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化学療法ーつまり、抗がん剤のことです。

乳がんは抗がん剤がよく効くタイプのがんです。ただし、悪性リンパ腫や白血病など血液のがんのように抗がん剤だけで完全に治癒させるのは、まだ、難しいようです。
乳がんに対する、抗がん剤の種類としては主なものとして、アントラサイクリン系(アドリアマイシン、ファルモルビシン)とタキサン系(タキソール、タキソテール)があります。その他にも、たくさんの種類の抗癌剤が乳がんの治療に使われています。
化学療法では、1つの薬だけ使うより、何種類かの薬の組み合わせて使うほうが、より効果的という結果が出ています。たとえば、日本で古くから効くとされている組み合わせとしてCAF療法というのがあり、これはシクロフォスファミド(Cyclophosphamide),アドリアマイシン(Adriamycin),5FU(5Fluorouracil)のそれぞれの頭文字をとってこう呼ばれます。欧米ではアドリアマイシンの代わりにメトトレキセート(Methotrexate)を用いるCMF療法などがあります。
タキサン系は最近出てきたお薬なので、単独で使われることもありますが、5FU系のお薬と組み合わせたり、アントラサイクリン系のお薬と組み合わせたり、ハーセプチンという免疫療法の新しい薬と組み合わせたりして効果をあげています。
主な、共通する副作用は白血球減少、脱毛、吐き気などです。その他、薬により様々なものがあります。
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