生命科学を考えるにあたっては、大きく分けると「生殖」「遺伝子操作」「再生医療」に分けることができるであろう。
「生殖」に関する技術には、人工授精、体外受精、クローン技術による体細胞を使用した受精など、
「遺伝子操作」に関する技術には、遺伝子治療、遺伝子組み換えによる優生動植物の生産・量産など、
また「再生医療」に関する技術には臓器移植、ES細胞による臓器等の作成などが挙げられる。
生命科学はどんどん進歩し、いのちをモノとして捉え扱うこれらの技術に対し、人道的・生命倫理的解釈は
その進歩に追いついていないようである。ここでは、ES細胞作製問題に焦点を当て、
佛教経典から判断して佛教はいのちの始まりをどのように見、生命操作をどのように考えるか、
さらに佛教者の役割はどこにあるかを考察している。
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