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早春号
第32号 平成19年1月19日発行
2月12日更新
冷涼な澄んだ空気、清冽なおいしいお水、
信頼のおける生産者が育む酒米、
伝統の技術と新たに挑む研究心溢れる杜氏、蔵元の熱い心・・・

このような想いから醸しだされたお酒が
金蘭黒部の純米酒「愛醸純醸」です。
日本酒造りの条件に大変恵まれている北アルプス山麓。
この恵まれた環境の中で、杜氏自ら、こだわりをもった
栽培方法で原料米作りに取り組んで迎えた三年目の冬。

合鴨(アイガモ)農法とは、
水田に合鴨を放って稲を育てる方法で
化学農薬、化学肥料を全く使用せず、お米を栽培します。

「愛醸純醸」の原料米生産者は大町合鴨農法研究会の三名です。
「顔の見える農業」を行って、
相互信頼に基づいて栽培をしています。


そして、このお酒の原料米の生産者の一人が、
お米の生産から清酒の醸造まで一貫して手がけている
金蘭黒部の杜氏村山大蔵さんです。

杜氏生産分の原料米は、
平成18年、民間稲作研究所認証センターの
「有機農産物(転換期間中)」認定マークを取得しています。


生産者する人三名、醸造に携わる人三名、
そして、杜氏が精米に立ち会うなど、
技も心も行き届くような酒造りから醸しだされた
金蘭黒部・純米酒「愛醸純醸」
2月下旬に発売予定です。


いーずら大町特産館では、「無濾過生原酒」として販売いたします。
精米歩合:63%   日本酒度+5.5  酸度:1.9
アルコール分:17度以上〜18度未満

合鴨農法栽培米100%(杜氏自ら育てたお米41%)
お待たせしました!
金蘭黒部のどぶろく「賢人」
2月下旬発売開始!

毎年とても人気の高い、金蘭黒部のどぶろくです。
この冬の仕込みを心待ちにしていらっしゃるお客様からも
多数ご予約もいただいている「賢人」

今年も出来ばえはとても良いそうです。

440ml:945円
895ml:1470円


降り積む雪の少なさを思いながら、いつのまにか暦の上では春。
3月2日に催される「地酒と料理で遊ぼう会」をご案内しましょう。
今回のテーマは、「蔵」と「おおまち再発見」とのこと。

一夜かぎりのおおまちの蔵が
黒部観光ホテルに登場です。
お酒のしぼり実演と試飲体験!

春の食材、大町の食材をいかした美味しいお料理。
話題の黒豚も味わえます。

そして、音楽も大町ならではの響きです

北安大國、金蘭黒部、白馬錦の蔵元では
酒造りも佳境に入り
今年も新しい試みから
おいしいお酒が生まれています。

しぼりたてを味わい、時をかさねて熟成を楽しみ
日本酒はまさに生きもの。

季節を追って私たちに届けられる百薬の長。
お好きなお酒を手にとって
それぞれの味わいをお楽しみください。


 (画像は平成18年3月の地酒と料理で遊ぼう会より)
主催:地酒と料理で遊ぼう会  運営:黒部観光ホテル・白馬錦・金蘭黒部・北安醸造   後援:FM長野
2007年3月2日(金)  6時30分より    
大町温泉郷 黒部観光ホテル(0261−22−1520)で開催  (送迎バスあり)
   予約制です    お一人様:6000円(税込)      ご宿泊:+4000円(朝食付、税込)
   ご予約・お問い合わせは・・・いーずら大町特産館(0261−23−7511)まで

               太田亜希子の 

白馬錦を支える
「七人の侍」もとい蔵人さん方。
2月5日、白馬錦で行われた「初午寒搾り」。
朝から20名ほどの方々が
集まって始まりました。

薄井社長、丸山杜氏のあいさつの後、
2班に別れそれぞれ、
ラベル貼り、蔵見学へと向かいました。
      

          
白馬錦の看板娘さんたち。


朝もやの中、詰められていく
初午寒搾り。


私たちの班は、まず蔵見学から。
左の写真は蒸した米の説明をする丸山杜氏。
蒸した米は食べてみると、結構
歯ごたえを感じました。

【おまけの1コマ】



米の状態を説明するため、ひしゃくを
取りにいく場面。
床にある通路…不思議な感じです。
   

耳を澄ますと、微かにシュワシュワと
音が聞こえます。
ここでは、もろみ≠フ説明をしていただきました。
写真の青タンク1個から、醸造タンク2個分のお酒が出来るそうです。


麹室の中。
大勢の蔵人さんたちが
暑い中作業しています。



搾る前のお酒をいただきました。
粒がだいぶ残っているので、試飲というより
試食に近い感じでした。
いくつか熟成期間の違うものが置かれており
数日違うだけでだいぶ味わいが違っていました。


お酒の入ったタンクを見つめる丸山杜氏。


蔵見学も終わり、いよいよ皆でラベル貼りです。
ビンが丸いため転がってしまい
以外に気を使う作業です。


作業後は皆で朝食となります。
下の写真が朝食です。
一仕事終わった後のご飯は最高です。
このような流れで「初午寒搾り」の朝は終了しました。
いーずらは予約で完売してしまいましたが、
これを飲んだお客様は、味が刻々と変化し、
最初の一口と時間をおいてからでは
味が違うとおっしゃってました。
最初と最後、どちらが美味しいかは
好みの分かれるところとは思いますが。


私は「初午寒搾り」に参加するのは今年2回目と
なります。寒さと雪の量が尋常でなかった
昨年に比べ、、その真逆とも言える本年は
暖かく雪もないので、だいぶ楽でした。
けれど、本来あるはずのものが無いというのは
楽だけれども、落ち着かない気もしました。

来年の「初午寒搾り」はどのようになるのか
天候もですが、なにより来年の寒搾りは
どんな味になっているのか…。
新たな楽しみに胸を膨らませつつ
【初午寒搾り奮闘記】お開きとさせていただきます。


完成!


どれも美味しかったですが、個人的には
鮭のおにぎりとひじきが一番美味しかったです。

2月に発売される予約限定販売のお酒を紹介しましょう
  2月5日発売
「初午」とは 2月最初の午の日で、
食物の神・稲荷神社の祭日です。

その昔、京都伏見の稲荷大社の祭神が
山上に降り立ったのが2月初午の日だったことに
由来しているそうです。

今年の初午は、2月5日。
薄井商店・白馬錦では初午の早朝からお酒を搾り
その朝に瓶詰め、いーずらスタッフや酒販売店の皆様も
ラベル貼りや出荷のお手伝いをします。

そして、その日のうちに店頭販売される初午寒搾り。

商売繁盛・家内安全の御利益もある
初午に搾るこのお酒。
まさにフレッシュな,早春にふさわしい
若々しい生命力あふれるお酒です。


原料米:美山錦  精米歩合:59%
特別純米無濾過生原酒
720ml:1500円(税込)
1800ml:3000円(税

特産館取り扱い分については即日完売致しました。

 2月15日発売
青年農業後継者たちの熱き思いが実を結び
青年農業集団*蔵元白馬錦*いーずら大町特産館
企画・製造・販売のコラボレーションから生まれた
ちょっと小粋なお酒です。

アルプスファーマーズクラブ(AFC)は大北地域で
水稲、果樹、花、酪農などを営む
35名の会員で構成される青年農業グループです。
彼らが「自分たちの酒米でお酒を造ろう」と
「オリジナル日本酒プロジェクト」を考え始めたのは
2年前だそうです。
白馬錦の蔵元・薄井商店の協力を得て
取り組んできました。

薄井商店の蔵人さんをはじめ多くの方々に
参加していただき、手植えの田植えをしたそうです。

除草剤は1回のみの使用で、
農薬散布回数を減らした栽培で、
草取りも田んぼに入り手作業で・・・
畦草取りには丸山杜氏さんもご協力いただいたそうです。

それぞれの熱き思いを寄せた稲穂も
昨秋には風に揺れ、9月3、4日に収穫。

秋から冬へと酒造りの時を経て
極上の滴となって誕生します。


原料米:美山錦  精米歩合:55%
特別純米無濾過生原酒
720ml 1600円(税込)

いーずら大町特産館だけの限定販売です。
お問い合わせは、いーずら大町特産館までどうぞ
1月も半ばを過ぎましたが、この冬は雪の降る日が少なく、
白い世界でウインタースポーツを楽しむには
粉雪の舞う日々がもう少しあったら・・・と、思ったりします。

しばらくお休みしていた「いーずらかわら版」ですが、
2007年新春号は、大町の冬の風物詩をお届けしましょう。




冬の風物詩である凍り餅。
今回は地元でも美味しいと評判の
大町市常盤の農産物直売所にある
「かたくり凍り餅部会」へ伺い
凍り餅のできるまでの行程を
取材してきました。

1月15日、取材した日の大町は快晴!
右がその写真です。


「かたくり凍り餅部会」・・・結成以来今年で11年目。 現在の会長・川上さんは6代目です。
メンバーは女性が19人、男性が4人の総勢23名です。

もち米は「もちひかり」という品種で、この辺りでは「農産物直売所かたくり」のある大町市常盤でしか作っていないそうです。

   朝の一服の風景。
お茶うけはそれぞれのご家庭からの
持ち寄りです。
皆様、食の探求者とのことで
私もごちそうになりましたが
とても美味しかったです。

美味しいお茶うけで元気がでたところで作業開始です。
餅つきから始まり、それをすばやく木枠へと運び、手や棒で伸ばしていきます。
このあたりの作業は「天地変え」といい、
米粉をまぶしながら、ひっくり返したりします。

 

そして、ほどよく固くなったところで包丁を入れてきっていきます。
この日のお餅は「よもぎ餅」でした。
味つけのない白餅もありますが、味つきのお餅も
ユニークなものが多く、他には紫蘇、ブルーベリー、
過去にはイチゴなどもあったそうです。
今年初のこころみで紫米もできるそうです。

お餅が切れたら、和紙にくるんで、紐をかけていきます。この和紙は凍り餅専用のもだそうです。

     

私たちもしばる作業をやらせていただきました。慣れれば楽しいですが、ずっとやるには根気のいる仕事だとも思いました。



紐をかけたお餅は、水を張った大きな水槽へ入れられます。
この状態で三日三晩漬けておくのだそうです。
     
ここまでの行程を終えたお餅は、水槽から上げられ、干されます。
干すときは風通しが良く、日光が直接あたらないのが良いそうです。
緑色のネットは、鳥よけです。

昔は家庭でも作ったりしたようですが、最近はあまり見かけなくなった凍り餅作り。
思っていたよりも、ずっと手間のかかる作業の連続でおどろきました。
かたくり凍り餅部会の方たちも大変な作業とは思いますが、
ぜひ頑張って、これからもいろいろな家庭の食卓に凍り餅を提供していってほしいと思います。
かたくり凍り餅部会の方々が、まごころこめて作った凍り餅。
いーずら大町特産館で好評発売中!

いろいろな用途を記載したレシピ付です。
凍り餅を使った、大福やおしるこも美味しいので
ぜひお試しください。

1袋 (5個入) 500円(税込)
かわら版バックナンバー

(c)2006 いーずら大町特産館 長野県大町市大町3300-1 TEL.0261-23-7511