2005 September Gunma Ken S Lake&Back Water Fishing Diary

 

  

 2005年 9月4日(晴れ) 

  今シーズンも、あと1ヶ月を切った。2005年を有終の美で飾べく、ホームグラウンドのS湖とS湖のバックウォーターで、大型のラウンドロックのサクラマスと岩魚を釣るべく、S湖へ向かった。この時期は、高水温、低水位、魚の低活性やスレが考えられる。ましてや、産卵前の荒食いはもう終わっている事が想像ができ た。今回はかなりの苦戦は容易に想像できた。

 朝5時。現場へついたのだが、バックウォーターのポイントというポイントに大物狙いと分かるエサ釣り師がおり、思うようなポイントに入れない状況だった。しかたなく自分はバックウォーター最下流部に入ることにした。

 身支度を済ませS湖に下りた。今回はS湖のバックウォーターに遡上している大型のサクラマスや岩魚がターゲットである。今回はタックルも大物に耐えられる物を用意した。(ロッド ジャクソン ケイロン スーパーレインボーSR8F782 リール アブガルシア カーディナルC4 ライン バリバス カバーブレイカーVEP8lb バリバス スーパートラウトアドバンスVEP8lb)

 しかし、釣りを開始してみたが、やはり無反応の状態が続いた。S湖全体の水位があまりにも低いのが気になる。これでは大きな遡上を促す水位には到底ない。しかたなく今度は遡上待機をしている魚を狙 いを変え、S湖自体を狙ってみる。やはりS湖本体も無反応だった。

 無反応のまま時間は過ぎ、気温は真夏日に近いことが想像できる所まできたところまできたので、この日の釣行を終了した。

 

  

2005年 9月11日(曇りのち晴れ)。

  今回は場所取りの意味合いを兼ねて、朝4時半には現場に到着していた。この何日か前に台風が通過しており、S湖の水位もかなり上昇して いた。否応なしに期待ができる。

 釣りを開始するためにポイントに降りる。今回は前回とは違い、他の釣り師の姿は見られなかった。前回と同じく、バックウォーターの最下流から上流部にあるバックウォーター最深部の淵まで釣り上がることにした。スミスのウエイビーの65S とイトウクラフトの山夷68S、スピナーのパンサー10グラム、ブレットンの7gを、流れの速さと深さに応じて攻める。 しかし、このポイントの反応は皆無だった。

 最深部の淵に到着。今度はボトムを意識して、ダイワのチヌークS10〜14グラム、スミスのヘブン9〜16グラムで淵の流れのボトムを攻めた。流れをリフト&フォールで攻め る。淵の流れの中のここぞというポイントでは強めのアクションをつける。もし魚が居れば、リアクションバイトで反応すると思った ためである。ここでも反応は皆無に終わった。

 今回は台風の影響の増水で魚はかなりの上流まで遡上しているかもしれないと考えられた。ここの場所で粘るより上流のポイントまで移動することが最善策と考え、ポイント移動を決意した。

(写真は次に目指した最上流部の堰のポイント。)

 

 次に目指したポイントは上流部にある中規模の堰がポイントである。ここの堰はS湖から遡上してきた魚が数多く溜まるポイントであ る。いくら台風で水位が増えたといえ、この堰を越える水位にはなっていない。魚はここに最終的に留まっていると考えられた。

 ポイントに到着。流れは渓流のような感じだった。流れが渓流のようでも、溜まっている魚は大型がいる事が想像できる。タックルも大物に耐えられるものではいけない。また不用意にポイントに近づき すぎて魚に警戒されないために長めの物を用意した。(ロッド ジャクソン ケイロン スーパーレインボーSR6F 702 リール アブ カーディナル3 ライン バリバス スーパートラウトアドバンス 8lb)

 堰の下流から攻める。スミスのウエイビーの50S&65Sとイトウクラフトの蝦夷50S&山夷68S、スピナーのパンサー7g&ブレットン5グラムを流れの強さや深さに応じて攻め上がる。しかし下流の流れからは反応はなく 、堰の近くまで来た。

 堰本体を攻める事にする。堰下はかなりの水深があり、迷わずにルアーをスプーンに変えた。まず自分から見て流芯右側の流れをアングラーズリバプリックのカレン55の7gで攻める。ルアーをアップストリームでキャスト、カウントダウンで沈め る。堰の流れをリフト&フォールで攻める。ここぞというポイントで強めのアクションを加える。流れの巻き返しの所でルアーにブルブルという反応があった 。すかさず合わせたがフッキングしなかった。それからも攻めたが、ここのポイントの反応はこれしかなかった。仕方なく今度は自分から見て流芯左側の堰の最深部を攻める事にした。

 最深部を攻めるのでルアーをスミスのヘブン9グラムに変えた。 このルアーに変えた理由は、シルエットが小さく、幅も肉厚で沈みが早い。ここのポイントには最適なルアーである。

 ルアーを堰の白泡の中にキャストした。これは着水音を出来るだけ抑えるためである。ルアーをカウントダウンで 素早く沈め、先程の攻め方で攻める。ルアーが白泡の切れかけの所に来たところでルアーに強めのアクションを加えた所、グンと重くなった。すかさず合わせる。最深部にもぐり込まれないようにロッドワークとポジショ ンを変えながら魚を誘導、ランディングに成功した。

 魚はこの時期にしては珍しい銀毛の30センチのサクラマスだった。狙っていた大物ではないが鰭が美しい魚体をしていたので満足だった。 写真を撮影後、さらなる大型になることを期待してリリースした。

 この後にも堰 を攻めた。先程の魚のヤリトリで場が荒れたのか解らないが、その後の魚信はなかった。一か八かの賭けで、堰の上流まで攻めたが反応は皆無だった。気温や日差しが高くなってきたので、この日の釣りを終了することに した。

 

(写真)30センチの鰭の綺麗なサクラマス。

 2005年 9月19日(晴れ)

  私のスケジュール上、今シーズン最終日 になった。今回もS湖のバックウォーター、前回の堰、S湖に流れ込んでいる沢などを攻めたが反応は皆無で終了。前回よりも水位が大幅に減水していることも大きく影響していると見られた。

 今回の釣行は30センチのサクラマス1匹だったが、このタフコンディションの中で自分の読みと攻め方が当たり、自分としては満足のいく結果だったと思う。来年には超大物を釣るという目標を掲げ、2005年のシーズンは終了するとした。

 

 

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