくらないと、良い花はできない。」ということで、米作りと同じ肥料で、手間をかけて育て、丹精込めて作った花は、色合いが鮮やかで美しいこと、花もちが良く咲く期間が長いこと、みずみずしく新鮮なことなどの特長があり、関東、北陸、愛知などの都市部の市場でもその優れたところが認められ評判がとても良いそうです。
それでは、花き協会の花々と選花の様子をご紹介しましょう。
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早朝から作業をしている選花場です |
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6月に入るとアルプスブルーの花色が鮮やかなデルフィニウム、7月から8月は、色とりどりの花たちの登場です。
匂い立つ上品な香りの気高い新テッポウユリ・・・
鮮やかな青いろ、優しい薄紫、かわいいピンク系の花・りんどう・・・
たくさんの蕾をつけたグラジオラスやトルコキキョウは今年も新しい品種が楽しみな、とても豊かな色彩です。 |
アルプスブルー |
新テッポウユリ |
ヒペリカム |
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スターチス・・・ピンク、バイオレット、イエロー 鮮明な彩りが人気です |
ハイブリッド系のスターチス
ミスティーブルー、イエロー、ピンクなど
ボリュームの小花、草姿が人気です
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ちょっと変わった花姿のエリンジウム
シルバーブルーは標高の高いところほどきれいな色合いが出るそうです
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生産者から届いたばかりの新テッポウユリはこの丈の高さです。
花付も良く、純白の上向き咲きと香りの良さが人気です |
めずらしい花色も豊富な蕾いっぱいの夏の花・グラジオラス
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剪花を待つ花たち |
届いた花は1本1本丁寧に選花されて、出荷されます。
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皆さん花鋏を手にお仕事です |
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花き協会を後にして、栽培農家・丸山和人さんの露地栽培、ハウス栽培のお花畑を見せていただくことにしました。 |
露地栽培のヒペリカム
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5年ほど前から栽培しているというヒペリカムです。 新しい実ものの花材として大人気だそうです。 実の色はいろいろな種類があるそうですが、こちらは光沢のある明るい赤い実がたくさんついたピンキーフレアー。
右の写真は咲いているヒペリカムの花。
枝先に咲くたくさんのかわいい黄色い小花が終わると実になります。 |
ヒペリカムの花と実 |
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数日後には出荷される草花です
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8月中旬からみられるのが、トルコキキョウです。
草丈が高く、花の数、花姿がよいのが特長です。
こちらも、花の彩りで多くの種類を楽しめます。
そして秋・・・秋だしのトルコキキョウ、アルプスブルーなど季節を考えながら栽培された花々です。 |
ハウス栽培のスターチス
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秋用のトルコキキョウの苗
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8月末にはこんな立派な花が咲きます |
庭先に咲いていたルリタマアザミ
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花き協会のある西原から借馬の丸山さんのお宅へは車で5分ほどでしたが、道すがらとても素敵な光景をたくさん目にすることができましたので、ご紹介しましょう。
県道から案内されたわき道に入ると、そこは最近整備されたばかりの川沿いの小道でした。
流れる川は鹿島川の支流(猫川)で越荒沢とも呼ばれているそうです。
もともと灌漑用の小川で地質の関係から漏水しやすかったこともあり、石積みにより川底、川岸を整備し、
川沿いの道も整え、親水公園としても楽しめる場所になりました。
その流れの横、水を張った休耕田には、何とも美しい睡蓮の花が咲いていました。
涼風にそよぐ水面に浮かぶ深緑の葉と赤い花、透き通るような凛とした姿の薄紅色の花、白い花・・・
その静謐な姿に思いがけず出会えた心あらわれる夏の朝でした。
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元々は草むらだったこのあたりだそうですが、
蛇行する自然の川の流れを残した
環境整備のおかげで、
流れる水の音、周辺の草花、山並みの遠望を楽しめる場所でした。 |
近くにはこんな仲間が・・・ |
川をきれいにするおじ様に
お散歩中のおばあさまがお話を聞いていました
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川に入って、流れてくる枯れ枝を片付け、ゴミを拾って川をきれいにしているおじ様に出会いました。 お話を聞けば、暇をみては周辺の草刈などもなさっているとのことです。 そして、この流れの中に、トンボの棲む場所、魚の棲む場所など子供たちが自然観察をしながらすごせるように・・・時には岩魚の姿を見ることもあるそうですが、いつかはカジカが棲めるようなきれいな川にしたいとおしゃっていました。
トンボの棲む場所 |
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川沿いの道は整備されていましたが、
その周辺の林や畦はそのままに・・・
野の花がさいていました。 |
コバギボウシ |
ヤブカンゾウ |
ソバナ |
タケニグサ |
オカトラノオ |
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しばらく行くと、金山神社の大きな木立が見えてきました。 |
静けさの中、この木立を抜けると
栽培農家丸山さんのお家がありました |
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鳥の鳴き声ものどかな金山神社
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大町市花き協会、お花、お米についてのお尋ねは、大町市花き協会(0261−23−4522)
または、いーずら大町特産館(0261−23−7511)までお寄せください。 |
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