イラスト/尾山泰永                    イラスト/好善信士              イラスト/ペイントロボ

漫画屋無駄話 其の2000
▼昨今の神保町めぐりでの発見。「書泉ブックマート」と「書泉グランデ」、いつの間にか成年コミック置き始めてるのな。10年以上前、同人誌販売で「高岡書店」や「まんがの森」と共に、警視庁保安課のガサ入れ受けて以来、1冊たりとも並べてなかったのに、背に腹は代えられないって事だろう(けど今さらねえ…)。珍しく凄く忙しい。今夜は高崎で一杯やれない。『出版業界最底辺日記』の発売を記念、連続で「嫌われ者の記」を更新しようとしたが、その時間もない。('06.8/4)

漫画屋無駄話 其の1999
▼JR東日本のあこぎな革マル商法が…じゃなかった。またやっちまったよ。昨夜は新橋の「蛇の新」でタコ多田他と宴会だったのだが、11時前に事務所に戻ると、上着を羽織ってない(ポケットには老眼鏡と小銭入れ…)。今日昼頃に電話すると、一水社にあると。この暑い中回収に行かされた、哀れなアンナ。数日前原稿持参した、いトうの足が赤っぽくむくんでた。時々なるらしいが(一定の姿勢で仕事するので)、少し心配(腰痛も)。「嫌われ者の記」を久々に更新。('06.8/3)

漫画屋無駄話 其の1998
▼JR東日本の券売機や改札口での、スイカ客の異常な優遇振りに、既視感。同様な差別選別商法で知られた大学祭が昔あった。早稲田際だ。70年代の同大学祭は、パンフを買わないと(つまり革マルにカンパしないと)、入場出来なかった。“革マル商法”は今JR東日本で脈々と生きている。スイカ客の動向は、通話記録同様に全て保存される。アホスイカ客は、金払って革マルにプライバシーを売り渡してるのだ。真弓大介センセと、金子修介監督無駄話。佳作、『神の左手 悪魔の右手』に、懐かしの山本奈津子が。('06.8/2)

漫画屋無駄話 其の1997
▼「書肆アクセス」で3度目のサイン(15冊)。従来通りの名前だけじゃ地味。で、まず使った事のない、赤い社印もおまけにペタペタ。カックイーーッ!!(これは何も、「東京堂書店」のサイン本コーナーで、2流作家ほど〜柳美里、町田康、車谷長吉の女房の高橋ナントカ〜お習字教室ごっこして、朱色の落款まで捺印している、昨今の笑止な風潮への皮肉ではない)。そこら、ヨリ様(笙野頼子)、金井美恵子は恥をわきまえている。好善信士、矢島Index、いトう、ふじたじゅんと電話で打ち合わせ。('06.8/1)

漫画屋無駄話 其の1996
▼清水おさむと良く打ち合わせをしたのは、お茶の水駅を背に、今もある百瀬ビル(駿河台3丁目)前の路地左手の、「コンパス」だったが、右側の半地下のような所に、「紫陽花」という喫茶店も。吉岡実はここで見掛ける事が多かった。路地を直進すると四つ角。左には旧筑摩書房の古びた社屋。右に折れると、店名は忘れたが、味は並だがやたら量の多い、カウンターのカレー屋が。赤線の残党みたいなおばさんの経営するタバコ屋も、近所に。『神の左手 悪魔の右手』でも観に行くか?('06.7/31)

漫画屋無駄話 其の1995
▼創価学会、革マル派、オウムは日本の3大カルトだが(危険な順に列記)、ひどいね、革マルを用心棒にしてるJR東日本。西岡研介のルポ連載の、『週刊現代』の中吊り広告拒否と(確かに『週刊ポスト』のしか見ない)。国からタダ同然で資産を払い下げられた元官僚の経営陣が、カルトに乗っ取られた組合と談合、利潤を山分けした上、言論弾圧だ。定期買う客の個人情報も握ってるし、アルカイダよりJR東日本の方が怖い。日共の公然活動家いじめしか出来ない、日本の裏金公安警察は児童相談所に等しい?('06.7/28)

漫画屋無駄話 其の1994
▼うれしい。『週刊文春』(今日発売号)連載、坪内祐三の「文庫本を狙え!」で拙著が取り上げられた。幸せな本だ。福田和也と坪内祐三に満更ではないと。書評界の芥川賞と直木賞を、同時に受賞したようなもん。浮かれず自戒もせねば。つまり、昨日の高取英の本に対するような、へっぴり腰は許されない(でも怖いヨ)。“それにしても、SEXに強くなりたいもの”は、長い間接してない、最愛の妻へのザンゲです。「書肆アクセス」で、退院した畠中店長を久々に。ホッ。('06.7/27)

漫画屋無駄話 其の1993
▼いトう、あとりKに、単行本の増刷の件で電話(俺も内心夢見てるが…)。高取英の『寺山修司』(平凡社新書・本体780円)読了。“パクリ”“ホラフキ”“ノゾキ”の負的3大イメージから、修司を断固死守せんという、防弾チョッキのような本(780円のチョッキじゃ…)。読者はそれを百も承知で楽しんでるのだから、頑なにならなくていいのに。これ以上書いて、空手の有段者に殴られるのは怖いので、続きは誰も読んでない『記録』のコラムで。拙著への批評、「Krafty」さんも綿密にどうも。('06.7/26)

漫画屋無駄話 其の1992
▼自主的書店回りや、下手なサインしたり等、自分の本出すのって凄く楽しい(年に2冊位は…)。ネットの批評もうれしい。「―購書&購盤日記―」のようなベタボメも悪くないが、文章上の矛盾も鋭く突いた、「レイヤーを統合」が、一番今までの所身にしみた。アマゾンのレビューで、拙著の合わせ買い本、『うつうつひでお日記』(吾妻ひでお・角川書店)を、小谷野敦御大がバッサリ。いんだよ。あんなの放っといてもパカスカ売れんだから。俺みたいな無名人の本ほめる方が、ずっとカッコいいのに。('06.7/25)

漫画屋無駄話 其の1991
▼戦争物を中心に格安500円DVDを良く買うが、白黒なのに画像がひどい(特に元大陸書房の塚田社長が黒幕の、コスミック)。単にビデオをデジタル化しただけ。メーカーによっちゃ、もっとスミベタがシャキッと出てる場合も?10数社以上が乱入してるらしいが、どの社がいいのか誰か教えて(『砂漠の鬼将軍』など、いい画像で再見したい)。今月の「嫌われ者の記」で詳しく触れたが、長野の阿宮美亜がモロ水害を。特別に『出版業界最底辺日記』を1冊、見舞い代わりに送る。('06.7/24)

漫画屋無駄話 其の1990
▼非情。忠実な朕の股肱に対して、あんまりでは?昭和天皇の靖国メモの件だ。不本意であっても(俺はそうは思わないが)、彼等を追認したのは自ら。大元師が退位しないで済む国なら、東篠英機以下が合祀される位は当然と、大東亜共栄圏を未だ信ずる者が思うのは自然。初めてA級戦犯に同情。保身術は誰のモノであっても不快だ(今の天皇は、息子夫婦以外でも苦労が絶えないな)。ウンザリ。図書印刷がドジり、青焼きの出し直し。それが4時と。高崎で一杯やれないかも。('06.7/21)

漫画屋無駄話 其の1989
▼傷心。ビックネーム(川端康成、金子光晴)は再編集本だし、他は無名の人ばっかの今月のちくま文庫。9冊中、当然拙著がダントツの売り上げかと思いきや、第2位と(発売一週間のデータ)。チッ!ただ昼頃、アマゾンで970位と、初めて1000台を切ったのはうれしかった。担当編集者を介し、『JUKU』(清水おさむ・青林工藝社・本体1200円)のサイン本をいただく。買う予定の本をもらっても、あんまうれしくない。筑摩書房近くの喫茶店「コンパス」で、よく打ち合わせしましたネ。('06.7/20)

漫画屋無駄話 其の1988
▼松文館の貴志社長が、拙著献本への礼をわざわざ電話で。「懐かしい話が一杯で…」何せ俺の中学生時代に、『コミックVAN』で遠山さんにシゴかれてた、元売れっ子漫画家だし。一昨日、チョイ時間が余ったので、南陀楼綾繁も参加との、松屋の古本市へ。やってない。社員に聞くと浅草店と。銀座線で訪ね、それなりに買うが、南の字も綾の字もない。匿名スタイルなのか?昨日になり奴のブログを見ると、松坂屋だったのだと。バック忘れ騒動といい、マヌケ度が日々増している。('06.7/19)

漫画屋無駄話 其の1987
▼自らの浅学非才振りが実名暴露されていて、赤面の至りなのが私家版、『三國一朗の放送室』(濱田研吾)。240P近くあり、年譜や索引もバッチリ(一文にもならんのに…)。こういう人にだけはケンカを売ってはいけない。運が良ければ、「書肆アクセス」で買えるのだろう。そのアクセスで、今日もまた『出版業界最底辺日記』に20冊サイン(大日本印刷や凸版印刷関係者は、同店で集中的に買うように)。あちこちの本屋を歩いた感じじゃ、同時発売のちくま文庫の中じゃ、売れてる方な気がするが…?('06.7/18)

漫画屋無駄話 其の1986
▼書店拙著待遇ウォッチング(神保町再び)。「三省堂」2階。2段の平積みの背が低く。いいぞ!!(けど小便したのみで退店)「すずらん堂」にも9冊。最初の注文見込み数が甘いんだヨ(エラソーに!)。「日本特価書籍」、残りたった2冊。早く追加を。お礼代わりに、店内で馬鹿声で携帯使ってた爺さん、叩き出す(“俺たちの遊び場”を、不愉快なドラ声で汚すな)。が、さすがは年の功。再入店の際に俺にわびた。大洋図書ビル手前で、女連れの中年男が暑さで倒れ、救急車が。('06.7/14)

漫画屋無駄話 其の1985
▼書店での拙著待遇ウォッチングその2(新宿編)。昭和40年代風の「紀伊國屋書店」2階の文庫コーナーで、『出版業界最底辺日記』を、延々立ち読みしているやせた30位の男(時々座り読みも)。蹴飛ばして負傷させれば、余りな理由に新聞ダネ化、いい宣伝になるかもと考えたが、妻子の立場を配慮、グッと耐える。遂にバッグ発見。昨夜、「串鐵」と「一番や」の間の「大王」に行ったら、左右田一平風の2代目が、「勤務先わからないので連絡出来なくて…」と差し出す。その夜ここにも来てたとは。フ−ッ…。('06.7/13)

漫画屋無駄話 其の1984
▼神保町新刊書店、拙著待遇ウォッチング。ベスト1。「三省堂」2階。ちくま文庫コーナーの角に、何と2段も平積み(他は1段)。同店、2階のトイレにしか行かない日も多いが、今後は考えを改めよう。一水社版を腐るほど売ってくれた、「すずらん堂」には1冊ポツリ。で、なぜか同時発売の、高取英の『寺山修司』(平凡社新書)を「日本特価書籍」で買おうとしてると、同世代のゴマ塩頭が、すぐ隣の『出版業界最底辺日記』をパラパラ。「買えっ!!!」と内心念じたが、棚に戻しやがる。秋にすい臓ガンで死ぬだろう。('06.7/12)

漫画屋無駄話 其の1983
▼『出版業界最底辺日記』、一般書店に並ぶのは12〜13日だろうが、神田の「書肆アクセス」「信山社」「日本特価書籍」には既に(アクセスで約20冊にサイン。近所の小学館、集英社関係者は、同店で重点的に買うように)。中でも感無量だったのは、客んなって34年の日特に、初めて自著の“雄姿”を飾れた事(将来、下のゾッキに積まれりゃ完璧)。明治時代の駆け出し作家が、『中央公論』編集長の滝田樗陰に、執筆依頼を受けた気分?(オーバーな…)日特のお婆ちゃん、最近見ないが元気か?('06.7/11)

漫画屋無駄話 其の1982
▼ようやく例のカバンの件を忘れつつあった今日、某氏からのメールで、「2軒目を出た時は持ってたような…」との説。その店、つまり「一番や」からは、漫画屋まで直線距離にして約300メートル。いよいよ謎は深まるばかり(バ〜カ!!)。にしても、月曜日は勤労意欲がわかない(忙しいのに)。某チンピラ漫画家が窓辺で仕事中。昔と違い、このタイプの単行本は例外なく売れなくなった。あ、拙著『出版業界最底辺日記』、今日配本っすね。「日本特価書籍」には既に?('06.7/10)

漫画屋無駄話 其の1981
▼幸い控えがあったので、アドレス帳紛失後も何とかやってるが、ゲシュタポ幹部こと、カワディMAXの電話番号が、どうにも突き止められない。おい!ネームの締め切り日だろ!!自分から電話寄こさんかい!!!(威張るこたねえか…)忘れてた『書評のメルマガ』の「版元様の御殿拝見」、南陀楼綾繁が今夕まで必ず入れろとメール。タダでも落とすのは嫌いなので、源流社編をデッチ上げる。同社、よりによって俺がカバンをなくした、「串鐵」&「一番や」の入ってるビルなんだヨ。トホホ…。('06.7/7)

漫画屋無駄話 其の1980
▼「シネマテークたかさき」の会員証、新聞雑誌の切り抜き、筆入れ…死んだ子の年を数える初老男(昨夕、九段下交差点の交番に届けを。親切なお巡りさんで感動)。で、『出版業界最底辺日記』も1冊入ってたんだよ(PR誌『ちくま』も)。さっきタコ多田が、見本を送ってもらったらしく、「文章がスピーディーになってて面白い。売れるかも」と電話で。余計に不安に。内容が内容だけに、ちゃんと配本されるまで心配(版元、筑摩書房の悪口もタップリ)。早くまき終わって安心させて。('06.7/6)

漫画屋無駄話 其の1979
▼老眼鏡、小銭入れ、手帳、住所録、『松本清張研究』、『救援』、『レコンキスタ』、カサ、クシ、佐伯彰一の単行本…。天国から地獄へと言うのだろう。昨夜『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)の見本完成を祝し、関係者と宴会したのだが、朝、事務所で目覚めたらバックがない。「串鐵」か「一番や」に忘れたのだろうと気楽に考えてたが、両店共にない。「ア−ーッ!!」いくら小学生の時、学校にランドセル忘れた男とはいえ…。財布やカード、定期は無事だが、しばらくは立ち直れない。('06.7/5)

漫画屋無駄話 其の1978
▼昨日、竹書房の陰毛ビル前で、同社の『ホームレス大図鑑』(村田らむ)に、山谷争議団他が抗議活動。もらったビラ見て思う。第2次産業同様、ビラ作りの技術も全く継承されてないと。ふやけた明朝体文字にスカスカの行間、表と裏で天地逆。「マジメにやれ!!」(健さんタッチで)。てっちゃんと業界電話無駄話後、神保町へ。「田村書店」店頭で、長々と立ち読みしてる爺さんが。「ンなトコで読んでちゃ本が見らんねえよ!!」と、すぐどかしたが、結局大したモンはなし。('06.7/4)

漫画屋無駄話 其の1977
▼ジュークボックス1台に、日本人の誇りと血税3兆円差し出す国辱首相や、オランダ静養に一億円(『週刊文春』)を出費する皇太子夫妻を横目に、赤貧赤子は昨日華々しい体験を。高崎駅前、「高島屋」屋上での、真っ昼間のワンカップデビューだ。銘柄は「棒名山」(230円)。つまみはポテトチップ(105円)。日本人の幸福感をヒッシヒシヒシ。「シネマテークたかさき」でさっき観た、『ホテル・ルワンダ』に比べ、我々は何と幸福な事よ。高い税金さえ払えば、殺されずに昼酒まで飲める。('06.7/3)

漫画屋無駄話 其の1976
▼1976年、俺は大学4年で、一応就職活動を。結局遠山企画にもぐり込んだが、アップル社という自販機本屋も知人に紹介された。両社共に、素性、人格、学歴にふさわしい就職先だが、前者を選んだのは、やはり「本屋で売ってる本を…」とのミエだった。で、東京地裁の3馬鹿裁判官、毛利晴光、宮本聡、松永智史にも呆れ果てる(公務員のビラまきパクリ事件で有罪判決)。“公安警察の公共事業型違法捜査”にGOサイン。家で子供に恥ずかしかねえか?(俺はいつも自分の仕事、恥ずかしいと思ってるが…)('06.6/30)

漫画屋無駄話 其の1975
▼7年前に買ったまま積んどいた、『不敬文学論序説』(渡部直己・太田出版)を。異常に多い漢字、超長い段落と、70年代の新左翼の機関紙風文章に激ウンザリ。松尾スズキあたりが、イラスト入りで現代語訳してくれないか(この人とすが秀実は別人なんでしょ?昨今の吉永小百合と市原悦子のように、区別がつかない)。で、都の公金を平然とチョロまかしてた泥棒知事、石原慎太郎、TBSの誤報にマムシのようにからみ、裁判で8000万要求してたが和解と。一体陰でいくら動いた?('06.6/29)

漫画屋無駄話 其の1974
▼“武士道サッカー”が実は世界一の実力なのは、昨日具体的に論証したが、今や大東亜戦争も、我が大日本帝国が米国に勝利してたのは、世界の常識化。昨日まで鬼畜米英を叫んでいた天皇から下々の者まで、マッカーサーに平伏する“振りをした”から、米国は図に乗り、朝鮮で引き分け、ベトナム、そして今イラクで敗れつつある。“奴隷の振りをした”神国臣民の演技力(?)こそが、本当は世界で唯一の勝利者なのだ!!!(ハーッ…)。今夜はやっぱ、「新文芸坐」の『血を吸う薔薇』か。「凡人回想録」を更新。('06.6/28)

漫画屋無駄話 其の1973
▼好善信士、ニコニコ来社。彼みたいな温厚な性格の奴を怒らせると、本当に怖いだろう(仕事がらみでなければ、一度そうしたい気も)。で、日本のサッカーは3戦共に勝利してたのではと、この数日ふと。日本選手は球が来ると、攻め込まずに自軍方向にポンポンパス。敵のスキを突こうなどという、邪念は一切ないのだ。毛唐共が陣地を構えられるよう、時間をかせいでやっている。まさに“武士道サッカー”。日本は一見は敗れてるが、高貴な精神で勝利してる(バ〜カ!!)。('06.6/27)

漫画屋無駄話 其の1972
▼糞高田文夫の『笑芸日記』のせいで、一挙に地に落ちたちくま文庫の“権威”だが、盛り返す快著が。『カップ酒スタイル』(いいざわ・たつや)だ。全てに余りこだわらない、ほどほどさに好感。ゲット、よさげ他、若者言葉を外して使ってるのも粋だし、カッコいい。これで内田百間の名前など出さなければ、80点上げたのに(若山牧水はかまわない)。7月10日発売の、俺の『出版業界最底辺日記』の、20分の1位は面白い。何せ昨日、早速地元スーパーでワンカップを漁っちゃったしな(染まりやすい奴)。('06.6/26)

漫画屋無駄話 其の1971
▼しつこく高田文夫叩き。『笑芸日記』によれば、息子は高田が仕事してる、『日刊スポーツ』に入社と(うれしそうに明記)。コネじゃなく実力でだろうが、親父の息のかかったトコなど、俺なら死んでも入らない。さすが江戸っ子は一味違う。高田の対極の天才・松尾スズキ(21世紀の笠原和夫)、まだ「東京堂書店」じゃゲテモノの代名詞、サブカル棚に(戯曲以外)。女流棚に拘泥したり、本屋は本当に保守的。町田康など撤去、スズキをま行にドンと並べろ(単にあいうえお順にすりゃいいのいヨ)。「凡人回想録」を更新。('06.6/23)

漫画屋無駄話 其の1970
▼昨日は一杯やる前に、専大交差点近くの、「梅の湯」で一風呂浴びたので、ビールが一際うまかった(入浴料430円)。で、『週刊新潮』によれば、高田文夫はノイローゼと。末広亭で自分の落語が受けなかったせいと。受けた事もあったの?(信じられない)同じちくま文庫の日記本とはいえ、『出版業界最底辺日記』は『笑芸日記』の48倍、いや、69倍は面白いので、絶対に買うように(謙虚さと誠実さが売りの俺が、ここまで言うのだから保証付き)。少し忙しくなる。('06.6/22)

漫画屋無駄話 其の1969
▼本欄の回数が西暦上俺の発情期で、ちょっとセンチに。で、高田文夫みてなイモ男の本読んでると、58点級の高平哲郎や吉川潮が80点級に見えて来る。書く芸人伝はちと甘いがその吉川、昨日の『日刊ゲンダイ』で、舘ひろしを年齢から『功名が辻』での信長役は無理と批判した事を、出来を見て率直に謝罪。偉いな。が、日ゲン、上野昂志の「あの時代ヒーローがいた」での、『ギターを持った渡り鳥』とのキャプション付きスチール、『口笛が流れる港町』のような気が?(明日自宅で調べよう)('06.6/21)

漫画屋無駄話 其の1968
▼『笑芸日記 一九九六−二〇〇五』(高田文夫・ちくま文庫)を読んで感じたのは、まず“痛々しさ”。著者は本当に無理して背伸びを。立川談四楼(18点)、快楽亭ブラック(28点)クラスに比べりゃ、元々38点位の才気はあるのに、70点の位置にいると思い込もうと努力。その様が痛々しく笑えない。だいたい、自ら獲得した訳でもない生地(東京)を鼻にかけたり、奨学金出してやった訳でもない、大学の先輩や後輩を自慢すんな。粋だシャレだの言葉が泣くぜ。小林信彦もだが、この種の輩を“東京生まれのド百姓”と呼ぶ。アハハ。('06.6/20)

漫画屋無駄話 其の1967
▼“ヒデ、オオカミの気迫”(『東京新聞』)“日本望みつなぐ”(『赤旗』)。今朝の一面だが、まだ日本の大マスコミは、勝負事を精神でする気だ。現実を直視しない幼児的願望に呪いあれ!!(米国や資本家と竹槍で戦えと言い出しかねない)。“日本痛いドロー”(『毎日新聞』)程度が限界。BS11でドイツのTVは、「互いにチャンスを生かせず、後味の悪い試合だった。両国の第一次予選通過は絶望的」とサラリ。第三帝国の末裔の論理を、爪のアカにしろよ(Vロケットと風船爆弾の差の源?)。('06.6/19)

漫画屋無駄話 其の1966
▼なぜ10回も書いたか?版ヅラケイこそが、映画ならモンタージュやフェイドイン&アウトを合わせたに等しい、“コマ割り”という漫画文法の根幹を成しているから。コマ間の白い余白に、読者は無限の夢を見る。正直なトコ、俺は映画や活字に対するほどは、漫画に興味がない(仕事だし…)。ただこの30年間、喰えて来たのは全て漫画のお陰(愚妻や豚娘もな)。漫画文法を正しく継承するのは、(エロ)漫画への俺の最低の仁義なのだ(一腐れ印刷屋の事などどうでもいい)。(完)('06.6/16)

漫画屋無駄話 其の1965
▼問題の『Mate』8月号を例に説明。真ん中を開くと、6折り前半の最終ページはSONO。内側ケイが版ヅラでシンから5ミリ。6折り後半のトップはふじたじゅん。下に版ヅラケイがありこれも5ミリ。コグチ側が両方断ち切りのため、念のために2ミリシンに詰めてる。その証拠にふじたの活版3P目は、また7ミリに(天地左右共にの版ヅラ内原稿)。さて小宮山の4Cのシンからの位置。1P目2ミリ。2P目2ミリ。3P目3ミリ。4P目3ミリ。漫画の基礎知識がないまま漫画で儲けているのが、明白に証明されている。(つづく)('06.6/15)

漫画屋無駄話 其の1964
▼めくら蛇に怖じずと言うが、“頭ドめくらアナコンダに怖じず”。同号『Mate』の内田こねりの前付4C4Pの版ヅラ天地を170ミリ(180ミリが正しい)に縮小したり(再校)、発売中の『本当にあった禁断愛』の版ヅラ天地を全ページ227ミリにして出稿(220ミリが正しい)、「これじゃネームが切れますヨ」と、テメーん所の無知蒙昧を天井に上げ、俺様を疑ってたが、そういう神経が感動的。創刊以来13年余、担当した営業が誰一人として版ヅラの意味を知らず、俺や大口製版にタダで教育してもらってる身分で、よくぞ言ったり。(つづく)('06.6/14)

漫画屋無駄話 其の1963
▼「こんなの何校出そうが責了にせん!!」ドラマはここからだった。三校目で各版ヅララインが、シンから2〜3ミリというキテレツな色校を。「なんじゃこりゃ!?」単なる“馬鹿の意地っ張り”かと思いきや、M営業部員のラブレターまで。“今回のような貴殿の好み(版ヅラと製本上のノドが重なる指示であっても、ノドと版ヅラケイの間に白が残らなければならない)などは考慮しません”“センター4Cの三校の製版やり直しにつきましては、遺憾ながら一水社に請求させていただく。”(つづく)('06.6/13)

漫画屋無駄話 其の1962
▼当然再校。面付け指定通りにと、赤字入れて校了紙と一緒に返品。が何とこのクズ職工、初校のまま出稿。営業いわく、「コグチ側が10ミリ切れるから、シンに寄せたんでコレでいいって…」。版ヅラ知識ゼロなのが一目瞭然。コグチ側は切れていい。漫画家も、外側に大事なネームやオマンコを描いたりしない。吹き出し内で、ネームをシンに移動すれば99%解決。コグチ側が切れる云々は後知恵で、昨今99%は全面断ちゆえ、内側の版ヅラケイに担当者が気づかなかっただけ。万一シンに寄せるとしても、そりゃ編集が決める事。(つづく)('06.6/12)

漫画屋無駄話 其の1961
▼ふじたじゅんの4C4Pは、いずれも内側の版ヅラケイイキだ。既に素人の皆さんでもわかるよう、シンから7ミリの位置に面付けすれば良い。ところが、小宮山は全ページ断ち切りに。入稿時に校了紙に、その旨を指定したにもかかわらずだ(ここが重要)。印刷現場において、版ヅラの意味のわからない職工が増えてるのは承知してるので、親切に指定して上げてる(もはや、校了紙のない版元も多いはずだが、漫画屋にはB5もA5もタップリ。希望者にはコピーさせて上げるヨ)。(つづく)('06.6/09)

漫画屋無駄話 其の1960
▼『Mate』6月号を。いトうの『隠蔽』19P、下のコマ。左右のラインが版ヅラケイ。内側はシンから13ミリ(前半)。次に丁度真ん中のSONOの「ウィークリーマンション」の10P。内側のラインが版ヅラで、シンから7ミリ。『ジェイド』は図書印刷が製版込みで請けてるようだが、『Mate』は製版が大口製版で、小宮山印刷は刷るのみ。図書も大口も、漫画の版ヅラと面付けの基本知識を、キチンと持っている事がわかる。なぜこんな事を長々と書いたかといえば、8月号の『Mate』で、シンの4Cをめぐり、笑える事件が起きたから。(つづく)('06.6/08)

漫画屋無駄話 其の1959
▼つまり、雑誌の真ん中部分に行くに従い、版ヅラをシンに寄せて面付けしないと、コグチ側(外側)の絵が切れちゃう(偶数ページなら右側。奇数ページなら左側)。『ジェイド』Vol.1を例に。いトうの「条件」、9P目を見てくれ。上は断ち切りで、一番下に横長のコマ。ここの左右、下のケイは、いずれも版ヅラの位置だ。内側のケイとシンの間を測ると15ミリ。次は真ん中のあとりK、「真奈DVD」。5P目は内側と、外側の下に縦ケイ。シンとコグチ側の版ヅララインだ。シンと内側ケイの幅を測る。4ミリだ。約1センチ詰めているのがよくわかる。(つづく)('06.6/07)

漫画屋無駄話 其の1958
▼原稿の描き方は基本的に漫画家の自由。版ヅラの青枠通りの縦の長方形や、全面断ち切り、部分的断ち切りと、物語の展開に応じて。刷り切り貼りを2〜3カ月すると、各ページの版ヅラはどこか、瞬時に見分けが(一部馬鹿を除く)。印刷屋は、編集から刷りを貼った校了紙を受け取ってからが大仕事。正しい折りごとの面付けをせねば。『MUJIN』や『真激』のような平綴じは問題ない。前ページ同じ左右寸法だから。問題は『Mate』『ジェイド』のような中綴じ雑誌。断面を見ればわかるよう、本になった際、前半及び後半と違い、真ん中部分は横幅が10ミリ前後短くなる。(つづく)('06.6/06)

漫画屋無駄話 其の1957
▼以降3〜4回、漫画の版ヅラについて書く予定。版ヅラとは何か?1.2倍の漫画原稿用紙に、青い枠があるでしょ?(天地270ミリ、横180ミリ)。あの中のスペース。相撲の土俵とでも思って。描いた原稿はB5判だと主に天地220ミリ、A5判だと180ミリに製版で縮小される。以前、漫画の本文印刷は99%活版だったので、版の刷り(コピー)を編集が切り、1ページごとに割り付け用紙(校了紙)に貼った。新米が最初にやらされる仕事だったが、実はコレが大いに勉強に。(つづく)('06.6/05)

漫画屋無駄話 其の1956
▼昨日の小宮山印刷は雑仕事の、大日本印刷は吝嗇業務の、凸版印刷はルーズ営業の、各々総代として、拙著『出版業界最底辺日記 エロ漫画編集者「嫌われ者の記」』(ちくま文庫・定価950円・7月10日発売)に頻繁に実名で登場するが、各社にお願い。営業妨害だと、裁判所に販売差し止め請求を起こしてくれないか?東京地裁には君が代に反対、卒業式を2分遅らせたに過ぎない国士に、20万もの罰金を課したイカレポンチ判事、村瀬均のようなクズもいるし、勝機はタップリ。勿論、本の宣伝にもなる。('06.6/02)

漫画屋無駄話 其の1955
▼タコ多田から電話。「『Mate』のシンの4色の件で、小宮山印刷の営業がウチに泣き付いて来てさ。若い編集の話じゃ、営業の言う事が正しいんじゃって…」ケッ!チンポの毛の生え揃わん、ガキと俺を一緒にすんな。コグチ側が切れる恐れがあるからと、シンの版ズラケイを無視、勝手に全面断ちにしちまうような糞印刷屋の寝言、まともに相手にすんな。小宮山も版元にチクるより、池袋の大口製版に頭下げ、漫画の基本の教えを乞え。スーパーのチラシでも刷ってる気?('06.6/01)

漫画屋無駄話 其の1954
▼著者の昨今の著作にはやや疑問はあるが、『東條英機と天皇の時代』(保阪正康・ちくま文庫)は、従来からの東條の“人間、軍人、政治家を通してのクズ”というイメージを、より具体的に補強してくれた(敗者としてもクズだったと知る)。中でも呆れたのが、男3人、娘4人が敗戦後もピンピンしてた点。政敵を最前線送りにして消してた男の子供が、徴兵年齢に達して元気だったのに安全圏でヌクヌク。ビン・ラディンも、自分の子供に自爆テロはさせてねえが。新宿にでも行くか。('06.5/31)

漫画屋無駄話 其の1953
▼月末の受難。小桃が、「なかよし倶楽部」に横5分の1PRを入れろと言われ、何を勘違いしたか、角のPRを。「馬鹿女め!下半身のゆるさが頭に感染しやがって!!」とボロクソ。が、一般漫画家と違い、4コマ漫画にPRが入る事はまずない。角と5分の1の区別がつかないのも、やむを得ない気も(確認を怠ったのは悪いが)。「小諸そば」、量が多いよね、最近。2枚もり(400円)は肥満気味の時に食べるが、ダイエット効果ねえよ今は。先にそばにわさび塗り、つゆに入れる男を見た(九段下店)。('06.5/30)

漫画屋無駄話 其の1952
▼某漫画家を電話で一喝。「馬鹿野郎!ボッキしたチンポが垂直に立つかっ!!ヘソに向かって立つんだろっ!!!」マンコをヘソの真下に描く奴は時々いるが、テメーも1本持ってる野郎が…。情けなくなる。『ジェイド』『記録』の見本誌を発送。前者、漫画屋の雑誌にしては上品な表紙。さて返品は?(神のみぞ知る)やっぱし「嫌われ者の記」は週末完成せず、今夜これから。あ〜やだやだ月曜日から。夕飯はどうしよう?もう近所はファミマ、セブンの弁当も含め、全部飽きた。('06.5/29)

漫画屋無駄話 其の1951
▼松尾スズキの『キレイ[2005]』(白水社)を読み、絶頂期の井上ひさしをふと(活躍分野は、より多面的かつ重層的だが)。不精な女房と、いつまでもひっついてろよ(尻軽女房と別れたとたん、井上ひさしは超ポンコツ化)。好善信士が窓辺でトーン貼り。どうも追い込みが不徹底(笑顔はカワユイが、漫画家は愛嬌より原稿の質)。自分の本の校正で昨今全く映画に行けなかった。この週末はと期待したら、「嫌われ者の記」や「ズンドコジョッキー」、その前に「ヤケクソジョッキー」。('06.5/26)