June.10 Lake Chuuzenji Fishing Diary.

先週の特別解禁は風邪で行けず、今期6回目の中禅寺湖釣行に期待を賭ける。

 午前3時半に中禅寺湖に到着。そして、民宿にて魚券を購入。駐車場に向い、タックルとウエーダーの準備をし、立木前のポイントに入ろうとしたが、先客がいたので、他のポイントへ。

 本ツガからポイントを探すが、ベストシーズンの休日。どこも人だらけ。やっとイギリス大使館近くのポイントから釣りを開始。が、、、ミノーイング船に先を越され、しかも、このボートの人は魚釣りを知らないのか?かなりのスピードでポイントに近づき、かなりのスピードで去っていった。自分で自分がやろうとしたポイントを潰す愚かな行為を朝一から見てしまった。ここのポイントは諦めた方がいいと判断。八丁方面へ進む事にした。

(上の写真は新緑の中禅寺湖の林道。)

 新緑の林道を進みながら、ポイントを探すが、イタリア大使館からむじな窪のポイントは先客ありの状況。そのまま、八丁方面へ向う。この日は気温が高いために、朝の早い時間から、春ゼミの大合唱が始まっている。いつも夜明け前にこの道を歩いているためか、新緑の林道を朝一の日が出てからの時間を歩くのは初めての光景である。この新緑の道を歩くのはかなり気分がいい。

 そのまま歩き続け、八丁の小寺ヶ崎側のポイントに到着。しかし、ここのポイントは去年の今時期よりも人出が多く、入るポイントが見当たらない。やっと、ワンドの浜の真ん中のあたりのポイントを見つた。この日は寝ていないため、30分程の睡眠をとることにした。睡眠後、朝食をとり、釣りを開始。ミノーの13cm前後でポイントを探る事にしたが、沈黙の時間が続くだけであった。

(上の写真は小寺ワンドの様子。春ゼミが早い時間から浮いていた。)

 沈黙の時間が続く中、右隣のフライマンにヒット!かなりの良型のホンマスらしき魚をランディング。その光景を見ていた私の前でボイルが起きた。すぐさま、へドンのクレイジークローラーをキャスト、着水の波紋が消えたら、竿先で動かし、魚を誘う。魚と釣り人の心理戦の開始である。そして、私のルアーの所で、ド派手なボイルが起こったが、私のルアーには食い付かなかった。銀毛の魚でマスと判る魚体だった。その後、この魚は、私のストレスを溜めさせたいのか?同じような光景を繰り返し、その後、沈黙。心理戦の結果は魚の勝ちとなった。沈黙の後、湖面を眺めると、春ゼミも大量に浮いているのだが、ワカサギもかなり浮いており、魚はこれにボイルしていたのかもしれない。もう少し、現場の状況判断をしていれば、結果は違うものになっていたかもしれない。その後、ワカサギが2匹釣れただけで、ポイントは沈黙。その後、三角方面へ移動するが、どこも人だらけでポイントに入れず、そのまま、立木方面へ向った。

(上の写真はワカサギのダブルヒット。ワカサギならボーズ知らずなのだが、、、。)

 途中、イタリア大使館で休憩。夕方近くまで、ここのポイントで粘るが、マスの反応は無し。最後の賭けで、本づか方面へ向った。しかし、ポイントは人だらけ。入る所がない。そのまま歩き続けると、立木のポイントが空いている。そこでマズメを粘ることにした。釣りを開始して、数十分後、ワカサギの群れが水面で大きく散った。それと同時に、それを襲う魚の水しぶきが散る。ワカサギの群れの最後尾辺りにミノーをキャスト。逃げ遅れたワカサギを演出する。しかし、反応がない。しかも、ライズが不規則で行動パターンが読めない。その後も先の攻め方で攻めるが、反応は無し。攻め続けると、ポイントの真上の駐車場から見ていたギャラリーの話声が聞こえた。

ギャラリー。            「デカイ鮠だな。鮠がワカサギを追っている。」
それを聞いた私。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ギャラリー。            「マスのライズはまだ見られないな。」
それを聞いた私。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 そう、ライズの正体はドデカイ鮠。一機にモチベーションが下がる。ここで本日の釣りを終了。その後、ギャラリーの人と喋ったが、上から見ると鮠だとわかるぐらい良く見えたそうな。今回も敗退。多分、来週が中禅寺湖は最後だと思う。最後の逆転サヨナラホームランは 出るのか?次回に期待を賭ける。

(上の写真は夕マズメの中禅寺湖。)

少し長い追伸。

 この日に釣りをしていて気付いたのだが、釣り場のゴミが多い。私は中禅寺湖3年目だが、ゴミが年々増えている気がする。タバコ、空きの缶やペットボトル、弁当、釣り糸、釣り具のパッケ−ジなど。明らかに釣り師のゴミとみられる物が多く、気分が悪い。私はタバコは吸わないが、携帯灰皿を持って行くのは常識であるし、その他のゴミも持って帰り、ちゃんとしたゴミ箱などに捨てるのが常識である。釣りの技術を磨く前に、釣り人としての内面的な物を磨くべきである。といより、この事ができないのなら、釣りをしなくていい。というより、釣りをするな、釣り場に来るな。

 この日、神奈川の釣り師と話した。「20年ぶりに来たが、水が汚い。水質が20年前と目に見えて悪くなっている。昔はこんなんじゃなかった。」とショックを受けていた。この言葉は何を意味するのか、少し考えて欲しい。釣り人も、漁協も、自治体も。中禅寺湖で釣りをする事の意味とは?自然を相手にした観光事業とは何か?一人一人の考えが重要なのではないか。今、中禅寺湖は変わらなくてはいけない時期であると言いたい。本当に重要な時期に。考えて欲しい。一人一人が少しずつに。

 

 

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