平安時代後期、貴族たちが自分の牛車につけた印が始まりであるといわれている家紋。

戦国の世には敵味方を区別するために旗に付けられていましたが、

戦乱の世が去り江戸時代に入ると、敵味方の判別と言うより、紋付が常識化したと言うようになり

着物の有紋に意味合いが強くなり、優美な伊達紋や加賀紋が出来てきました。

明治維新以後は、国民のすべてが苗字を持つようになり、紋付が礼装として一般化すると、

家紋は苗字に付随してあるものとして普及し、 現在に至ったのであります。

自分の家族とそのルーツを表す家紋・・  あなたの着物に付いている紋も、 歴史と家族愛によって

受け継がれてきた意味深いものです。

 

 

 

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