10月29日。
雲ひとつ無い澄み切った青空が素晴らしい一日でした。
東京電力高瀬川総合制御所、高瀬川テプコ館の方々とご一緒に、
高瀬渓谷の奥深く湯俣にある天然記念物の噴湯丘まで
秋のハイキングを楽しみました。

ダム湖を眺めながらバスは進みます
紅葉がひときわ美しい高瀬渓谷。
槍ヶ岳を源流とする水俣川が合流する高瀬川には3つのダムがあります。
それは、ゆたかな水量と急峻な地形が生み出した自然と人間の知恵の賜物かも知れません。
水は時には岩をも砕き、そして時には、可憐な草花のいのちを育みます。

ここからいよいよ山歩き!

歩き始めに振り返れば、こんな秋の空でした。
澄み渡る空の青さ、吹く風の爽やかさ、踏む落ち葉の音の心地よさ、山なみの素晴らしさ、湯俣温泉のにおい、噴湯丘に感じる自然の力強さ、秋の山の恵みの木の実たちの愛らしさ、神秘的な夕暮れのダム湖・・・とても素敵な山歩きの一日でした。

落ち葉の降り積もった山道は大変歩きやすく、心が弾みます。

ナナガマド

落葉松の林を爽やかな風が通ります。

「まゆみ」の紅色がとてもきれい。

参加者の中で最高齢ですが、「つり橋も何のその!」 軽やかな足取りです。 

槍ヶ岳遠望です。

湯俣と水俣が出合うところがこの先です。
あたり一面に湯気が立ち込めています。

河原の石もこの色です

こんなリはっきりと、槍ヶ岳のピークと小槍が見えました。

河原の向こう側に立派な噴湯丘。
現在も活発な温泉活動を続けています。

これが湯俣温泉の天然記念物のあられ石(球状石灰石)を抱く噴湯丘です。

噴湯丘の前で記念撮影

望遠で撮るとこんなにはっきり!

河原からの遠望は
燕岳でした。

木々の表情にも深まり行く秋を感じます。


山の恵みの落し物
おサルが残した山葡萄?

帰路につくころはダム湖は幻想的な色彩でした。
東京電力の皆様ありがとうございました。
次は11月2日。黒部ダムから室堂へ散策を楽しんだ一行のスナップ集です。
 今年行けなかった方々もどうぞお楽しみください。
この下は、11月のたぞがれの木崎湖です。